先週は、昨年6月以来、二度目のミラノ出張に出ておりました。
朝早く(8:40発)デュッセル空港に到着して早々にゲート前に到着、ぼんやりと今日の流れ
(もちろん仕事です!)などを考えていました。
ふと気が付くと、ざわついていた周囲の雰囲気が何となく一変している。
行き先表示板を見ると、それまで表示されていたMXP(マルペンサ):LX○○○○便の表示
が消えているではありませんか!!
ゲート変更か、それとも・・・・
嫌な予感と共に総合行き先表示板を確認しても、こんな時だけ英語表示が出ていない!!!!!
道行く人に確認するとやっぱり!!!キャンセルでした。
すぐにサービスカウンターの長蛇の列に並ぶこと20分、なかなか進まない行列に
若干イライラしていると、突然ポンと肩をたたかれ、振り返るとフランス人の同僚が
いるじゃありませんか。
彼はドイツでの社内会議に参加する為、たった今パリから到着したようです。
「キャンセルだって?大変じゃん!だからルフトハンザはさ・・・」とニタニタ笑いながら
Good luck!!と言い残して去りゆく姿を恨めしく見送ることしかできない私。
8:40頃になってようやく振替フライトとしてチューリッヒ経由のミラノ行かフランクフルト経由
でのミラノ行を提案され、到着時刻が20分程早いチューリッヒ経由を選択しました。
それにしても10:00にはマルペンサに着いて、トルコから来る同僚と合流、一緒に目的地
に向かう筈が、キャンセルのお蔭で到着は13:20!!!
イタリア側にはすぐに電話で知らせたものの、トルコの相棒はまだフライト中。とりあえず
携帯電話のテキストメッセージで「先に行け!」と打っておきました・・・。
経由地のチューリッヒにて。
気候は爽やか、天候も上々です。観光なら気分も高揚するところですが・・・
ここからまた1時間待ち・・・。
そして13:30、ようやくミラノ マルペンサ空港に到着です。
いや、デュッセルドルフからミラノは遠~~いことがよく分かりました(笑)
すぐさまタクシーに飛び乗って空港から走ること約30分、なんとか14:00からミーティング
に合流することが出来ました。
私のフライトキャンセルがわかった段階で、彼らは予定を組み直してランチタイムを前倒し
した為、結果的には会議のほぼ冒頭から合流することが出来たのは幸いでした。
イタリアのオフィスのミーティングはラファエロ、レオナルド、ミケランジェロなどなど。
フランスとはまた一味違います。
でも会議室の中は殺風景そのもの。
パリのオフィスのように、会議室の由来となった写真の一つも飾っておくといいのになぁと思いますね。
19:00頃に会議終了。
夜の食事は
スタッフお薦めのお店だそうで、オフィスから渋滞の中、結構な時間をかけて辿り着きました。
ナヴィリオ運河沿いのお店です。
なかなか雰囲気のいいお店でしたが、いいのは雰囲気だけではありません。
他の方の手前、残念ながらお料理の写真はありませんが、ボルチーニ茸の季節にということで
お店のお奨めに従い、プリモピアットで『ボルチーニ茸のパスタ』、セコンドでも同じく
『ボルチーニ茸の牛フィレ』をいただきました。
どちらも大変美味しく満足のいくものでしたが、特に牛フィレステーキは、柔らかいレア状のお肉
とボルチーニの香り、コリコリとした食感が絡まって最高に美味しく感じました。
それにしても会食しながらつくづく思いました。
やっぱり美味しいお酒(スタッフが選んだ赤。銘柄酒でもない普通のワインですが十分なお味!)
と美味しい食事がある土地はいいなぁ、と。
この前の週にはワルシャワに出張だったのですが、同じ夜の会食でもその差はあまりに明白!
イタリアのスタッフからも
『バルセロナにはたった2年だったんだっけ?どうデュッセルドルフと比べて??』
と聞かれて
『僕の家族は僕だけドイツにおいて、そのままバルセロナに住みたいそうだ。I'm sorry と言ってくれ・・・』
と返したら一同大爆笑でした。
それにしてもこの夏の旅行でチンクェテッレに行ったことを告げると、一様に共感と珍しい
(日本人の旅行先としては)という反応が返って来て面白かったです。
彼らにとってもこの地は素晴らしい場所なんだということがよく伝わって来ました。
ミラノは暖かいですね。
この日は昼の気温で19度~21度。夜のこの時間帯でも18度前後だったと思います。
爽やかな微風の中、運河沿いの夜の散歩は本当に心地よかったです。
さて翌朝朝8:30のマルペンサ空港。
今度は無事飛んでくれそうです。
この日の天気はイマイチでした。
それにしてもミラノは低い山の側に位置することがわかりますね。
これは平地続きのドイツでは見ない光景です。