精油の化学って反響がいいんですねぇ
その一方、内容がマニアックとお客さんからの忠告も
でもまだまだ、知りたい事がいっぱいなので
今日も「精油の化学反応」についてです
柑橘系の成分の80~90%近くはリモネンという
モノテルペン炭化水素類で構成されてます
このリモネン、
じつは柑橘系の香りと思われがちなのですが
特に香りはもっていません
しいて言うと
・肝臓強壮作用
・腎臓機能促進作用
・蠕動運動促進作用
っといった働きがあるぐらい
えっ、十分
ま~、それはそうなのですが
上記の働きが柑橘系の香りの主な働きになってくる訳ですが
実はこのリモネン
酸化すると別の香りに変身してしまうのです
情熱のカルメンに
あっ、間違えた
カルボンです
カルボンはケトン類の芳香分子で
中枢神経刺激作用、覚醒作用と情熱的です
カルボンを含んでいる精油は
キャラウェイ、ディル、ロベジ
なんか、柑橘系は酸化した方が薬効は良くなるのかな
でもリモネンは酸化したら酸化リモネンという
松のような荒い匂いの芳香分子にもなるのです
どっちに変身するかは神のみぞ知る