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ひとみのJunくん妄想ブログ

嵐大好き潤くん大好き妄想ブログです。初心者なので行き届かない点が多々ありますが愛も盛り沢山です。

苦手なかたはソッと閉じていたたければ...。

翔潤、末ズ、どちらも大好きです。





手をのばせば頬に触れる距離なのに



あなたはこんなにも遠い






 
カテキョの彼 16






先生の額に手を当てる。
やっぱ熱い。

「ごめん、先生早く気付けなくて」
ひとり呟く。

俺の声に反応したのか目を覚ました先生。
左肩が軽くなる。


   「ごめん、つい寝ちゃって。櫻井くんは降りるの次の駅だよね。」

少しずれた眼鏡をかけ直しこちらを向きながら言った。

 「先生、熱あるでしょ?家まで送るよ。」
  
   「冷房で冷えて少し体調崩しただけだから。大丈夫だよ。ちゃんと帰れるから。」
 「いや送るよ、先生。」
緩やかに落ちるスピード。
 「帰ったらちゃんと薬飲むから大丈夫。」
   「でもっ...」
ドアの開く音。
   「いいからっ。降りなさいっ!」

いつもと違って強い口調に一瞬怯む。
  
  「わ、わかりました。でも家に着いたら連絡ください。」
  
 「櫻井くんもお家に着いたら連絡して。気を付けて帰るように。心配してくれてありがとう」

先生がいつもの笑顔を浮かべたのをみて少し安心して。
後ろ髪ひかれながら慌ててドアへと向かう。
車内の殆どの人が降りていくなかホームに足をおろした。


  

  ...カタン...




何か床に落ちる小さな音。

振り返ると先生の眼鏡が床に落ちていた。

視線をあげると座席にくったりと倒れ込んだ姿。

瞬間、ドアが閉まる手前で体を滑りこませた。


眼鏡を拾い、先生の隣に座り抱き起こす。
そして自分に凭れ掛けさせた。

息が荒い。

なんで

なんで甘えてくれないんだろう。。

そんなに俺頼りない?高校生だから?

ただの家庭教師と生徒だから?



いや
今は落ち込んでる場合じゃない。
先生が降りる駅は確かこの2つ先。休日診療のとこググってタクシー拾って...。考えながら先生が倒れ込まないように改めて肩を強く抱き寄せる。


「 ... ズ.. 」

か細い先生の声。

「先生...なに?」

耳を寄せる。

熱でより紅くなった先生の唇から発せられたのは

「カ...ズ...」


一番聞きたくない名前だった。








つづく。





ご無沙汰してます。
中々浮上出来ず、何度目かの長い放置状態申し訳ありません。

その間に頂いた「カテキョの彼」の続きを待ってくださってるメール。本当に有難いお言葉でした。それでも中々書くことが出来ない自分。
『書けるかも...』そう思えたのは先行の映画を観てからでした。
少しずつ書いてようやく一話分アップできました。
これからもゆっくり自分のペースで書いていけたらな(^^)と思ってます。

そしてメールをくださった方、ありがとうございます。お返事出来ず申し訳ありませんでした。


最後までお読みいただきありがとうございました。
                                                                           瞳