8/14 に肺がんのサルベージ手術を受けました。手術の内容は左下葉切除及び縦隔リンパ節郭清です。 無事成功し、見える癌すべて切除できたと担当医から説明を受けました。 ただ、本来は胸腔鏡手術の予定でしたが10cmほど開胸することになりました。 それでも成功したことに安堵です。

さて、そもそもサルベージ手術とはと思われる方もいらっしゃるかもしれません。肺がんサルベージ手術とは、原発性肺がんに対する初回治療後に、腫瘍が残存または再発した場合に、残存病巣を切除する手術のようですが、ステージ4の私の場合は下記の場合に当てはまると理解しました。


サルベージ手術:
臨床病期で手術の適応にならない場合であっても、内科的治療に伴い、手術が可能になるほど腫瘍が縮小する場合があります。また、内科的治療が非常に有効だったが局所のみの再増大で切除が可能、という場合もあります。そのような場合に手術を行うものをサルベージ手術と呼んでいます。(大阪赤十字病院がん診療センターHPから抜粋)



手術は5時間ほどかかりました。

術後はICUで一晩を過ごし、次の日の午前中には病棟へ移動となりました。 術後はベッドに寝ているのも左胸と傷口が痛くて、向きを変える場合もとても痛みました。

背中から麻酔が入っていましたがそれでも痛かったので相当な痛みだったと思います。それにもまして大変だったのが、胸帯のかぶれです。

直接肌に接する胸帯が痒くて肌が荒れて眠ることができませんでした。 看護師さんの情報ではかぶれる方が多いとのことです。もう少し肌に優しい生地で作っていただけると良いと思いました。ちなみに私は病院内のコンビニで売っていたTAKETORAのソフラグランゼという商品を使用しました。

今後手術を受ける方はガーゼ生地などの肌に優しい胸帯を使用することをおすすめします。


手術の次の日から座るそして歩くリハビリが始まりました。息も苦しく、胸も痛く、座るのがやっとでしたが、一度立ってみると案外歩けることがわかりました。痰を出すたびに胸が痛むのが辛いです。


手術後2日目には食事も始まり、また朝には酸素チューブ、尿の管も取れ、点滴と動脈に入っていたチューブも取れました。

後は胸水を抜くためのドレインと背中にはいっている麻酔チューブのみとなり、身軽になりました。


パジャマは自前で作成したガーゼの上下を持って来ていましたがそれがとても重宝しました。下はスカートにしたのですが、トイレもとてもやりやすく快適でした。


術後3日目は痛みを薬でコントロールできれば院内を自由に歩くことができるようになりました。

歩かないと痰がでないのでなるべく歩くように心がけています。

そして3日ぶりに髪の毛を洗っていただきました。まだシャワーは入れないのですが、スッキリしました。