EC2回目からは外来で点滴してもらう。


1回目で、骨髄抑制の副作用が強く出る事が分かったので、2回目からは投与翌日に、ジーラスタという好中球を増やす注射を打つ。これ、かなり高額(注射1本:108780円、3割負担で32860円)…でも、うちは子沢山だし、まだコロナも大変な時期、注射することで、少しでも心配事を減らせた方が良いとの判断で、注射することにした。(次回予約は24日、頻回な受診も減らせる)


前の10/7の診察では血液検査:白血球の数値も少し上がり、2回目投与日10/13も血液検査クリア、化学療法室でベッドに横になりながら点滴投与してもらう。点滴は結構時間がかかる。だいたい2時間ぐらいだったか。私はイヤホンで好きな音楽等を聴きながら過ごしていた。



投与日、当日は意外とあんまり不調もなく、翌日はジーラスタを注射しに病院へ。1番辛い時期は投与後2、3日目〜10日目ぐらい。

1回目と同じく

・便秘

・ほてり

・筋肉痛のような痛み

・ものすごい疲労感 等などの副作用


少し動くと、すぐ疲れてしまって、もう夜には、頭からずり剥けて身体が崩壊してしまいそうな感覚に襲われる。ゾンビになる時は、こんな感覚なんだろうか、なんて思いながら、布団に倒れ込む。(※副作用はかなり個人差があると思います)


救いは、吐き気はあまりなく、腹部の不快感はあるものの、食事は取れていること。義実家の支えもとても大きかった。夕飯のおかず等を頻繁に差し入れてくれたり、子供の習い事の送迎を助けてくれたり。


抗がん剤治療中は、身体を少しでも締め付けるような服は、気分が悪くなってしまうので、ユルユルのヨレヨレの服装で、家に引き込もっている事がほとんどだった。もう捨てようと思っていた、くたびれた下着やズボンなどが役にたった。こんなところで役に立つとは…




私は、自分の健康を過信していたので、いわゆるガン保険には入っておらず、保障の手薄い医療保険にしか入っていなかった(後悔)。やっぱり医療費はかなりかかる。EC療法1回で約1万2、3千円+ジーラスタ代。これまでにも、様々な検査代や診察代、入院費・・・高額療養費制度はほんとに有難い制度だと改めて思う。






術後、約1ヶ月後の傷痕