leafmoonです。
いよいよ私の推薦入試合格体験記も本番編となりました。
文学部の試験は2日にわかれていて、
一日目が小論文、二日目が面接となっています。
試験会場は、本郷キャンパス法文1号館。
一日目は午前10時から始まりました。
早めに試験会場に入ったつもりが、既に私以外の全員控え室に揃っていてびっくり。
みなさん、それぞれ今までの自分が書いた小論文を見直すなどしていました。
時間になると、実際の会場に移動します。
隣の教室です。
一人一人本人確認を受け、指定された席に着席しました。
試験時間は2時間。課題文を読み、要約800字、小論文1000字をこなします。
私は要約に時間をかけすぎてしまうくせがあるので、要約の時間を最初の45分間と決め、もし書き終わらなかったら、小論文に移り、最後に余った時間を再び要約に回すという戦略を立てて臨みました。
実際のところ、要約は45分で書き終わらず、小論文が終わってから、続きを書きました。
それでも何とか両方書き終わり、指定された文字数を埋めることが出来ました。
今年の課題文は、福井憲彦の「歴史学入門」の抜粋でした。
要約はテーマ要約で、
歴史を学ぶとはどのようなことか、まとめなさい
というような問題文でした。
今回の文章は、本筋の「歴史を学ぶことの意味」以外にも、歴史学の考え方や導入のようなことが書いてあります。
そこの本筋と関係ない部分を上手く省きつつ、本筋に絞って要約が書けるかということが求められていました。
近年、テーマ要約が目立ちます。
普通の要約のように、全体の情報を満遍なくまとめるのではなく、自分で課題文の内容を消化してから、テーマに沿ってまとめ直すことが大切です。
そして次に小論文の問題文は以下のようなものでした。
課題文を踏まえて、文学部で学ぶとはどのような事か述べなさい。
ここではまず、先程の歴史学の話を、どう、文学部での学びの話に転換するか、ということが大切です。
そのポイントを間違えると、なかなか上手く書けないですよ。
以前にもこのように、一部の学問や問題についての課題文を踏まえ、文学部で学ぶことといった大きな枠でとらえ直す、というような出題が多く見られました。
具体的なものと、より大きな枠組みを行ったり来たりしつつ書くことが求められていると言えそうですね。
ではでは。
長くなってしまいますが、ここは2日目の面接まで一気に行きますよー。
2日目の面接は、プレゼンテーション10分、質疑応答30分の計40分間ありました。
正直なところ、私の場合は自己評価では大成功と言っても過言ではないような出来でした。
とっても楽しかったんです。
教室に案内され、入ると、4人の先生方が前方に並んで座っていました。
ここで一番よかったことは、面接を受ける前に、東大の教授の顔写真をインターネットで見てから行ったため、2人の先生を判別できたことです。
そんなことしてなんの意味があるのか、と思うかもしれませんが、以外と知っている顔があるというのは安心するのですよ。
これは本当にこれから受ける皆さんに言っておきたい事ですね笑
まあ、それ以外は、自分の今までやってきたことを全てだせるように頑張ること、そして、コミュニケーションをしっかりとることです。
先生方は、すごく根気強くお話を聞いてくださいます。
もしわからない質問が来たら、質問で返しても良いのです。
先生方と対話をすることを意識してください。
それってこういうことですか?、こういう理解で大丈夫ですか?と聞き返すと、ちゃんと答えてくれます。
別に怖い人たちに寄ってたかっていじめられる訳では無いので、そこは落ち着いて、一人の知的な人間として、先生方と話しましょう。
東大の教授だって人間です。
家に帰ったら普通のお父さんやお母さんです。多分笑
だから、堂々としていれば良いのです。
本番編はこんな感じです。
おそらく、2次試験まで通るということは、かなり合格の可能性が高い人です。
もうそこまで来たら、自信を持って、楽しんでやるぞー!くらいの気持ちで頑張りましょう。