おはようございます。

湘南辻堂のアロマテラピーサロンLeaf&Epiの銭坂則子です

 

 

毎週月曜日はナースのりこの部屋

私が見たり、聞いたり、体験したり、感じたことをつづります。

 

 

私がアロマテラピーを知るきっかけとなったのは、

ある患者さんが個室でアロマテラピーをしていたのがきっかけです。

 

 

その方は大手企業にお勤めで、まだ若かったのですが亡くなる1週間くらい前まで部下が印鑑を押してもらいに来るような方でした。

その時代はまだ告知は一般的ではなく。その方にもご家族の希望でお伝えしていませんでした。

 

 

何度も入退院を繰り返しながらも、一向に良くならない病状にイライラされて。
時には大きな声をあげることも。

 

 

夜眠れない日も多く、巡視で行くたびに少しお話したりしてました。

病状も徐々に悪くなり、ご家族が近くで過ごしたいという希望で個室に移った日。

 

 

奥様から『これやってもいいですか?』と聞かれたのが ラベンダーの芳香浴でした。

電気式の芳香拡散器を見せてくださったのですが、医師も私も良くわからず。

後悔しないように、できることはどんどんやりましょう!!

 

 

次の朝に驚いたのが・・

すごくすっきりしたお顔をされていて、

『ひさしぶりにぐっすり眠れたよ~』といい笑顔。今でもよく覚えています。

 

 

その日から毎日個室ではアロマの香りがして。

奥様は手をマッサージしていて。

 

 

旅立ちの日に夜勤でいた私。

毎日毎日そばにいて、手や足をずっとさすっていた奥様が。

 

 

『後悔しないように、この数日はやれることはやったつもりでいましたけど

後悔しないことはないですね。まだまだやれることがあったと思う。

でも、気性が荒くって仕事一筋の人だったから、子供も私もこうやっていっしょに過ごせる時間を作ってくれた夫には感謝しなきゃですね』というようなことを言われたのを覚えています。

 

 

あんなに一生懸命手当てをしていたのに、それでも悔いが残ってしまうのですね。

 

 

それでも、私にはとっても印象深く、とても穏やかな空気に感じられて。

アロマとタッチがいつでもそこにはあって。

今振り返ると、あの出会いが今のセラピスト業の原点だなぁ~と改めて思います。

 

 

病室の中にもアロマとタッチケアが一般的に繰り広げられる日が来ることを願って。

ご家族に悔いが残らないように、最後の時までできることだから。

これからも私にできることを伝えていきたいなと思っています。