国土3倍の植樹と言った前回でした。


なぜ3倍なのか、説明します。

これは、樹齢50年の杉の木を基準に考えています。


京都議定書は、京都で国際会議が行われたことから、日本が提唱したかのように思われがちですが、開催地のホスト国でしかありません。

1997年の国際会議では、各国が1990年のCO2排出量に対して、議定書発効期間中に5.2%を削減することが決められました。

ところが日本は、1990年時点で、すでに他国から抜き出て低排出量であったにも拘わらず、主唱国を気取って6%の削減を宣言してしまいました。

これが、樹齢50年の杉の木の二酸化炭素吸収量で計算した時、日本全土が杉林なら、日本列島3個分が必要だという量なのです。


これでは、いくら植林したところで、地球温暖化には太刀打ちできません。


日本列島が3個あっても、地球上の面積に比べたらほんの一部でしかないのですから。



だからと言って、中国やインドがやらなければ無駄だから日本がやることはない。

という人がいます。


とても知識豊富な方ですね。

嫌味ですよ。


これは、大きな驕りと無知です。