彼と待ち合わせしたイスタンブールに
ドミトリーと言って格安宿泊施設に到着
応接室に入ると
いきなり、南京虫やぁの声が…
日本人でしかも大阪弁!
トルコではカーペットの上にカーペットを
何十にも敷き詰めている
ここだけなのか?一泊300円の大部屋で
個室でも600円、ベッドが2つあるだけの
簡素な部屋だが、他の人に気を使う必要も
ないので翌日からはそちらに移動
大阪弁の人はカップルで来ていて
飲食店を一旦畳んで世界を旅しているらしい
すでに半年になると…強者だ!
奥さんの方は足が痒く、絶対南京虫がおる
僕は南京虫って見た事もなく
かゆいかゆいと叫ばれると
こっちまで痒くなって来た
トプカプ宮殿やブルーモスク、地下宮殿を
見て周る
スプーンほどの大きさの通称スプーンダイヤ
や山盛りに積んであるエメラルド
剣の鞘に埋められている宝石など
ズラリと並んでいて圧倒された
地下宮殿ではメデューサの頭が
横向きや逆さまにして柱の土台に
使われていたり、いったいこの国の
価値観はどうなっているのか
衝撃過ぎて言葉を失くす
彼はすでに来ていたらしく
翌日僕の部屋で話しをする
これ、この国では合法だし常習性が
ないからどう?と怪しいものを取り出す
タバコの様に紙に乗せてクルクル巻いて
火を付けて吸うらしい
僕はそういうものに全く興味がないのだが
試しにちょっと吸ってみる
なんというか、お酒に酔った様な
ふんわりした感覚かな?
別にいい気分になるほどのものでは
なかった
応接室に行き、大阪のカップルと旅の
話しで盛り上がる
明日みんなでイスタンブールから
フェリーで30分か1時間位だったと思うけど
観光地になっている島に行く事になった
奥さんは大きな声で、馬や!とか
大阪弁で喋りまくり、なんだか遠い国に
来たという感覚がなくなってきて
ちょっと日本のトルコ村にでも来ている
ような錯覚になって来た
まぁこれはこれでトルコが身近に感じて
いいのかも?
しかし1日千円で暮らせるトルコは
ありがたい
長居しそうな予感
明日はカッパドキアに行こうと思う