時々見かける交通事故。
普段からめちゃくちゃ接近しながらも(数センチのところまで普通に接近戦をする)、みんながうまーい具合にすり抜けて運転しているのだけれど、やっぱり事故は日常的に起こってます。
車同士の軽い接触事故、または車とバイクの衝突事故、時々大破している車を見かけることも。
インドに限らず交通事故が起きるのはある程度は仕方がない。でも事故が起きるのには必ず理由があるわけで、それはインドでは、例えば片側三車線の一番右車線から、図々しくも左折しようとする大バカものがいたりするからなのだ。そりゃあ事故も起きるわ。。
そして驚くのは、たとえ自分がルール違反をしたために起きた事故であったとしても、彼らは絶対に自分からは謝らない!! 謝ったら負けだとでも思っているのだ、本当に。
大きな声で怒鳴り相手を威嚇して、なんとかして自分の過ちを逆転しようとする。 本当に見苦しいったらない。
私の運転手も、そんな輩にたまにぶつけられることがある。(彼の運転もかなり荒っぽいので自業自得な場合もあるのだが)
ぶつけられたらその場ですぐ車を降り、相手に文句を言いに行く。しかし、インドではよほどの事故でない限り、お互い言いたいことを言い終えたらそれで終了〜。
私たちが乗っている車は会社が所有しているものなので、傷がついたら価値は下がり会社にとってはよろしくないのだけれど、ゴクゴク稀にぶつかってきた相手が珍しくも素直に謝ってきた時には、文句を言いに出て行ったものの、とても満足気な表情で運転席に戻ってきて、そのまま何事もなかったかのように走り始める。
走り出してから運転手にどう話をつけたのかと問うと『ノープロブレム!相手がSorryって言ってきたよ
』とか言ってくる。オイオイ誰にとってノープロブレムなんだよ。。
私の運転手は、運転手にしておくのは勿体無いくらい優秀な人だとは思うけど、そういうところはやっぱりインド人なんだよねぇ。
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次は、以前街を歩いていて私が目にした事故の話。
自転車に乗った子供が道路を横断しようとして、走ってきている車の存在に気づかず、ぶつかってしまったときのこと。
車もスピードは出していなかったようで大きな事故にはならなかったけれど、自転車に乗っていた子供の足が車のバンパーにぶつかり、足が車と自転車の間に挟まれた状態になってしまい、子供の顔は痛みで歪んでいたんです。
もちろん、飛び出した子供のほうが悪いのでしょうが、車の運転手は車から降りてくることも、ケガをした子供に大丈夫かと声をかけることもせず、驚いたことに、その子供を怒鳴り散らしたんです。さらには助手席に乗っていた奥さんらしき女性までもが子供に大声で怒鳴っていたんです。
実は、その時私はスラムツアーに参加していて、スラム街を見て回っていたところでした。車にぶつけられた子供たちはそのスラム街に住んでいる貧しい家庭の子たち。
車を所有している人からしたら、もしかしたらもしかしたら…
その子達のことを人とも思っていないのかもしれない…
そしてその子供も、無下に扱われても何にも言えないのかもしれない…
その時はもちろん警察を呼ぶこともなく、怒鳴り散らした人たちは、(おそらく)自分たちは悪くない!お前が悪いんだ!と最後に発してそのまま走り去っていったのです。
その事故を何人もの人たちが目撃していたのに、貧しい地区の大人たちは誰も何も言うことはありませんでした。
怪我をした子供は、仲間と共にスラム街へと足を引きづりながら戻っていったのでした。
その光景はとても衝撃的で。
もしカースト制度がなかったら…人びとはこんなふうにはならないのかもしれない。
インドで暮らし始めて3年経つけれど、差別社会・区別社会には、なかなか馴染むことはできません…。
きっとこの先何年いてもそう簡単には受け入れられないだろうなぁ…。