ドライバーさんから聞いた、インド人庶民@ムンバイ南部の家賃のこと。


ムンバイの不動産価格は、本当に驚くほど高い。いまはどうかわからないが数年前にはマンハッタンよりも高値だと聞いたことがあるほど。




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そんなムンバイ南部のインド人庶民が住むアパートの家賃を聞いたところ、小さなキッチンと小さな部屋だけのとても狭い家でも(小さなシャワーとトイレが完備されている部屋もあれば、トイレは住人で兼用という建物もあり)、月に20,000ルピー前後(35,000円前後)はするらしい。想像以上高い!!!


ちなみにウチのドライバーさんの月給はドライバーとしてはまぁまぁ良い方で、約25,000〜30,000ルピーほど。そんな彼はムンバイ中心部から電車とバス&徒歩で毎日約2時間かかる所に住んでいるが、小さなキッチン・小さなリビングと小さなベッドルームの家で、月に7,000ルピーほど支払っているとのこと。インドの都会で生きていくのはもしかしたら東京で暮らすよりも大変なのかも。


なのに、、、、
メイドやドライバーをして生活しているような裕福ではない人たちは、すべての人あてはまるわけではないがあまり将来のために貯金していないようなのだ。もしかしたら貯金できないのかもしれないが、"その日暮らし"に不安はないのかなぁと他人事ながら時々心配にもなる。


そんな彼らでも、娘が結婚する時には、新郎家族に少なくとも5ラック(約85万円)は渡さなくてはならないそうなのだ。お金ではなく、時計や金のアクセサリーなど品物に代えて結納する場合もあるとか。もし子供が女の子の場合は、このお金を娘が結婚する日までに用意しておかなければならないというのだ。(相手の家族が新婦家族より裕福な場合、人によっては結納金をそこまで必要ないと言ってくれる場合もあるんだとか)
これがイスラム教徒の場合には、娘を嫁に出す代わりに新郎側からお金をたんまり(⁈)頂くのだそうな。


このように、なんだかんだお金がいるようなのであるが、インド人は親兄弟、親戚同士、友達同士で、見返りを求めず助け合う構図が普通に出来上がっているからか、頑張って働く人もいる反面、怠ける人はとことん怠けてしまうことも珍しくはないよう。助け合うことが良いんだか悪いんだか、、良いんだか。。。


でも、結果的にそれでなんとかなっているのだから、見方によっては、インド人としてインドで暮らすのは日本に住む日本人より、もしかしたら幸福度は高いのかもしれない。




とにかく、どこに住んでどういう暮らしをするにしても、健康であることが一番大切なのだなぁとつくづく思う今日この頃。