さて、今日はムンバイ最大ともいえるお祭りにもなっていて、ヒンドゥー教徒がもれなく愛している ”ガネーシャ” について少しばかりご説明をいたします。




像の頭を持つ、ヒンドゥー教の神様の一人がガネーシャです。
きっとご存知の方は多いですよね??



ガネーシャは、障害や邪魔物を取り除いてくれ、事の始まりを司る神様であるため、インドのヒンドゥー教徒は皆、物事を始める際には必ずガネーシャにお祈りをするらしいのです。
ヒンドゥー教徒の各家庭に、ガネーシャの置き物があるはずです。






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(これは博物館にあるガネーシャ)





では、神様であるガネーシャの頭がなぜ像なのか、はご存知でしょうか?



ヒンドゥー教の三代神様の一人 ”  破壊の神・シヴァ ” の妻が、夫が不在の時に自分を守ってくれる者が必要と考え、自分の垢や油を集めて男の子の形を作り、命を吹き込んで自分の子供にしたのがガネーシャと言われています。



何も知らない夫シヴァが家に戻った時に、ガネーシャを妻に近付けないようにするためにガネーシャの首を切ってしまいました。


それを知った妻は泣きわめき、その理由を知ったシヴァは、切った首の代わりになんでもいいから最初に見つけた動物の首を持って来いと、ガナスという一族に言い付けました。
そして、ガナスが最初に見つけた動物が像だったために、ガネーシャの頭は像になったと言われています。
そしてガナパティ(ガナスの父)とも呼ばれています。



ガネーシャ・フェスティバルは、このガネーシャの生誕を祝うお祭りなんですよ