我が家に巣を作り、毎日やってくるツバメを見て、
「ツバメは何で飛ぶの?」
と聞く子供。
「〇〇(自分の名前)と遊びた~い!!って来たのかな?」
なんて可愛い事も言っています。
「飛行機は何で飛ぶの?」
と以前言っていたこともありました。
ツバメは、揚力(浮かぶ力)を発生させて飛んでいます。
普段は自転車ですいすい走れるのに、向かい風が強い日はなかなか前に進まない、という経験は誰にでもあると思います。
目には見えない空気ですが、ぶつかる速度の2乗に応じて、抵抗力も大きくなります。その力を翼の形を使って、浮き上がる力に変えて、空を飛べるようにしたのが飛行機です。
鳥の中でも、コンドルという鳥は5時間も羽ばたかずに飛べるのです。
コンドルが翼を羽ばたかせるのは、飛行時間のわずか1%にすぎず、上昇気流や山の斜面に沿って吹く風を利用して飛行していることが明らかになっています。
コンドルが羽ばたくのは、地上から飛び立つときと、上昇気流を乗り換えるときの、ほんの短い時間にすぎず、エネルギーをほとんど消費せずに飛行しているのです。
ツバメは鳥の中でも翼面荷重(体重に対する翼面積の比率)が小さな翼をしています。
飛行機も同じ仕組みで、翼面荷重の小さな翼は小回りが利き、曲芸飛行に向いています。
さらに高い揚力を発生させるので、羽ばたきをしない滑空飛行で飛ぶことにも向いています。
あんなに大きな飛行機も、小さなツバメも、空を飛ぶ仕組みは同じなんですね。