最後の夜
 
 
 
前に同じ
札幌の街の夜景を
ここから見た時は
 
 
 
泣いていたんだよな~。
 
 
 
 
誰にも
泣いてる所見られたくなくて
ここから
夜景見てた。
 
 
 
そしたら
 
 
この街の中には
たくさんの人がいて
たくさんの人が生きていて
 
 
 
でも
 
 
 
塁は
この街で
生きる事が出来ないんだなって
あの時は
そう思って
夜景を見てた。
 
 
 
自分の病気と旦那の病気
 
 
 
子どもが出来ないと分かりながらも
旦那と結婚して
 
 
 
 
不妊治療をして
 
 
 
旦那に裏切られて
離れようと決めた時に
 
 
 
 
息子ちゃんに出会い
 
 
人生最大の幸せを見つけ
 
 
 
塁を妊娠して
 
 
塁を死産して
 
 
 
人生最大の苦しみを味わい
 
 
 
 
 
 
 
娘ちゃんが生まれた。
 
 
 
 
これまでの10年
本当にたくさんの事があって
苦しむ事が多かったけど
 
 
 
幸せだった
 
 
 
これで
私の人生の中で
一つの区切りができた様に思う。
 
 
 
明日から
どんな人生になるか
わからないけど
 
 
 
これからも
いつでも
前だけ向いて
 
 
 
進んでいこう