季節は移り変わり
みんな大人になるよ
そして雲は
大空を走り抜けてゆくの
季節は いくつも繰り返されて
同じ季節なんてないけれど
いつまでも
変わらない大切なものは
守られていくの
どんなときも
それは永遠に変わることなく
心の宝箱の中で息づいてる
無理矢理 広げた蕾
心に秘めたままにして
すべり台にかかる夕日
理由なんて要らない「また明日ね」
ガラス玉の指輪はユニコーンの涙
踊るプラスチックのビーズたち
そういうものすべて
永遠に続くって信じてたでしょう?
遠い記憶の後ろで
名前を呼ぶやさしい声
「ご飯だから帰ってきなさい」
風は冷たくなって
ブランコだけが揺れたままに
誰でも大人になっていくの
時は駆け足で過ぎてゆくけど
何があっても心には
変えたくない
大切にしてるものがある
ずっと変わらないもの
それは
現実を生きるための おとぎ話
大人になってゆくたびに
いくつもの
「大切」を知って重ねて
それは子供のときよりも
ずっと優しく澄んでいくの