「わがなすことは、我のみぞ知る」
世間に流されず、自分のやるべきことは、自分で考えて、突き進む
坂本龍馬のファンは多い。
人気投票では、常に歴史上の人物の、トップクラスになるという。
その魅力は、どこにあるのか。
龍馬は、三十三歳で死んでいる。
しかも、政治の中心・江戸から遠く離れた土佐に生まれ、地位も学問もない若者だった。
そんな短い生涯の、何が、人々の心を引き付けるのか。
答えは、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』に聞くしかない。
この小説が発表されてから、龍馬ファンが爆発的に増えたからだ。
龍馬といえば、「薩長同盟」「大政奉還」「海援隊」などが浮かんでくる。しかし、正確に説明できる人は、どれだけあるだろうか。
そんな難しい業績なんか、知らなくても、「龍馬が好きだ」と言えるのは、彼の、まっすぐな生き方に魅力があるからだ。
まず、龍馬の原点を明らかにしよう。
龍馬は少年時代、塾の勉強についていけなかった。寝小便がやまず、友達からも「泣き虫」とバカにされていたという。
そんな龍馬は、海が好きだった。桂浜に立ち、打ち寄せる白い波を見つめていると、心がいやされてくる。
果てしなく広がる青い海に比べたら、人間なんて、小さな存在にすぎない。狭い陸の上で、差別され、傷つけられ、クヨクヨしていた悩みも、ちっぽけなことに思えてくる。
モヤモヤを吹き飛ばすように、龍馬は、こんな歌を詠んでいる。
世の中の 人は何とも云わばいえ わがなすことは われのみぞ知る
世間の流れに合わせて生きれば、幸せになれるのか。他人の言うとおりにすれば、満足な人生が送れるのか。とんでもない。
自分のやるべきことは、自分で考えて、探し求めていくしかないではないか。
海に向かって、大声で叫んでいる龍馬の姿が浮かんでくるようだ。
江戸へ出て、勝海舟に出会った龍馬は、世界観が一変するほどの衝撃を受けた。同時に自分の進むべき道をハッキリ知らされ、目的に向かって突き進むようになる。
「世に生を得るは事を成すにあり」
人生には目的がある。人間は、大事な目的を果たすために、生まれてきたのだ。その目的を早く見つけよ。目的に向かって突き進んでこそ、人生は輝くのだ。龍馬は、自信を持って断言している。
「何の志(こころ)ざしもなき所に、ぐずぐずして日を送(おくる)は、実に大馬鹿ものなり」
人間の寿命は、いつ尽きるか分からない。一日生きたということは、一日死に近づいたということだ。時間がない。東奔西走する龍馬にとっては、目的も持たず、ぶらぶら過ごしている者は、本当の大バカ者に見えてしまう。
「大志を抱く」とか「志に燃える」というと、懐かしい響きがあるが、誰しもが、あこがれる生き方ではなかろうか。
龍馬は常に、友人にこう語っていたという。
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗(しんちょく)するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ」
「業(ごう)なかばでたおれてもよい。そのときは目標の方角にむかい、その姿勢で斃(たお)れよ」
全力で進むのは当然であるが、
「たとえ途中で死ぬとしても、その時は、目的に向かって前向きに倒れたい」
という龍馬の言葉には、強烈なインパクトがある。
ここまで、心から叫べる目的を持つことができれば、幸せである。
今日の我々は、いかに生きるか。
「おまえは大バカ者だな」と龍馬に笑われないように、真の「人生の目的」探求に、全力を注ぎたい。
・引用書
まっすぐな生き方 木村耕一著 1万年堂出版
追伸
ちょっくら坂本龍馬について書いてみました!
①~④まであるんで、②以降も随時更新していきます!
世間に流されず、自分のやるべきことは、自分で考えて、突き進む
坂本龍馬のファンは多い。
人気投票では、常に歴史上の人物の、トップクラスになるという。
その魅力は、どこにあるのか。
龍馬は、三十三歳で死んでいる。
しかも、政治の中心・江戸から遠く離れた土佐に生まれ、地位も学問もない若者だった。
そんな短い生涯の、何が、人々の心を引き付けるのか。
答えは、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』に聞くしかない。
この小説が発表されてから、龍馬ファンが爆発的に増えたからだ。
龍馬といえば、「薩長同盟」「大政奉還」「海援隊」などが浮かんでくる。しかし、正確に説明できる人は、どれだけあるだろうか。
そんな難しい業績なんか、知らなくても、「龍馬が好きだ」と言えるのは、彼の、まっすぐな生き方に魅力があるからだ。
まず、龍馬の原点を明らかにしよう。
龍馬は少年時代、塾の勉強についていけなかった。寝小便がやまず、友達からも「泣き虫」とバカにされていたという。
そんな龍馬は、海が好きだった。桂浜に立ち、打ち寄せる白い波を見つめていると、心がいやされてくる。
果てしなく広がる青い海に比べたら、人間なんて、小さな存在にすぎない。狭い陸の上で、差別され、傷つけられ、クヨクヨしていた悩みも、ちっぽけなことに思えてくる。
モヤモヤを吹き飛ばすように、龍馬は、こんな歌を詠んでいる。
世の中の 人は何とも云わばいえ わがなすことは われのみぞ知る
世間の流れに合わせて生きれば、幸せになれるのか。他人の言うとおりにすれば、満足な人生が送れるのか。とんでもない。
自分のやるべきことは、自分で考えて、探し求めていくしかないではないか。
海に向かって、大声で叫んでいる龍馬の姿が浮かんでくるようだ。
江戸へ出て、勝海舟に出会った龍馬は、世界観が一変するほどの衝撃を受けた。同時に自分の進むべき道をハッキリ知らされ、目的に向かって突き進むようになる。
「世に生を得るは事を成すにあり」
人生には目的がある。人間は、大事な目的を果たすために、生まれてきたのだ。その目的を早く見つけよ。目的に向かって突き進んでこそ、人生は輝くのだ。龍馬は、自信を持って断言している。
「何の志(こころ)ざしもなき所に、ぐずぐずして日を送(おくる)は、実に大馬鹿ものなり」
人間の寿命は、いつ尽きるか分からない。一日生きたということは、一日死に近づいたということだ。時間がない。東奔西走する龍馬にとっては、目的も持たず、ぶらぶら過ごしている者は、本当の大バカ者に見えてしまう。
「大志を抱く」とか「志に燃える」というと、懐かしい響きがあるが、誰しもが、あこがれる生き方ではなかろうか。
龍馬は常に、友人にこう語っていたという。
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗(しんちょく)するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ」
「業(ごう)なかばでたおれてもよい。そのときは目標の方角にむかい、その姿勢で斃(たお)れよ」
全力で進むのは当然であるが、
「たとえ途中で死ぬとしても、その時は、目的に向かって前向きに倒れたい」
という龍馬の言葉には、強烈なインパクトがある。
ここまで、心から叫べる目的を持つことができれば、幸せである。
今日の我々は、いかに生きるか。
「おまえは大バカ者だな」と龍馬に笑われないように、真の「人生の目的」探求に、全力を注ぎたい。
・引用書
まっすぐな生き方 木村耕一著 1万年堂出版
追伸
ちょっくら坂本龍馬について書いてみました!
①~④まであるんで、②以降も随時更新していきます!