こんにちは!

自然の癒し空間の伝道師、猪倉です(^^)

今日から、本格的にブログはじめていきます!

よろしくお願いいたします!


最初に

プロフィールにも簡単に書いているんですが、どうして私が今の仕事をするようになっていたか。

これを、何回かに分けて、お伝えしていきたいと思います。

ご興味のない方は飛ばしてくださいね(^^;

今の仕事にすべていろんなかたちで結びついている私の過去の経験。

そのすべてに感謝しつつ…


私の祖父が大阪市西成区でソファのフレーム工場を開設したのは昭和23年のことです。和歌山県の串本という、田舎から、職を求めて大阪に出てきた祖父が最初に就職したのは木工所。そこで技術を覚えた祖父は戦時中、戦闘機のプロペラを木製で作る仕事をしていたと聞きます。あの微妙な曲線を手作業で削りだしていくのですから、器用な人だったんですね。

戦争が終わり、独立して、工場をもち、始めたのがソファ工場。当時の工場は分業体制が主流でした。祖父が堀江(今はインテリアショップが集まる界隈ですね)で仕入れてきた原木に赤鉛筆と青鉛筆が一緒になった平芯の鉛筆で木取り(切り出すラインを木に書いていく作業)は私の小さいころの記憶に残っています。出来上がったフレームを張り屋さんに持っていき、そこで、クッション材を入れて、布地を張り、仕上げて、完成品として出荷されていったんですね。

私の父は、そんな祖父の姿を見て育ち、大学を出るとすぐ独立して、自分でソファの一貫製造工場を大阪市の生野区というところに持ちました。工場の中に我々の自宅もあり、職人さんの寮もありました。

工場の敷地内には椅子のフレームの材料となる原木が井桁上に積み上げられ、工場からは常に木を削り出す音と、鉋屑のにおい。工場の中に入ると、フレームを組み立てている職人さんの前にはストーブが。その上の鍋には膠(にかわ)が湯煎されていました。そう、当時はまだ人工的な接着剤が一般的ではなかったので膠を使ってることが多かったんですね。

時が移り万博のころ、工場を閉め、いまの大阪狭山市というところに引っ越した父は家具の小売店を開業しました。お店と自宅が一緒になった建物で小学校の後半から高校生まで過ごしました。

そろそろ、進路を決めないといけない高校3年の春。ぼんやりと将来は父の跡を引き継がないといけなくなるかも…と考えていた私。

でも、ただの家具屋になるのも面白くない。家具は人の暮らしに密接に結びついているものだし将来家具の視点から建築を考えるととても面白いものができるかもしれない。色んな建物見るのは好きだし、建築家になりたいという夢もおぼろげながらあったのです。

そして、関西のある大学の建築学科に進み、大学院1回生の夏休み。

そろそろ、就職先を見つけないとなあ、とぼんやり考えながら建築雑誌を見たいた私の目の止まったのがある建築家の作品(自邸)と彼のプロフィールでした。

そのプロフィールを見ると、彼の実家がもともと、家具製造工場。建築事務所に勤めた後、実家に戻り、設計事務所も併設して、家具と建築の双方を扱っているとありました。

「これやん!」

と、思った私、当時の隣のゼミの教授がその建築家と同じ大学だったので、聞いてみると。

「俺の先輩だから、紹介してやるよ!」

とのこと。

そこで院1年生の夏休みにひと月ほどアルバイトでお世話になり、2年生で修士課程を卒業してからは正式に社員としてお世話になることになりました。

その事務所では家具の基本から建築の(特に住宅)設計まで本当に幅広く教えていただきました。このころのエピソードはまた後々…


そうして、30代も見えようかという頃、結婚を機に、お世話になった事務所を離れ、父親の経営する家具店で働くことになったのです。


続く

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有限会社 リーフ 取締役社長 猪倉厚
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