今週の獣拳 #14 | 振り向けば二次元

今週の獣拳 #14

今週の主役は一応レツ。
但し、存在感ではリー師匠で、印象度ではメレ様が主役♪
そして今回も、ゲキレンジャーは販促活動を行い、臨獣殿ではドラマがありました。

レツが修行している間、ジャンとランだけでルーツとラスカの相手をしましたが、余裕で遊ばれてました。
そんな中、右足ばかりを狙って来るラスカにランは「卑怯者!」と文句を言ってましたが……ルール無用の戦いに卑怯も何もないだろう。
一点集中攻撃は戦法の初歩で、弱点を狙うのは基本中の基本の戦略です。
だいたい試合ですら、ルールに違反しない限り、一点集中攻撃や弱点攻撃がセオリーでしょう?
それを「卑怯者!」などと、泣き言を言うのならランは戦士の資格ありません。拳法は身体と精神を鍛える手段にするだけに留めておくべきです。
右足ばかり痛めつけられたことで、敵に文句を言うなどナンセンス!
敵の策通りにそれらの攻撃を喰らってしまった自らの未熟さを反省しましょう。

泣き言を言った後、ランは悔し紛れにラスカに
「そんなんじゃ、女の子にモテないんだから!」
この台詞は、ラスカの心の傷を抉った模様です。
すると、動揺したラスカに追撃ちをかけるランとジャン。
「ああ、やっぱりモテないんだぁ(笑)」
「や~い、モテない、モテない~!(笑)」
敵を精神的に揺さぶったりして、冷静さを失わせて隙を作らせるのも戦略の一つではありますが……身体の傷を執拗に狙うのを"卑怯"と言ったその舌の根も渇かないうちに、自分達は敵の心の傷を集中攻撃するんですね?
ゲキレンジャーのヒーローらしからぬこれらの行為が目にあまり、この対戦の時はついラスカの方を応援してしまいましたよ(^_^;)q

怒り狂ってゲキレンジャーをボコボコにしようとしたラスカでしたが、いつまでも格下ーズの相手をしている程暇ではなかったので、適当なところで切り上げてくれました。
おかげでラン達は命拾い。
強がりはするものの見るからに「大丈夫くない」ランを連れてスクラッチに戻ったジャンは、苛立つ気持ちにジタジタと飛び跳ねたり転がったり柱に昇ったりしてました。
そして奥には、最近要らない子と化しているロボタフが佇んでいました。

一方、レツはリー師匠の教えの意味が理解出来ないまま、とりあえず師匠の真似をして踊ってました。
最初は室内でしたが、踊りながらリー師匠は外へ。後について、レツも外へ。
ひたすら踊り続けてるうちに、レツはだんだん理屈抜きで踊るようになり、何も考えられなくなって来ました。
すると、いつの間にかリー師匠と一緒に水の上に立っていました。
でも、ジャンが声を掛けるとドボン!

リー師匠のモットーは「忘我の中に修行有り」なのだそうですが……今回の修行は、理屈に囚われなくなることで飛べちゃうってことだった模様です。
しかし、そもそも"忘我"の中に身を置くまでにかなりの修行が必要なのでは…?
"忘我"の状態から何をどう修行するのだろう?

まぁ、何にしても今回は修行らしい修行だったと思います。
見た目にはひたすら踊ってただけで、しかも相変わらず結構短時間で修行が終わったようでしたが、「忘我の極地」という極意を掴めるか掴めないかは時間ではなくセンスですし、師匠の背中を見て自ら掴み取るところも修行っぽかったと思います。

とにかく、リー師匠から免許皆伝を言い渡されたレツと共に、ゲキレンジャーはルーツとラスカに再々戦を挑みました。
でも、戦うのはレツ一人(苦笑)
新技や新武器の登場時特権でパワーバランスが狂いまくっているため、ルーツもラスカも雑魚並みに扱うレツでありました。
それにしても、新製品のゲキファンもリー師匠の扇子に負けず劣らず先端がバラバラだなぁ(^o^;)

巨大化戦に入ると、メレ様&バエ様登場。
カタに邪魔者扱いされて前線に来たメレ様は、物凄~く投げやりな態度でした。
目の前に出て来たバエ様を叩き落として
「ルーツもラスカもどうでもいいです」
落ちても喋りを止めず、メレ様に図星を指すバエ様を踏んづけて
「うるさいです」
そんな感じで戦闘中はず~っと投げやりな態度でむくれていたメレ様でしたが、戦闘が終わるとどこからともなく大きな蝿たたきを出してバエ様を背後からバシッ!
「はい、どーもぉ」
ホント、メレ様ってば可愛いわ♪

さて、巨大化戦ではまたしても空を飛べずに攻めあぐねてしまうゲキトージャ。
すると、そこにリー師匠の声が…。
「飛べる。お前達は飛べるぞ」
声のした方にゲキレンジャー達が視線を移すと、近くのビルの屋上にリー師匠が立っていました。
リー師匠ったら、住処に帰ったと見せかけて回り込んで教え子の後を追って来たんですか?(^_^;)q

以前ジャンが毒にやられた時には合体後に他の二人にも毒の影響が出ましたが、そのように感覚を共有しているという設定のおかげで、レツが極意を掴んだだけで他の二人は修行なしで「忘我の極地」に達することが出来てしまいました。
誰の感覚をメインにするかは、乗り込むときのテンションの高さで決まるのかしら?
中で任意に誰のどの感覚に合わせるかを状況に応じてあれこれ選べるなら、毒にやられた時には毒を喰らってない二人の感覚にジャンが合わせることだって出来たはずだものね。
もっとも、話が進めば本当に都合の良い感覚だけを共有出来るようになっちゃうかも知れませんが…(^_^;)

しかし、どんな武装合体をしようと結局は回る、と…(苦笑)
回って回って、ラスカを撃破しました。
でも、回る前に叩き落とされてしまったルーツは生き延びて復讐を誓っています。
本当に仲良しさんだったんですね。


<今週のネコ師匠+α>
修行は友人任せにして見守り隊と化していた最近のネコ師匠。
怪我をして帰って来たランを、ネコ手で恐る恐る手当てしている姿がラブリーでした♪
薬が滲みてランがビクッとすると、そんなラン以上にビクッとするネコ師匠(笑)
ぃや、そもそも、どうしてネコ師匠が手当てしてる訳?
あの位置ならランが自分で処置出来るし、美希さんだって居たのに…。

戦闘が終わると、ネコ師匠はリー師匠と一緒に梁から逆さにぶら下がってました。
その体勢で、和やかに会話している両師匠がGoodです!(^_-)b

リー師匠ったら、ゲキバットージャが飛んでっちゃうのを見送った後、住処へ帰らずにスクラッチへ来たんですね。
ゾウ師匠のように、翌週くらいまでは居るのかしら?
う~ん、相変わらず見るからに怪しい風体の者が簡単に奥まで入れてしまうスクラッチ本社。
でも、リー師匠の場合は受付通らなくても屋上や開いてる窓から忍び込めそうなので、まぁいっか(^o^;)q

逆さになってぶら下がっている両師匠をしばらく見た後、美希さんはリー師匠にクレープを差し出しました。
三色のクリームが入っていたようでしたが、それってネコ師匠用のマタタビ生クリーム入ってたりするのかなぁ。
渡されたクレープと自分の扇子を見比べているリー師匠の仕草が可愛かったです♪
被り物なのに…。コウモリ面なのに…。何でそんなに可愛い雰囲気を醸し出せるんだよ~っ!o(>< )oo( ><)o
中身の人、凄いです!!

リー師匠は梁から逆さにぶら下がったまま、おまけコーナーにも登場!
ゲキファンのデザインも自分のアイディアのように発言する美希さんに、背後から自己主張してました。
世俗に構わないように見えて、それなりに気にしているようです。