今週の獣拳 #10 | 振り向けば二次元

今週の獣拳 #10

今週の主役は……もののけ?
ゲキレンジャー3人のチームワークよりも"もののけ"ことゾウ師匠エレハンが目立った回でした。
ゾウ師匠はネコ師匠のお友達らしくやはり変わり者でしたが、ネコ師匠と肩を組んで笑っている写真を写真立てに入れて飾っていたり、山小屋の壁に多分「遊びの中に修行有り」ではないかと思われる中国語の書が入った額が掛けられていたりして、ネコ師匠以上に妙な修行メニューを組みそうな気がしてなりませんでした。
もっとも、ああいう場所では暮らしも遊びも全てが修行になりそうですが…。

臨獣殿では、真毒が手に入ったことで理央様は拳魔から新たな声を聞くことが出来ました。
メレ様に力を蓄えておくよう言い残して、"空の拳魔"の躯を求めて旅立つ理央様。
そこでメレ様は一気に多くの人々に恐怖の悲鳴を上げさせるべく、獣人ムザンコセを従えて山登りに出発。
途中でゲキレンジャーと遭ってしまったものの、ムザンコセの堅さで圧倒して先を急ぎました。

この時、ジャンはメレ様がケナケナからゾワゾワになっていると叫んでましたが……違いは修行のつもりかどうか、人々に対して敵意があるかどうかってくらいで、メレ様の「理央様の為に」というスタンスには何の違いもありませんよね。
メレ様はいつだって理央様の為に健気に尽くしまくっています。

ここで早くも巨大戦があり、バエ様が登場しましたが、ゲキトージャの敗北にヘロヘロと地面に墜ちたところをメレ様がムギュッと踏みつけてくれました。
踏んだ後に、メレ様はまた飲み込んだ訳ね(苦笑)

ところで、ムザンコセって元の獣は何だ?
今までの命名ルールから考えるとセムザンコなんだけど、そんなの居たっけ?
セムザンコ……似たような名前の動物なら居たような気がする。"センザンコウ"だったかなぁ。
そんな訳でちょっと"センザンコウ"でググってみたら、どうもそれっぽかったです。
松毬のような硬い鱗、鋭い爪、アリクイのような舌、アルマジロのような全体像。おおっ、ピッタリじゃん♪(^_-)b

おつかいに出かけたゲキレンジャー達でしたが、ジャンは遊びまくってました。
生い茂った木々に野生帰りして、野生児ファションではしゃぐジャン。
ゲキチェンジャーだけは嵌めたままでしたが、残りの服はどこへやったのでしょう?ゲキチェンジャーの中?
おつかいを思い出したところで着替えてましたが……ジャンもゲキレンジャケットの下にスクラッチTシャツを着てたんですね。

しかし、ジャンがおつかいを思い出して着替えても、やっぱり荷物持ちはレツのままでした。
重い荷物はジャンに持たせるのが一番良さそうなんですが、大事なお届けものだからジャンには任せられないと思ったのでしょうか。
それならそれで、センス派のレツよりも根性派のランが持つべきだとおもうのですが…。
妙なところでレツはフェミニストだったのかしら。戦いに関してはランを女性扱いしないものの、ああいう場面で女性に重い荷物を持たせるのは「センス0!むしろマイナス!!」なんて思ってたんだったりして、ね(^_^;)

それにしても、大事なお届けものが壊れ物じゃなくて良かったです。
"もののけ"ことゾウ師匠による追いはぎに遭って、ゲキレンジャーは力づくで取り返すことになりました。
ゾウ師匠は中身が何かを知っていたらしく箱を平気で振り回したり時にはそれで攻撃したりもしてきましたが、ゲキレンジャー側もそれに影響されてか取り返すことにしか気が回らなくなったのか、奪い返す際には結構乱暴に扱ってました。
でも、箱は無事~\(^o^)/
まぁ、ゾウ師匠の追い剥ぎに遭うこと前提でネコ師匠が持たせた箱だから、あの程度ではビクともしないのでしょうけど…。

レツとランは、かなりジャンの言いたいことを理解出来るようになって来た模様です。
「ラン、ぐるぐる!俺、がしっ!レツ、ぴょん!」
これで作戦伝達出来てるとは…(苦笑)
しかも、普通はこんなに大声で敵にも聞こえるように言ったら何やるのかわかって意味がないところですが、ゾウ師匠はまだジャン語を理解出来なかったため、作戦がバレませんでした。
ぃや、ちょっと考えれば大体のところは解りそうなので、理解出来なかったというよりはジャン語に面食らって思考が鈍くなってた隙をつかれたってところでしょうか。
でも、ランが「ぐるぐる」言いながらゾウ師匠の周りを回ったり、ジャンが「がしっ!」って言いながらゾウ師匠を押さえたりするのは言いとしても、レツまで「ぴょん」と言いながら箱を蹴らなくてもいいだろうに…(^_^;)
視聴者とゾウ師匠の為に、"ぐるぐる"と"がしっ"と"ぴょん"が何かを説明してくれた形となっていました。

お届けものを取り返した3人が届け先の山小屋に入ると、そこには"もののけ"が…。
正体を明かした"もののけ"に、ランとレツは慌てて礼を取ってましたが、ジャンは突っ立ったまま。
これから、ジャンがゾウ師匠を何と呼ぶのか楽しみです。
ネコ師匠が「ネコ」だから、ゾウ師匠は「ゾウ」?それとも、「もののけ」

ゾウ師匠も、獣拳不闘の誓いを立ててるから闘えない、とか言ってましたが……闘うのはダメでも追いはぎするのは良いのか?
まぁ、あれは修行の範疇で、闘いではなく組み手だということなのでしょうが、誰がその線引きをするのかかなり疑念が残ります。
誰から見て闘いと判じられると、誓いを破ったことになるのだろう?
とりあえず、巨大化してマキリカを殴る飛ばすくらいはまだ闘いのうちに入らないらしいので、それに比べれば追いはぎは全然問題ないみたいですけど…(^o^;)


<今週のネコ師匠>
怪しげな箱を運んで来たネコ師匠。相変わらず、あのネコ手で器用に物を持ち運びしてくれます。
"おつかい"は、かなり暮らしの中の修行っぽかったかな?
力を合わせて障害を乗り越えてのお届け物は、雑巾掛け以来、久々に修行らしさのある課題だったと思います。
見送る際のトライアングルも効いてました。

ゲキレンジャーがおつかいしてる間に、ネコ師匠は美希さんと一緒にお昼御飯。
メニューは、百烈軒のラーメンでした。
しかし、この日の百烈軒では何があったのか、麺がダマになってました。
これにはネコ師匠も唖然。

おまけコーナーでは今回のお届け物の中身が紹介されました。
あのジャラジャラをゾウ師匠は自分の鼻のように自由に使えるんですね。
果たして、その技をゲキレンジャー達は身につけられるのか!?
技ならレツの担当ですが、ゾウ師匠はランを気に入ったので、ランが教えてもらうことに…。
でも、ゾウ師匠はスケベだから美希さんはランの身を心配しています。
ランの尻を撫でたりしてるゾウ師匠を見て、
「こりゃ、おぬしっ!!」
ってネコ師匠は怒ってましたけど……長年親しく付き合ってて、ゾウ師匠がスケベだってこと知らなかったんですか、ネコ師匠?(^_^;)q
知らずに女弟子を送り込むなんて、ネコ師匠ったら無責任だなぁ。