今週の獣拳 #9
今回の主役はメレ様。
ちゃんとサブタイトルにもなってますし、名実共に主役です。
ちなみに、今回は巨大戦がなかったので、バエ様の出番はありませんでした。
掛け合いが見られなかったのはちょっと残念(^_^;)
理央様がどうしてメレ様を蘇らせ、特別扱いしてたのか。それは、墓の下でのすすり泣きが理央様の心に共鳴したからだったのですね。
今回は、メレ様のリンリンシー姿が初お目見えでした。
理央様に手を取られて女性姿となり、ブラコに痛めつけられて一時的にリンリンシー姿になったということは……メレ様は臨気であの姿を作ってるのだろうか?
クーデターを企てるブラコにメレ様が死の制裁を与えた、と思ったら、ブラコは真毒で蘇ってしまいました。
死者に死を与えることで死の裏返しである生を得る、というのが真毒の力ということでしたが……ブラコは最初に死んだ時には使う隙がなかったのか、それとも使うのを躊躇ったのか。メレ様が墓の下ですすり泣いてたってことは、死んだらお終いって訳じゃなさそうですからねぇ(-_-;)q
本当の命を取り戻したテンションの高さでメレ様を圧倒したブラコでしたが、そこでメレ様にトドメを刺して土に帰していかなかった余裕に足元をすくわれた感があります。
ぃや余裕というより、メレ様にトドメを刺す暇も惜しんでカデムとモリヤを蘇らせて理央様を倒しに行きたかっただけかな?
理央様が目を覚ます前に暗殺しないと、返り討ちは必至ですからね。
僅かな時間も惜しかったことでしょう。
でも、寝首をかくなら単独で充分だったのでは…?
カデムとモリヤを蘇らせたり作戦について打ち合わせしたりしてたから、メレ様が修行を終えて戻って来たり理央様が目を覚ましたりして返り討ちにされたんじゃないでしょうか。
ハッキリ言って、ブラコがカデムとモリヤを蘇らせたのは真毒の無駄遣いでしかなかったように思えます。
これって、やっぱり、クライマックスシーンでメレ様を懐柔しようとする時に真毒の残りを3つにまで減らしておく為の演出ですかね。
五毒拳をまとめて蘇らせなかったのも、三拳魔を蘇らせるためには真毒が3つないといけないから……蘇らせるメンバーにカデムとモリヤが選ばれたのは、ブラコも前回のあのバカップルには嫌気が刺してたからと考えておきましょうか。
モリヤがクーデター計画を進めていた頃、メレ様は
「格下とは闘わない主義だけど…」
と言いながらゲキレンジャーに喧嘩をふっかけ、ゲキバズーカ相手にブラコの技を見切る為の特訓をしていました。
ちょうど良い具合にゲキレンジャーがゲキゲキ砲の練習をしていたので、お互い良い修行が出来たと思います。
それにしても、やっぱりジャンはゲキゲキ砲を撃つ時
「豚の角煮~っ!!」
って言い続けるんですね(^_^;)
「いい加減、"豚の角煮"は辞めろ!」
「何でだ?お前らも言えよ、豚の角煮~って」
「「言わない!」」
しかし、多数決で却下されても"豚の角煮"は掛け声としてしぶとく残り続けたのでありました(苦笑)
ゾワゾワじゃなくケナケナであるとして、ジャンがちょっと気合い不足になったところで、メレ様はゲキゲキ砲を見切ることに成功。
幾らゲキレンジャー達が未熟とは言え、マガの防御をぶち破ったゲキゲキ砲を何度も喰らって、消耗はしても怪我一つしてないメレ様って、やっぱりかなりの実力者なのね。
疲労した身体に鞭打って
「ただの暇つぶしよ」
と強がって去って行くメレ様。
その足で理央様の元へ急行し、ギリギリでブラコ達のクーデターを阻止しました。
不意打ちが失敗した所為で理央様が目を覚ましました。
寝てても、身の危険を感じれば起きますよね。前回、メレ様が渇きを癒す為の攻撃をしなかったのは、そうすると起きちゃうから遠慮したんであって、深く眠ってるから攻撃が当たって理央様が怪我しちゃうって理由じゃなかったんですもの。
あれをみて、瞑想中の理央様は簡単には起きない、なんて思い込んだブラコがバカなんですよ。
カデムはあっさり理央様によって倒され、モリヤとブラコは逃走。
モリヤはこのままじゃ理央様に粛正されるってんで、対抗すべく力を蓄えようと街に出て多くの人の恐怖を煽り立てようとしたものの、ゲキレンジャーにあっさり倒されました。
そりゃもう、本当にあっさりと…。
だって、地面に立ってるんですもの(^_^;)
高層ビルの壁にでもへばりついてれば、ゲキゲキ砲が撃ちにくいのに……壁面にへばりついてる敵に向けてゲキゲキ砲を撃つ場合、ゲキバズーカを垂直にして撃たないと敵と一緒にビルも撃ち抜いちゃいますよ。
高層ビルなら距離もとれて、避けられる率も上がります。
しかし、「理央が来る~(震)」とパニック状態のモリヤにそんな冷静さどころか「俺の世界」で闘うというポリシーすらありませんでした。
そしてモリヤはケナケナではなくゾワゾワなので、ジャンも全然躊躇わず
「豚の角煮~っ!」
まだ言うか、お前はっ!?
ブラコvsメレ様の戦いは、理央様のために生きるメレ様の愛の力の勝利。
計画失敗して敗走のブラコと、特訓を終えて理央様の窮地を救ったメレ様では、テンションもメレ様の方が上です。
ブラコの決め技を跳ね返したメレ様が
「ゲキレンジャーの攻撃の方が威力が上だったわね」
と吐き捨てて、ブラコにトドメを刺そうとすると、ブラコから悪魔の囁きが…。
「本当の命が欲しくないか?」
「残る真毒は3つ。理央の奴は三拳魔を蘇らせるのに使うだろう。お前の分はないぞ」
自分の側につけば真毒で本当の命を与えてやる、とメレ様を誘惑するブラコ。
高見からそのやり取りを見ていた理央様の表情がちょっとだけ動揺してたかに見えました。
メレ様を信じてあげてよ、理央様!!
まぁ、肝心のメレ様にとってもその誘いは魅力的だった訳ですが、やはりそこはラブウォリーアーでした。
「本当の命……いいわね。でも……あんたはあたしを知らなさ過ぎる!」
メレ様はブラコの指先から真毒のツメを切り飛ばすと、ブラコにトドメを刺しました。
「あたしにとって"生きる"ってことはね、理央様と共にあることなの」
健気だぁ!どこまでも健気だよ、メレ様!!
その様子に、満足そうに微笑む理央様。お褒めの言葉も忘れずに…。
更には、膝をついて恭しく真毒を差し出したメレ様の手を取って立たせてあげることで駄目押しです♪(^_-)b
何となく「誑し込み成功」ってほくそ笑んでたような笑顔だったのが気にならなくもありませんが、偽りの愛でも利用する為の甘い囁きでも、与えられたその瞬間のメレ様は幸せみたいなので、とりあえず良しとしましょう。
<今週のネコ師匠>
序盤、おやつをつまみ食いしようとするジャンの手をピシャリ!
「こりゃっ!」って、その様子はまるでいたずらっ子の孫と教育的指導をする爺ちゃんです(笑)
そして、やっと美希さんから休憩タイム入り宣言が出て、もう一度改めて蒸篭に手を伸ばし蓋を開けたジャンのおでこに猫パンチ!
まだ"おあずけ"です。
「おぬしら、ゲキゲキ砲を撃つのに、今どのくらい掛かっとるんじゃ?」
そんなことを聞かれてもジャンに解るはずもなく、そこはタイムアタック修行担当者でもあるランが代わりに答えました。
その答えに「まだまだじゃのぉ」と呟くネコ師匠。まぁ、当然ですが…。
「それじゃ、どのくらいで撃てれば…?」
「時間が掛かっとる事自体、問題なのじゃ」
そりゃそうだ(^_^;)
いつまでもジャンに時間稼ぎさせてる訳に行かない、っていうより、いつまでもジャンの時間稼ぎが通用する訳がないですからね。やはり、四次元ポケットもといゲキチェンジャーからゲキバズーカを取り出したら、瞬時に激気を注入し終えて発射出来るようじゃないと……構えの体勢で取り出して、ホールドしつつ激気を注入、ホールドし終えた時点で既に発射モーションに移ってるって感じで、一連の動作が流れるように一つ一つの過程が瞬時に行われるようでないといけません。
それを出来るようになる為には
「修行あるのみ!以上」
でも、今回は修行課題は与えてくれないのね(^_^;)
実際にゲキゲキ砲を何度も撃って、習うより慣れろ、ですか?
本来なら、ジャンにも激気注入の為の修行をさせないといけないと思うのですが……また悶え苦しむのは御免だということですかね、ネコ師匠(^o^;)
ジャンの場合、普通の"猫ふんじゃった"すら弾けなさそうだもんなぁ。
それを弾けるようになってもアレンジバージョンを弾けるようになるにはどれだけ掛かることか……ある程度弾きこなせるようになるまではネコ師匠は別室で待機して、仕上げ段階で初めてジャンの"猫ふんじゃった"を聞かせるようにしないと、ネコ師匠は狂死確実ですね。
メレ様が理央様に真毒を差し出し、それによって何やら臨獣殿側がまた強力になったあるいは邪悪度が増した模様で、それをジャンとネコ師匠が感じ取っていました。
あ~あ、アップでネコ師匠の目が開いちゃったよぉ。
目を開けると可愛くないぞ~(^o^;)