今週の獣拳 #7
今週の主役は……マガ?
サブタイトル的にはゲキレンジャー v.s. ソリサのダンス勝負のはずだし、尺の具合でもダンスがメインなのですが、スポットライトはマガに当たっていたような印象があります。
印象という点では「リンシーの皆さん、ダンスお疲れさまでした」ってもの有り。
今週のリンシーズは、ソリサのバックダンサーズと化してキレの良いダンスを披露し、踊りながらゲキレンジャーと闘いました。
いつものキョンシー跳びでの登場も腕が疲れそうですが、今回も踊りながら退場したりして、なかなか大変そうに見えました。
話の流れとしては、ソリサのダンスに翻弄されたゲキレンジャーがダンスを習って対抗。
その過程で、美希さんの子供・なつめの成長も絡んで来ました。
レツとランがお昼のメニューでもめ、箸が使えるようになったからと何でも箸で食べたがるジャンがその2人に相手にされずにネコ師匠に泣きついていると、気の強そうな少女が登場。
相変わらず、スクラッチのセキュリティはザルのようです。
いくら重役の子供とは言え、勝手にうろつかせてはいけません。
しかし、勝手知ったるでずかずか入り込んで来るなつめちゃん。ジャンとは会話が通じず、只でさえ苛ついていたなつめちゃんはかなり攻撃的な雰囲気です。
そこへ、美希さん登場。
美希さんは、なつめちゃんをなだめすかしながら、しっかり中華を選択していました(笑)
これまでにもラーメンや中華饅を食べるシーンが出て来ましたが、やっぱり美希さんは中華料理がお好きなんですね。
美希さんの有無を言わせぬ選択でお昼ご飯が中華に決まったところで、街にソリサ登場。
恐怖のサソリダンスって、ソリサ自身がそれで攻撃しているんじゃなくて、雑魚を踊らせる臨技ですか?
踊りながら襲って来るリンシーズに、ゲキレンジャーは手も足もでないご様子。
恐らく、敵のリズムに飲まれて自分達の攻撃のリズムが掴めなくなっているのでしょう。
リンシーズがある程度叩きのめしたところで、仕上げはソリサ自身のダンス!のはずだったのですが、ソリサがレツに覆い被さるような体制になったところで、それがキスシーンに見えてしまったマガが暴走。興ざめしたソリサは帰ってしまいました。
暴走したマガは巨大化しました。
巨大化戦となれば、僕らのバエ様の出番です。前半だろうが何だろうが、メレ様の腹から飛び出して実況中継開始。
でも、いきなり出て来て巨大化したマガに呆れていたメレ様は、周りを飛び回るバエ様を正しく蝿のごとく手で払い退けました。
マガの打たれ強さを中継中だったバエ様は
「私は打たれ強くないので、ちょっと勘弁…」
とか何とか言いながらヘロヘロと落ちて行きました。
一方、打たれ強かったおかげで無傷だったマガは、殴られて頭に昇っていた血が引いたのか我に帰ってソリサを探しました。そして、メレ様に答えを貰って退場。
「ソリサは呆れて帰っちゃったわよ!」
こちらも呆れていたメレ様でしたが、真毒の情報を掴むためとは言え帰る事なく最後まで居残り、マガの疑問にすぐさま答えてあげるとはなかなか親切です。
メレ様は今週もラブウォーリアらしさを発揮してくれました。
冒頭では、考え事をしながら鍛錬中の理央様を見つけて、その動きを真似して一体感を味わってうっとりしていました。
「見て下さい、理央様。私達、息がピッタリですよvv」
いや、それはあなたが理央様の息に合わせてるだけですから…。
「まるで、恋人同士ですねvv」
まぁ、そう思うことであなたが幸せならそれで良いんですが……世の中そんなに甘くはありませんでした。
理央様は、メレ様の言葉など全然聞いていませんでした。そして、それまでの思考は全て心の中でだけ呟いていたのに、締めくくりだけは発声。
「違うな」
罪な独り言です。
マガを焚き付ける点でも、メレ様らしさが光りました。
「俺のソリサ?いやだ、マガったらソリサのことが好きだった訳!?」
と驚きはしたものの、その想いを利用することを思いついた模様です。
「ソリサのこと、好きなんでしょう?だったら、頑張りな。女ってのはね、絶対的な強さを見せてくれる男に弱いものなのよ」
メレ様が言うと説得力があります。
報われない恋に身を焦がして闘うメレ様に励まされて(唆されて)、マガは俄然張り切りました。
でも、応援してあげる素振りを見せながらも、やっぱりマガの気持ち悪さは女には堪え難いものがあります。
感激するマガに腕を掴まれて、メレ様はメチャクチャ嫌がってました。
耐えるんだ、メレ様!それも、理央様の望みを叶える為の愛の試練だ!!
メレ様が理央様への愛の為にマガに親切にしていた頃、ゲキレンジャーはなつめちゃんの通うダンス教室でダンスの修行中。
子供のダンス、と甘く見ていたレツはその高い鼻っ柱を叩き折られた模様です。
真似して踊り始めるも、振り付けが全く頭に入っていないわリズムに乗れないわで3人のダンスは酷い有様。
それでも、素直なジャンとランはだんだんコツを掴んで来ました。
レツは考え過ぎなのかなぁ。"技"担当者なら、ダンスの振り付けは真っ先に覚えられてリズムも掴めそうなのに…。
一人だけ、なかなかリズムに乗れないレツに、ダンス教師は
「ダンス、好きなんでしょう?」
どうやら、ネコ師匠の指示で美希さんはゲキレンジャーの3人をダンス好きということで体験レッスンに送り込んだものと思われます。
「そんなこと一言も言ってない」
なんて言っても、聞いちゃくれません。でも、レツも何とか他の2人の勢いに乗せられたようにシュバシュバ踊れるようになりました。
しかし、やたらと「シュバ、シュバ!」と掛け声を掛けるのはちょっと迷惑なんじゃない?
などと思ってたところに、なつめちゃんの声。
「うるさいよ!」
ああ、やっぱり迷惑なんだ、と思ったらジャンに言ったのではなくお友達ともめていたのですね(^_^;)
自分の技術に酔って勝手な動きをして和を乱すなつめちゃんにお友達がダメ出しをしたのですが、なつめちゃんは聞く耳持ちません。挙げ句に教室を飛び出して、ソリサと遭遇してしまいました。
母親パワーでゲキレンジャーより先になつめちゃんを保護した美希さんでしたが、相変わらず掛け声に迫力がありません。
「身体、鈍ってんじゃない?」
とソリサに言われてしまうくらい、リンシーズに押され気味。
追いついて来たゲキレンジャーに前線を譲って、
「さっきの曲を心の中に流しながら闘って」
とアドバイスして、なつめちゃんと瓦礫の陰へ避難しました。
なつめちゃんの教育の為に、瓦礫の陰からゲキレンジャーの戦い振りを親子観戦です。
ビーストアーツも初心者でダンスもド素人のゲキレンジャーに、なつめちゃんは気が気じゃなかったようですが、息を合わせて闘う3人の姿に周りと呼吸を合わせる大切さを学んだ模様です。
そして、さっきまで繰り返し踊ってた曲を心の中に流しながら闘った3人は、サソリダンスのリズムに踊らされる事無くリンシーズを撃破。
残るはソリサだけ、と息を巻いたところで、またしてもマガがやって来ました。
ソリサはまた邪魔に入られた、とお冠のようでしたが、今度のマガは一味違います。
嫉妬に狂って暴走した前半と違って、メレ様に励まされて(唆されて)漢になろうとしています。自分の長所とソリサの長所をちゃんと考えて、自信に満ちています。
自らの防御力の強さを生かして我が身を盾にソリサを守る、というシチュエーションに酔っています。
五毒拳最強の防御力を誇るマガが攻撃を全て受け止めて、最強の攻撃力を誇るソリサが襲いかかる。
これにはソリサも納得したようで、マガとタッグを組むことを承認しました。
メレ様も満足そうに高みの見物(^_^)
ゲキレンジャーがピンチになったところで、以下次週と相成りました。
<今週のネコ師匠>
昼食メニュー決定戦を横目に見ながら、
「うちのトライアングルは、まだまだじゃなぁ」
と呟くネコ師匠。
あっさり弾き出されたジャンから
「ネコ~、俺、箸でカレー食べたい~」
と泣きつかれて
「カレーはスプーンじゃ」
とすかさず切り返したりして、ツッコミもいけてます。
しかも、あのネコ手で本も読みます。
ネコ師匠は、喉を上手にゴロゴロ言わせてくれる人の無礼は許してしまう模様です。
しかも、ネコ師匠公認だからか、周りの人も注意しません。
挨拶代わりに喉を撫でてゴロゴロ言わせたなつめちゃんは、その後ネコ師匠を強引に退かしましたが、母親である美希さんですらその無礼を咎めませんでした。
多分、いつものことで、注意してもネコ師匠が
「良い、良い♪」
とか言っちゃうんだろうなぁ。
でも、教育上良くないので、なつめちゃんの為にもああいう行為はちゃんと叱った方が良いですよ、ネコ師匠(^_^;)
「暮らしの中に修行有り」は今日も出ました。
でも、ダンスって暮らしの一部か?(^_^;)
とにかくネコ師匠は、ゲキレンジャーをなつめちゃんのレッスン先に送り込みました。
そして教室に戻るのを嫌がるなつめちゃんを
「おぬしのダンスの素晴らしさを、あやつらに見せつけてやってくれ」
などと、煽てるネコ師匠でした。
ネコ師匠は子供の扱いも上手です♪(^_-)b