今週の獣拳 #6
今週の主役はレツ。
今度こそ、ちゃんと主役です。
先週のランと違って、スポットが当たったのもレツなら、成長したのもレツでした。
レツがセンスや技にこだわるのには、ちゃんと背景があったのですね。
ネコ師匠がその素質を見いだして技を重点的に磨き上げた訳ではなかったことが、今回の話で判明しました。
元は、と言うか本業(?)は絵描きさんだったレツ。
画風は明るい色使いでシャープな感じで、昔のCGみたいな絵でした。
獣拳を学ぶため、便宜上はスクラッチの社員になってるレツですが、どうやら空き時間には絵を書き続けているようです。
ボウケンジャーのメンバーは(映ちゃん以外)便宜上サージェスの職員でミッションの合間にサージェスミュージアムのガイドをしてましたが、どうやらゲキレンジャーは修行の合間にスクラッチの仕事をしてる訳ではないようですね。
まぁ、暇さえあれば修行しているランには便宜上の仕事をする合間なんてないし、ジャンやネコ師匠にはオフィスの仕事なんて出来ないから、表の仕事は全部美希さんが背負って支えざるを得ないんでしょうけど……まさか、美希さんはその為に引退?
レツの絵を欲しいと、変な画商が押し掛けて来ました。
これが、ジャンの鼻が曲がる程の香水を振りかけた怪しいおっさんで、まるでギャグマンガの自称芸術家のような出立ち(苦笑)
そんな奴が勝手に奥まで入って来られるスクラッチって、どういうセキュリティシステムになってるんでしょうねぇ。
企業秘密もダダ漏れのザル警備?
絵を売って欲しい画商のピエールと、売る気のないレツとがもめていると、街にモリヤが出現。
最初、スクラッチのビルの壁に張り付いてるように見えて「こんなに早く本拠地襲撃かよ」と思ってしまいました。
早くも敵方の精鋭が出て来てる上に、理央様にこっちの正体バレまくってるから、いつ本社ビルが襲われても不思議じゃありませんし、ね(^_^;)
臨獣殿の優先目的が多くの人々の負のエネルギーを得ることじゃなかったら、とっくに襲撃されてるんじゃない?
壁に張り付いているモリヤ相手に、手も足も出ないジャン。
素晴らしいジャンプを見せたものの、ジャンの攻撃はあと少しのところでモリヤに届きませんでした。
ランは、見てるだけ。根性では壁を登れません。壁を登るには技が必要です。
そこで、モリヤとの戦いは技担当のレツの独壇場となりました。
それでも、初戦は華麗さに欠けて感動が足りず、途中でレツが戦線離脱。
スクラッチに戻ると、ネコ師匠から窓ふきの修行を言いつけられました。
そこに何かを感じたレツは、張り切って飛び出して行って……窓を拭かずにロープアクションの修行開始。
下の方でそれを見ながら、ランとジャンはとりあえず少しは窓を拭いていたかも知れませんが、とにかく2人にとっても窓ふきは全然修行になってなかった模様です。
レツの姿から何かを感じ取るのが修行?
窓拭き修行してると、またピエールが出現。
ゲキレンジャーは修行中断して、公園で一休み。
ピエールは金を積んで絵をねだりますが、レツは断りました。すると、ピエールはレツが売り渋って値を釣り上げようとしてると決めつけて、絶縁宣言かまして去って行きました。
絵の世界で食べて行きたくて、あの人がその世界に絶大な力を持ってるなら、我慢してお付き合いする必要もあるかもしれませんが、そうでないならああいう手合いには絶縁してもらった方が有り難い気がします(^_^;)
この公園シーンで、ジャンとレツはベンチに座って一休みしてた訳ですが、その座り方にキャラの個性が出てました。
レツは優雅に足組んでて、ジャンは座面に猫的お座りポーズ(笑)
いいね、ズッキー!可愛いよ♪
一方、臨獣殿に戻ったモリヤは、余裕と負け惜しみの狭間に居ました。
理央様が直々にモリヤの部屋まで足を運んで来たのには驚きです。
真毒の情報収集に聞き耳立て回ってるんだろうか、理央様?
そして、またしても衝撃の事実判明!?
理央様はレツの兄のことを知っているようです。しかも、それなりに強さを認めていたようです。
窓拭きならぬロープアクションの修行の結果、モリヤ v.s. レツの再戦はレツのワンサイドマッチ。
高みの見物していたメレ様も、ついレツの華麗な戦い振りに感動を覚えてしまった程です。
乙女ちっくにうっとりした後ハッと我に帰って、「いけないっ!メレの心は永遠に理央様のもの」と慌てるメレ様が可愛かったです♪(*^^*)
レツにボコボコにされて地べたに落っこちたモリヤは巨大化。
巨大戦が始まると、僕らのバエ様が出て来ました。
でも、今日も解説のメレ様との絡みは無し。
それもそのはずで、個人戦でボコボコにされたモリヤに、
「大口叩いたくせに、この程度?」
モリヤが巨大化したのを見ながら、
「さぞや、凄いものを隠し持ってるんでしょうねぇ。真毒じゃなかったら納得いかないわ」
メレ様はご立腹の上、不貞腐れておりました。
モリヤが隠していた凄い技は真毒じゃありませんでした。
トカゲの尻尾切りよろしく、ゲキトージャに押さえ込まれた腕がスポッと抜けてビチビチと…。勿論、モリヤの方はすぐに新しい腕が生えて来ました。
そんなセコい手で「どうだ、これが"奥の手"だ!」などとエラそうに胸を張られた日にゃあ、メレ様も
「こんなのが臨獣殿の五強だなんて……」
と嘆きたくもなるでしょう(-_-;)q
でも、ぶーたれてるメレ様も可愛かったですvv
<今週のネコ師匠>
今日の修行課題は窓拭き。
今日も「暮らしの中に修行有り」の台詞が出ました。
でも、前回同様、窓拭きに行ってるのにレツは窓を拭きません。まぁ、最初からレツはロープしか持たずに出て行ったしなぁ。
ネコ師匠から渡されたバケツはジャンとランの手元に残されていました。
ジャンの雑巾掛けの時以外、修行の場にはネコ師匠が見当たりませんが、ちゃんと修行してるか見に行ってるんでしょうかねぇ。
間違った方向に修行しないように陰からこっそり見ながら、ツメ研いでますか?(^_^;)
何かとトライアングルをチ~ンと鳴らすネコ師匠ですが、他の鳴りものも携帯している模様です。
絶縁宣言したくせにその舌の根も渇かん内にまたレツの元へと押し掛けて来たピエールに、レツが難儀していると、
「日々、これ、修行なり」
とか何とか言ってネコ師匠が取り出したのはトライアングルではなく御鈴。
あの仏壇に置いてあって、拝んだ後"チ~ン♪"と鳴らす鐘です。マンガなどで「御愁傷様」とばかりに鳴らされるアレですね(苦笑)
正に、この時のレツには相応しい効果的な鳴らし方でした。ネコ師匠、クッジョブ♪(^_-)b
そして、おまけではゲキトンファーを孫の手代わりに…。
「こう使うんじゃよ」
と、トンファーの先っぽを持って、持ち手の部分で背中をかくネコ師匠でした。
ネコ師匠なら、普段から本当にやってそうです(笑)