今週の獣拳 #5
今回の主役は一応ラン。
とは言え、スポットが当たったのはランであっても成長したのはジャンでした。
前回の理央様や五毒拳との戦いへの反応が出始めたジャンは、悪夢にうなされて、ウジャウジャ。
そのウジャウジャが"不安"という感情だと美希さんに教えられ、ネコ師匠からは対処法をランから学ぶように言われました。
そこで素直にランの元へ向かうと、ランはお寺の境内で舞い飛ぶ落ち葉を掴み取る修行をしていました。
真似して落ち葉を掴もうとするジャンでしたが、うまく掴めず、落ち葉にじゃらされてしまいました(^o^;)
ウジャウジャについてランに相談するジャンでしたが、話し半ばに敵が来襲。
何故か単独でやって来て街で暴れ回るカデムに、とりあえず変身。
腰が引けて迷いがあっても、変身出来るくらいの激気は燃えさせることが出来るジャンでした。
でも、変身後はまたウジャウジャに支配されて役立たず。危ういところでレツが身を挺して庇ってくれました。
身代わりになってカデムの毒爪に足を刺されてしまったレツは、変身が解けて、膨れ上がった足を抱えて転がりました。
結局、カデムの相手はランが単独ですることになりました。
スピード勝負でほぼ互角。
すると、そこへメレ様が登場。
10秒間で石版に叩き込んだ拳の数を競う"千拳万打"で勝負するように言い出しました。
結果はカデムが1000発、ランが999発でカデムの勝ちでした。勝負中の映像を見ていると、ランの拳が上下に動いていたので、その分のタイムロスが響いたみたいですね。
でもこの上下動は、後半への伏線になっていました。
ところでこの"千拳万打"の石版ですが、メレ様の解説によると「金剛石と同じ硬さを持つ」とのことです。
そんなもんをボコボコにして傷一つ付かないゲキチェンジャーやカデムの手って、一体どれだけ丈夫なんでしょう?(^_^;)
"千拳万打"に破れたランでしたが、倒れて来た石版の下敷きになる訳でも愕然としてるところを叩きのめされる訳でもありませんでした。
勝ち誇ったカデムが風で舞った砂埃を正面から喰らって隙が出来たところへ、ランは魂込めた突きを繰り出しました。
ランの拳が擦ったカデムの頭巾が、ちょっと破れました。
すると、何故か異常に動揺するカデム。
一方的に再戦の場所と時間を決めて言い残すと、カデムは逃げ出しました。
追いかけるメレ様の表情が良かったですvv
カデムがどうしてあんなに慌てたのか、全然解りませんでした。
「俺の顔を見た奴は生かしちゃおかねぇ」
とか言ってましたが、そんなご大層な顔じゃなかったし……あの袋の中身は単にでかいムカデが丸まって入ってただけじゃん(^_^;)
結局、あの袋の意味は、メレ様に
「もしや、あの中に真毒を隠しているのでは…」
と期待させただけに終わった気がします。
もっとも、あの袋の真の意味は視聴者への気遣いなんでしょうけど…。紙袋被ってくれないと、画面が気持ち悪くて放映禁止になりかねないもんね(^o^;)q
ランが"千拳万打"に破れたのを見て、余計にウジャウジャしてしまったジャン。
ルームランナーで気を紛らわせていると、夜食の中華まんを持った美希さんがやって来ました。
差し出された中華まんを受け取ったジャンは、走りながらそれをガブリ!
走りながらのお食事はお行儀悪いし、健康にも良くなさそうな気がします(汗;)
ウジャウジャとの付き合い方の解らないジャンに美希さんから指導が入りました。
「マスター・シャーフーは何て言ってた?」
「ランから学べ、って…」
「ランは今どこ?」
「修行して来る、って…」
「だったら、君も行く!」
追い立てられるようにしてジャンがランの元へ向かうと、そこには葉っぱ掴みをし続けるランの姿がありました。
葉っぱ掴みをし続けるランと、ただそれをジッと見続けてたらしいジャン(笑)
「突きこそ基本、魂込めて」
「根性~~~っ!」
というのが心情&口癖のランはともかく、ジャンは良く飽きなかったなぁ。
決闘場所に向かうランに、ジャンは不安を隠せませんでしたが、ランは
「やるべきことはやったから」
と平気な様子を見せました。
そして、いざ勝負!
殴り飛ばされたのはカデムの方でした。
何故なら、カデムの拳は盲滅法ただ早く突き出されてるだけで狙いが定まっていないから…。
当たりそうな拳は突きで相殺していたランでしたが、カデムの拳が自分から反れた瞬間、カデムのボディに魂込めた突きを叩き込みました。
その解説の為にレツは"千拳万打"の石版をカデムに投げつけた訳ですが……これってやっぱりゲキチェンジャーの四次元ポケット機能ですかね。
しかもレツはカデムの毒にやられた身体で、ジャンに支えられて辛うじて立っていたあの身体で、帰還して治療を受けて
「峠は越えた。じゃが、今晩は絶対安静じゃ」
なんて言われてしまうようなそんな身体で、"千拳万打"の石版を拾って来た?
しかも、絶対安静が解けた翌朝には、敵に向かって投げつけた!?
ゲキチェンジャーを敵に向けて振るようにしながら石版を呼び出すと、いい具合にあの辺りに投げ出せるんですかねぇ(^_^;)q
巨大戦に入ると、いつも通りバエ様登場。
今回は割と大人しめでした。
しかも、真毒について考え事しているメレ様はバエ様の相手をしてくれません。
どうしてここでカメレオン姿になっていたのか謎です。もしかして、真毒が出たらかすめ取る気満々で待機していたのでしょうか。おかげで、バエ様とメレ様の掛け合いは見られませんでした。
ゲキトージャが勝利した後、バエ様は
「いつもならここで負け惜しみが…」
とメレ様の肩に乗って挑発しましたが、軽くスルーされてしまいました。
おまけコーナーでは、ゲキトンファー・ロングバトンについての解説がりましたが、LUNAの視線は美希さんの後ろでバドミントンしているジャンとロボタフに注がれてました。
最初はロボタフは突きでシャトルを打ち返してるのかと思ったのですが、よく見るとちゃんとラケットを持っていました。
一体、どうやってラケットを持っていたんだろう。手の裏辺りに武器を差し込めるようになってて、そこにラケットを指してたのかなぁ(^_^;)
<今週のネコ師匠>
春の嵐に毛並みの乱れを心配しながら登場するネコ師匠。
ええ、ぬいぐるみは毛並みは命です!
間違って洗濯層に落ちて回っちゃったようなボソボソの毛並みになってはいけません。
ネコ師匠は着ぐるみだからお手入れし易そうですが、耳と眉と頬のフサフサ加減には充分注意して欲しいものです。
今回またしても「暮らしの中に修行あり」が出ました。
ウジャウジャとの付き合い方について
「ランから学ぶことじゃ」
と言ってジャンに差し出したのは竹箒。
でも実はこの竹箒は全然使われなかった模様です(苦笑)
遠回しな指導が多いネコ師匠ですが、回想シーンでは割とストレートな指導もしていました。
獣拳を習得する自信をなくして辞めようとするランを、真っ正面から励まして諭して導いてました。
そして締めでは、ランの修行好きにやや呆れてるようなレツとただ感心してるジャンに挟まれて
「修行は1日休めば自分に判り、3日休めば周りに判り、1週間休むと敵に負けるのじゃ」
さらりと言われたこの言葉に、ジャンは大慌てでした(^o^;)