今週の獣拳 #1 | 振り向けば二次元

今週の獣拳 #1

今回の主役は赤い野生児・ジャン。
いきなり山奥で彼がパンダを相手に格闘してるところから物語は始まりました。
怪しいパンダがうようよしている中で、画面手前のパンダとタイマン勝負の末に相手の鼻先に噛み付いたジャンに、パンダの方は手で地面を叩いてギブアップのサイン(苦笑)
これが彼らの遊びのルールだったようです。

パンダと別れると、ジャンは空の向こうに何かを感じて山登り。
不時着するセスナを見ながら、ワクワク、ドキドキして現場に行くと、そこではスーツ姿の女性・美希さんがカマキリ男と戦っていました。
現役を引退した、と言いながら、敵の雑魚は片手で軽くあしらってました。
いざって時は現場復帰して変身するのかしら?

キョンシーならぬリンシーと言う名の雑魚が全滅したところで偉そうに出て来たこの怪しいカマキリ男ですが……名乗るまでは蛇かと思ってました。でも、"マキリカ"と名乗った途端に、「ああ、カマキリか」と…(^_^;)
今回の敵は、とっても解りやすい名前ですね。
敵の親玉・理央さまはライオン(レオ)だし、メレはカメレオンだし…。
使う拳法の名前は"アクガタ"って、"悪型"かよ!(^o^;)
まぁ、名前も悪の組織らしく、更に始めからしっかり人々を恐怖に陥れる為に活動することを宣言してくれているので、如何にも悪って感じで解りやすいです。

ボウケンジャーが強盗戦隊で破壊活動家だったのに対し、ゲキレンジャーは正道と邪道という単純な立ち位置での対立になっているようですね(^_^)
ヒーロー物の基本に帰ったような解りやすさです。
でも、たとえ邪道でもメレは可愛いし、理央さまは格好良い!!
猫さえ居なければ、臨獣殿を応援していたかも知れません(苦笑)

美希さんは、封印するはずだった"拳魔の腕輪"を奪われ、戦いのとばっちりで瓦礫の下敷きになってしまったジャンを本拠地・スクラッチ連れ帰りました。
彼女がシャーフーに事態を報告したり重役としての仕事をしたりしてる間に、目を覚ましたジャンは野生児ファッションのままで勝手に辺りをうろつき回って、修行中のランとレツを発見。
何故ここの医療スタッフは彼の服装をそのままにしておいたんだ?
傷の具合を調べる時に身体を拭いたり、骨や内蔵に異常がないかの検査の過程で検査着に着替えさせるとか、そんなことは一切せずにただベッドに転がしておいたのか!?

具現化されたチーターとジャガーに興奮してガラスをバンバン叩いていたら、ガラスが割れて落っこちました。でも、もちろん無傷。
「ゴワゴワのチーターは!?メラメラのジャガーは!?」
興奮冷めやらぬジャンに、戸惑うレツ。理論派はこういう時、棒立ちになると相場が決まっているものよ(^_^;)
全く動じる事無く声を掛けたのは、"猫"ことマスター・シャーフーでした。

シャーフーの姿を見たジャンは、今度はその姿に喰いつきました。
「猫ぉ♪」
すり寄り、喉の辺りをゴロゴロ撫でるジャンに、シャーフーご満悦(笑)
更に、猫舌仲間も出来て嬉しそうです。

美希さんがジャンのことを
「事件か事故かは解らないけど、山奥で独りぼっちになって、虎に育てられたらしいわ」
とか何とか説明すると、さっさとラーメンを啜り始めたレツは、
「少なくともそれは、端の使い方を覚える以前のことだな」
まぁ、確かにそうでしょうが……箸を使う文化のない地域の出身だったら、幾つの時から山奥に居たのであろうとも箸の使い方は知らないでしょうねぇ。
もっとも、名前からすると日系っぽいですけど…。

ジャンが幾つの時から山奥に居るのか、何故そこに居たのかは、いつか明かされる時が来るのかも知れませんが…。
とりあえず、ラーメンの存在や箸の使い方は知らなくても、猫とチーターとジャガーは知っていたようです。パンダがゴロゴロしてる山にチーターやジャガーが居るとは思えないので、その知識は人間に育てられてた頃のものということになりますね。語彙が不足気味とは言え、普通に会話もしてますし…。
また、大抵の感情や雰囲気は"ニキニキ"とか"ゾワゾワ"などのジャン語で表現してますが、「熱い」という感覚は解っているようです。
ラーメンを食べようとして「熱い!」と叫んでいました。

思い出したように獣拳について質問するジャン(と設定の説明を待つ視聴者のため)に、美希さんが獣拳や激気について説明してくれましたが……要するに激気とは、オーラパワーやダイノガッツの親戚ですか?
戦うと聞いてジャンは
「戦うって何とだ?パンダか?カバか?アリクイか?それとも、猫か?」
そうか、彼にとって身近な動物はパンダとカバとアリクイなのか(^_^;)

美希さん達が獣拳や激気や敵について説明していると、街にはカマキリ怪人がリンシーを率いて襲って来ました。
臨獣殿がいよいよ本格的に活動開始です。
そしてジャンは、何だかよく解らないけど猫に促されるままにゲキチェンジャーを受け取り、服を受け取り、戦いの場へと赴きました。
現場到着の頃にやっとジャケットを着終えたようでしたが……実はランが早く到着していたのはチーターの心が宿ってるからだけじゃなくて、レツが服の着方を教えながら走って来たからだったりして(^_^;)
現場に着いたからと言って、見よう見まねじゃ変身出来ません。
真似っこして変身しようとする無邪気なジャンが可愛かったです。

その内ジャンは、壊れた車に囲まれて泣いている少女を発見。
マキリカが現れて少女をいたぶり始めたので、怒りが爆発して激気が高まって変身出来ました。
そして、心のままにマキリカをぶっ飛ばしたものの、マキリカは巨大化してしまいました。
スーツ戦で破れた敵は巨大化する、という基本が受け継がれております(^_^;)

EDでダンスが復活しました。
猫が一番目立っています(笑)
他のメンツは後半だけしか踊ってませんが、猫は最初からずっと踊り続けています。ノリノリです♪(^_-)b


<今週の猫師匠>
シャーフーはジャンをとっても気に入ったようです。
やはり、あの出会ってすぐの喉元ゴロゴロのテクニックが効いたのでしょうか(^_^;)
おかげで、恐らくランとレツは幼少の頃からの修行の末に手渡されたのであろうゲキチェンジャーを、ジャンは訳の解らないままにあっさり手に入れてしまいました。
何しろ、問答無用でシャーフーがジャンの腕に勝手に嵌めちゃいましたから…(^o^;)
更に、「服、着ていけ」と服を一揃い差し出して、ドアまで開けて見送ってくれる始末。
そしてラストは、巨大化して現場臨場。ニャシッと敵の手を捕まえて、なかなか楽しそうでした♪
ジャンの野生化の謎同様、シャーフーが猫の姿をしている謎もいつかは明かされるのだろうか?
意外と激獣拳にも自らを獣化する技があって、うっかり猫化したら戻れなくなったんだったりして…(クスッ)