今週の冒険者 #48 | 振り向けば二次元

今週の冒険者 #48

今回の主役は、サブタイトル的にはガジャ様。
実質はボウケンジャー全員で、やや真墨寄り。
でも、印象度ではゲッコウ様(笑)

ここに来て、初めて映ちゃんはレスキュー班らしい働きをしました。
プレシャスバンクの爆発で燃え上がる辺りの火を消すようにさくら姐さんに頼まれた映ちゃんは、サイレンビルダーで消火活動開始。
でも、火を消すだけなら消防車だけ呼べば済むのではないかと…。あの火を消すには、単体ではパワー不足?
呼んだのがゴーゴーファイヤーだけだったなら、ガジャ様にビークル3体分のプレシャスを吸い込まれずに済んだのになぁ(溜息)

これ以上、パラレルエンジンのプレシャスを失わないように、Mr.ボイスは問答無用でビークルを封印してしまいました。
牧野先生が「仕方なかったんです」などと組織人間的な発言をしていましたし、実際、それも解らなくはないんですが……あの状況でいきなり大半の武器を封じられては、現場の人間はたまったもんではありません。
ますます、Mr.ボイス悪人説に磨きがかかります。

とりあえず、ガジャ様が"ゴードムの心臓"を拾っただけでお引き取りあそばされ、デスペラードは"ゴードムの脳髄"を探しに行ってくれたので、ボウケンジャーは生身でもどうにかカースの群れから脱出することに成功したようです。
牧野先生も無事だと良いんだけど…。

「全てのプレシャスを飲み込む」なんて言ってたガジャ様でしたが、どうやら飲み込むのはゴードムの秘宝だけで満足なようです。
"ゴードムの心臓"以外にも、あの程度の爆発では破壊出来てなさそうなプレシャスは沢山ある気がしますが、他には一切興味を示しませんでした。
後であの辺りを掘り返したら、"レムリアの太陽"とか出て来てくれることを祈ってます。一応、菜月のご両親の形見な訳だし、有効利用されることをご両親は願ってた訳ですから、あっさり消えて欲しくはないなぁ。
ズバーンが無事だったり、チーフが無傷だったりするんだから、大概のプレシャスはあの爆発では壊れないんじゃないかと思います。

散開したボウケンジャーの中で、サロンに戻って来られたのはさくら姐さんだけでした。
アクセルラーは、変身はおろか何故か普通の電話としての機能まで失ってしまっていて皆と連絡を取ることも出来ず、Mr.ボイスは幾ら呼んでもスクリーンに現れません。
さすがのさくら姐さんもキレました。
「トンガリ野郎!」
吐き捨てるように、押し殺した声と共にスクリーンを叩き壊しました。

映ちゃんの帰る場所はサロンではなく自宅。
一戸建ての高丘さん宅に転がり込んで一休みです。
すると、ママさんの幻影が現れて「ゆっくり休みなさい」と膝枕してくれました。
それに癒されながらも、何かを忘れているような気がする映ちゃん。
「冒険、かしら?」
ママさんは的確に言い当ててくれました。
そこで夢から覚めた映ちゃんは、あちこちのポケットを探り……ママさんの涙の結晶を探してるのかと思ったら、探してたのは野菜でした(^o^;)
そうか、映ちゃんはあんなにあちこちのポケットに野菜を携帯してるのか。
決意を新たにしながら、映ちゃんは取り出した野菜をガブリ!
そういう決意はママさんの涙の結晶に誓ってくれよ、と思いつつも、最後まで映ちゃん&野菜の強い絆(?)を描いたところはNiceだったと思います。

菜月は街の中を懸命に逃走。
追いつめられたと思ったところに、上からロープが下りて来ました。
真墨です。通りすがりの女子高生(?)の会話から東京が大変なことになってると聞いて、菜月を助けに来ました。
でも、前回のレビューで書いたように、ギリギリギッチョンで庇って飛び出すような出方をしなかったため、菜月に八つ当たりされてしまいました。
パンドラの鍵と箱が奪われたことも、ガジャ様がパワーアップしたことも、デスペラードが出て来たことも、プレシャス保管庫が爆破されたことも、チーフが爆発に巻き込まれたことも、ビークルが封印されたことも、全部「真墨の所為だよ!」ってのはどう考えても八つ当たりでしょう。真墨が居たからって、変わるとは思えません。変わるとしたら、
菜月の心細さが軽減されるだけです。

菜月が真墨に八つ当たりし終えると、今度は説得モードに入りました。
いつぞやの真墨を思わせるように後ろから抱きつき、あの時に真墨に言われたことを今度は菜月が真墨に…。
「真墨は真墨だよ!」
よし、よし、ちゃんと期待に応えてくれてるな♪
そして真墨は、菜月の言葉とちょうど良く登って来た朝日によって、自分だけプレシャスを見出しました。まぁ、いわゆるメーテルリンクの青い鳥?

蒼太はカース相手に討ち死に覚悟で飛び出そうとしたところを、ゲッコウ様達に救われました。
ゲッコウ様に討ち死にを邪魔されて、好き勝手言うシズカに反論しているうちに蒼太は自分だけのプレシャスに気づきました。
こちらも真墨同様、メーテルリンクの青い鳥な訳ですが、気づくきっかけはまさしく青い鳥であるゲッコウ様と青い衣装で跳ね回るシズカであるところがツボ入りました(笑)

狭い路地で蒼太の目の前をバサバサと飛び回って行く手を遮るゲッコウ様……包帯がとれた後にリハビリで飛びまくったんでしょうか、飛んだ途端に天井激突して翼を傷めた時と違って飛ぶの上手くなりましたね(^_^)
そして、どうやらダークシャドウには生存フラグが立った模様です。
カースが徘徊しまくって煩くなったので、ゲッコウ様とシズカは外国で再起を図るとか…。要するに夜逃げです。
ゲッコウ様の、如何にも夜逃げ風のふろしき包みを担いだ姿はLUNAにとってのプレシャスですvv
でも、蒼太の目の前を飛び回った時は風呂敷担いでなかったみたい。何度もスロー再生してみたけど、風呂敷は見えませんでした。もしかして、素早く荷を降ろして飛び回った後、話す前に「よいせっ!」と担ぎ直しました?
あの小さな風呂敷の中身がとっても気になります。
もしや、お気に入りの止まり木(組立式)?
傘しか持ってなかったようなシズカも、多分近くに風呂敷包みを隠してたんじゃないかと思ってますが、アクタガミが読んでた巻物を全部持って行くのは無理そうだしシズカには似合わないので、これまた中身は鍋や釜だったりして…(^_^;)

一晩明けて、サージェスミュージアムに謎の少女とカースが侵入。
ミュージアムのセキュリティはどうなってるんだ!?
あれでは一般の泥棒だって入りたい放題だろう。
奥のサロンまで入れるかどうかはともかく、ミュージアムそのものにあんなにあっさり侵入を許していては美術品や古物を盗まれても文句は言えません。保険をかけていたとしても、重度の過失有りということで保険金を値切られるか払ってもらえないかします。

セキュリティがザルのミュージアムに立てこもるより逃げ回るほうが得策とばかりに、さくら姐さんは少女を連れて脱出。
でも、辺りはカースだらけで、いくら元自衛官とは言え多勢に無勢でピンチ!
そこへ映ちゃん参上です。続いて、菜月や蒼太も来ました。
おかげでひと心地ついたところで、少女が取り出したものは"ゴードムの脳髄"。
サージェスは特に危険なプレシャスは置き場を分散させて保管していたとか、何やらトップシークレットに通じている少女にいろいろ聞きたいことはあったようでしたが、デスペラードが来てしまったのでそれどころではありませんでした。

4人で頑張ろう、と決意を固めたその時、真墨も帰って来ました。しかも、サロンか菜月の部屋か自分の部屋にボウケンジャケットを拾いに行ったついでに、デュアルクラッシャーを持ち出して来た模様です。
そうか、転送システムが使えないから利用出来なかっただけで、サロンの何処か(多分、牧野先生の部屋)にデュアルクラッシャー自体はあって、持ち出せればいくらでも使えるのか(^o^;)
でも、スーツなしの場合、エネルギー供給は?
もしや、非常用のバッテリーでも積んでて、これまでの冒険の間にエネルギーが蓄積されてるんだろうか。

生身では撃てない訳ではなく反動に耐えられないだけ、ということになったおかげで、真墨は単独でデュアルクラッシャーを撃ってでスペラードを一時的に固めることに成功。もちろん、反動で後ろに吹っ飛ばされましたが、大きな水たまりのおかげで無傷。
すぐに起き上がると、過去の自分は棚上げして
「冒険したい奴は此処に来い!」
と、偉そうに叫んでおりました。
「何か、チーフみたい」
ええ、チーフが居ない今、熱血担当は真墨でしょう。
そして、ここで、それぞれが見つけた自分だけのプレシャスが発表されました。
 「闇を光に変えてくれる居場所」
 「心からの笑顔」
 「間宮菜月としての想い出」
 「冒険」
 「信じられる仲間」
そして改めて決意を固めたところで、デスペラード復活。ミキサーヘッドの攻撃を受けて固まったものの、それは表面だけだったらしく、内部からバキバキとコンクリを破壊して再び襲いかかって来ました。

スクラムを組んで反動に対抗しながら、生身でデュアルクラッシャーを撃ちまくる5名様。
「ちょっとした冒険だな」
って、真墨ってばすっかりチーフの影響バリバリだよ(^o^;)
ここでまた、ボウケンジャケットの恐るべき防御能力が垣間見えました。
あの~、あんなに頑丈そうな柱にあれだけヒビが入るだけの衝撃を受けて、全員無傷ですか?
柱にヒビが入ったってことは、柱に当たった人の背中にも同じだけの力が加わってるはずなので、人の方はヒビどころか粉砕骨折や内臓破裂しててもおかしくないんですが……痛がっても居ないなんて、ボウケンジャケットって一体どれだけの衝撃緩和能力があるんだ?
チーフのアンダーシャツが無傷だった件と言い、映ちゃんがガイに真っ二つにされなかった件と言い、実はボウケンスーツよりもボウケンジャケットの方が丈夫なんじゃないかと思えて仕方がありません。

ボウケンジャケットのおかげで、生身でのデュアルクラッシャー連射によってデスペラードを倒せたかに見えたボウケンジャー達でしたが、敵はそう甘くはありませんでした。
巨大化してリターンマッチ。
ビークルは封印されたままなので、手詰まりの様子。
ここで、謎の少女が
「いや、君達はよくやってくれたよ。見事、"ゴードムの脳髄"を守り、充分な時間を稼いだ」
……この口調、Mr.ボイスっぽい(-_-;)
サージェス上層部の事情に詳しいことと言い、"ゴードムの脳髄"を持ち歩いてることと言い、サージェスの上の方の人だろうとは思ってたけど……もしかして、Mr.ボイスの正体はこの少女?
ますます怪しさを増す少女でしたが、正体を聞き出す暇をボウケンジャーに与える事無く、皆がボイジャーとチーフに気を取られた隙に、スタコラと建物の中に消えて行きました。

ボイジャーにはプレシャスが使われていないのか、プレシャスを盗られない処置を施してビークルの封印を解いたのか、とにかく生身かつ単独でダイボイジャーを操って真打ち登場です。
いやはや、さすがはチーフだ。爆心地に居ながら無傷とは…。
話数とサブタイトルの確認の為に公式サイトを見たら、ズバーンも元気にコクピット端に立っていたのでホッとしました。
しかし、ダイボイジャーって、アルティメットダイボウケンより操縦負荷ありそうなんですが、それを生身で単独操縦しかも火花なし?
以前、菜月がアルティメットダイボウケンを単独操縦した時にはバックヒートがあったんですけど…(^_^;)q

いよいよ次回は最終回。
予告でダイボイジャーとアルティメットダイボウケンが共闘してたから、映ちゃんも仲間に入れそうですね。
サイレンビルダーが動かなくなっちゃった所為で、最終戦では良いトコなしになる危険性がありましたが、多分どちらかのコクピットで一緒に戦わせてもらえることでしょう。

さて、おまけコーナーは後番組の宣伝でした。
次回予告の後の宣伝と合わせて、今のところ一番気になる新キャラは、怪しい招き猫(笑)
う~ん、相変わらず人外キャラに弱いな、LUNAは…。
Mr.ボイスには萌えなかったけど、ゲッコウ様萌えになっちゃったし、ね(*^^;)