今週の冒険者 #37
今回の主役はさくら姐さん。
プレシャスの持ち主である大物俳優の好みにピッタリだ、という蒼太の分析により、マネージャーとして近づいてプレシャス摺り替えの隙を窺って苦労してました。
「あこがれてるんだろう、芸能界に?」
「はい(……とりあえず、そういう設定です)」
さくら姐さんの心の呟きが序盤から炸裂です。
俳優が部屋に入ったら正確に2秒でお茶を出す、これに対して見事なカウントダウンも披露してくれました。
この正確なカウント能力が先日も役立ってましたね。もっとも、この時はチーフと牧野先生に真の主役の座を持ってかれてしまいましたが…。
そして今回は、せっかく正確にカウントしたのに俳優が出した手と反対の方向からお茶を差し出してしまったため、役には立ちませんでした。
謝らされながら
「恨みますよ、蒼太くん(怨)」
と心の中で呟くさくら姐さんでした。
摺り替えリミットまで3時間余りしかないというのに、さくら姐さんは俳優のダジャレとそれに対するリアクションのマニュアルを丸暗記するまで彼に近づくことを禁じられてしまいました。
「あと3時間で1054通り(汗;) ……やらなくては!それが私に与えられたミッションです」
バカバカしいと思いつつも、ミッション遂行の為にファイル内容を丸暗記するさくら姐さん。
あらかた覚えた頃、何かの番組スタッフがブツクサ言いながらやって来ました。アイドルが仕事をドタキャン?
そして、姐さんの背後の自販機で買った飲み物の缶を開けようとしてなかなか開かず、缶に八つ当たり。
「缶が逆さまです」
さくら姐さん、物凄い広角な視野に加えて、冷静なツッコミです。
「わかってるよ!」
苛ついて言い返したスタッフは、そこでさくら姐さんにアイドルの代役を打診。
本来なら、そんなこと引き受けられないであろうさくら姐さんも、その代役の仕事内容がプレシャスを摺り替えるのに絶好のチャンスとなるからには引き受けざるを得ませんでした。
ミッション遂行の為に、必死に菜月の真似をしてアイドルっぽく振る舞うさくら姐さん。
芸名は「堀西さくら子」でしたが、これってマネージャー見習いで入る時に使った偽名ですかね?
撮影が始まると、早くも俳優のダジャレが…。
丸暗記したファイルを素早く頭の中で手繰り
「ダジャレNo.964番、これはちょっと困った笑顔を見せれば良し」
こんな感じでしょうか、とばかりに少し困ったような笑顔で応じます。
これで相手が気を良くしたところで、更にダジャレの追撃。
「出ました、丹原流挨拶の定番!ダジャレNo.3、これには軽く返すべし」
こうして何とか凌ぐさくら姐さんですが、そこへカンペがスマイル要求。
「ダジャレへの対応に気を取られると笑顔が疎かになってしまう(汗;) はぁ~、なんて難しいミッションp(>_<)q」
ええ、特に自然には笑顔がこぼれることの滅多にないさくら姐さんには難しいですね。
更には段取りと違って指輪を渡すことを渋る素振りを見せられてかなり焦ったところに新ネタを振られる始末。
「やだぁ~、もう、丹原さんったらぁ~(笑)」
と、咄嗟に取った対応はどうにか間違いではなかったと見えて、相手はご機嫌でしたがさくら姐さんの内心は穏やかではありませんでした。
「こんなところで新ネタとは…(焦;)」
さくら姐さんがそんな苦労をしている頃、映ちゃんは大根を片手にお散歩(パトロール?)中。
丸ごと1本の大根を先っぽから豪快に齧って一言。
「くぁ~っ、大根はやっぱ先っぽが辛いぜ」
そして"犬も歩けば棒に当たる"。映ちゃんが歩くと敵に当たるのはこの作品のお約束?
今日も映ちゃんは通りすがりにジャリュウ一族による襲撃現場に遭遇しました。
すぐさまスタートアップして戦闘を開始したようですが……あの大根は何処に?
チーフのズバーンと言い、映ちゃんの野菜と言い、ボウケンジャケットには四次元ポケットが付いてるようです(^_^;)
皆も映ちゃんの元に駆けつけて、ジャリュウ一族を蹴散らしました。
相変わらず、リューオーンは不死身らしいです。またしても元気に前線へ出て来ました。
ここでは、イエローが頑張りました。
コンテナに乗り込もうとするジャリュウを
「降りなさ~い!」
と引きずり下ろして回し蹴り。
しかし、そこでコンテナの中に可愛らしいものを発見。
「わぁ~、パンパシ駅伝の"デンベエ"くんだぁ♪」
戦闘中だということを忘れてはしゃいでいます。
「見て見て、"デンベエ"くん♪(*^^*)」
中の人、見事なまでに菜月らしいはしゃぎっぷりを体現して下さいました(^_-)b
しかし、菜月もはしゃぎながらも見るところは見ていたようです。
TV局へ向かう途中、広告に描かれた"デンベエ"くんを見て
「ん?あれ?」
「どうした?」
「"デンベエ"くんって、靴履いてるよねぇ」
「何の話だ?」
「さっきトラックの中に居た"デンベエ"くんは、裸足で爪が生えてたような…」
可愛いものの可愛くない足元は、菜月の頭に引っかかっていたようです。
それにしても、相変わらずアナタ達は現場までジョギングですか(^_^;)
今回は、ジョギングしてたからこそ異常に気づいた訳ですが……ビークル使えよ!エイダーとポリスに分乗すれば早いよ、きっと。
現場が遠方にある時はどうやって向かってるんでしょうねぇ。
電車とバスとか…。タクシーは2台?
菜月は一人では電車やバスに乗れないので、必ず前後左右を映ちゃん以外の4人で囲んで移動してたりして…(^o^;)
チーフは菜月の護衛に加えて映ちゃんも監視。
タクシーに乗る時は、まず真墨が菜月を引っ張って乗り込みながら行き先を告げ、続いてさくら姐さんが脇を固める。もう1台には蒼太がまず行き先を告げながら助手席に乗り込み、後ろの席にはチーフが映ちゃんを引きずり込む。
想像すると楽しいです♪(^o^)
さくら姐さんが頑張って菜月ぶりっこしてまで手に入れた指輪は偽物でした。
10年分の疲れが出ながらもちゃんとハザードレベルを確認するところは、さすがはさくら姐さんです。
慌てて控え室を飛び出して本物の指輪を回収に向かうと、邪悪竜"デンベエ"が指輪を奪って大騒ぎになってました。
さくら姐さんより遅れて丹原氏の控え室を出たはずのマネージャーさんは、姐さんがアテもなく局内を走り回ってる間に別ルートから先に現場に駆けつけて居たらしく、皆がビビっていた中で只一人、丹原氏の元へ駆け寄ってました。
残り15秒。
カウントダウンしながら一気に間合いを詰めて敵の手を蹴り上げ、指輪を回収してギリギリで特殊液剤の中につけることが出来ました。
いやはや、アイドル靴で見事なアクションです。
困惑する丹原氏に、
「奇麗に洗浄しておきました」
と笑って誤摩化すさくら姐さん。アドリブが出来るようになって来たようです。
逃げるように促されて、
「かたじけない。かたじけておいてくれ」
と言い残して去って行く丹原氏。
これに対し、さくら姐さんは妙な感動を覚えた模様です。
「さすが大御所、こんな時まで…。その心意気、受け止めます!」
心意気を受け止めたさくら姐さんは、敵の見た目の可愛さに騙されはしませんでした。
「どうもこれ、調子狂うぜ、こいつ」
「可愛くって攻撃しづらいんだよ!」
「そうだよね。本物の"デンベエ"くん、子供に大人気だし…」
「悩んでいないで、ここは昔の農民の反乱で行きます!」
「え?」
「何それ?」
「一揆です!一気に行きます!」
「……ダジャレ?」
「えぇ~っ!?」
「……ピンク?(汗;)」
さくら姐さんのダジャレは、あのファイルに書かれていたものでしょう。心意気を受け止めた結果ですか?
驚いたチーフの声がなかなかツボでした。
それと、映ちゃんは可愛いものに弱かったことが判明?
真墨や菜月も可愛いものに弱そうなので、見た目可愛く中身凶悪の路線で邪悪竜やツクモガミを作ればネガティブも少しは有利になるんじゃないでしょうか(^_^;)
もっとも、さくら姐さんには通用しませんね。
「見かけで判断してはいけません。可愛くても、邪悪竜です!」
容赦ないさくら姐さんの攻撃。
「お前も、可愛いのにエグいぞ。そんなんじゃ、お嫁に…」
「大きなお世話です!(怒)」
あ~あ、邪悪竜ってば姐さんの逆鱗に触れちゃったよ(^o^;)
怒りのさくら姐さんの一人デュアルクラッシャーで、邪悪竜はあっけなく吹っ飛びました。
邪悪竜が吹っ飛ぶとすかさずリューオーンが怪しげな銃で邪悪竜を巨大化。
しかも、巨大ジャリュウのおまけ付です。
「ナンバー1から5の修理が終わりました!」
「やっと直ったか」
「さくらさんが慣れない芸能界で頑張ってると思うと……私も気合いが入りましたよ!」
ああ、やっぱり修理中だったのか、と思う一方、姿を見せない映ちゃんとサイレンビルダーが気になりました。
もしかしてサイレンビルダーは、前回ダイボイジャーの下敷きになったため、またまた出撃不能ですか?
そうこうしている内に、数で押されてダイボウケンはピンチに…。
あわや、というところへ映ちゃん登場。でも、何やら今の攻撃は色や威力がサイレンビルダーっぽくなかったなぁ、と思ったら、何と映ちゃんはゴーゴーボイジャーに乗って来ました。
ぅあ~っ、そこは街中だってば!しかもビル街だってばっ!!p(>_<)q
「一度乗ってみたかったんだよなぁ♪」
チーフ席(14番)に座ってご満悦の映ちゃんでしたが……狭い道では辺りの建物をぶっ壊し、広い道では中央分離帯潰して来ましたね(^_^;)
巨大邪悪竜が
「パンパシ駅伝、俺も見たかったぁ~!」
と倒れて一件落着、と思いきや、さくら姐さんの受難はまだ続いてました。
蒼太が極秘ルートで入手したと言う、"アイドルレポーターさくらこちゃん"の映像を見て楽しむチーフ達。
パソコンを閉じ、コントローラーを取り上げて表示を消しても、蒼太のパソコンの中には映像残ってますよ、さくら姐さん(苦笑)
さて、今回のおまけコーナーは初めての2号ロボ・フラッシュタイタン。
そうか、2号機か……今は18号機まであるよな(^_^;)