今週の冒険者 #36 | 振り向けば二次元

今週の冒険者 #36

今日の主役は映ちゃんとチーフ。
以前にも、かぐや姫をモチーフにしたことがありましたが、今回は桃太郎です。
クエスターが金棒を持ち出したため、山が鬼退治の子供を送り出しました。

クエスターが金棒を持って引き上げようと橋を渡っているところに、ボウケンジャー登場。
クエスターが相手では交渉の余地はないので当然のことなのですが、最初からケンカ腰のボウケンジャー。
「これじゃ、どっちが強盗か解らねぇなぁ」
あ~あ、また言われちゃったよ(^_^;)
「プレシャスは早い者勝ちじゃないもん!」
「そうだよなぁ。強い者勝ちだよなぁ」
菜月が苦しい言い訳をしたものの、ちょっと痛いところを突かれて硬直していたボウケンジャーは、クエスターの先制攻撃を浴びて目を背けた隙にクエスターに逃げられてしまいました。

クエスターが逃げた後に、いかにも怪しげな大きな桃が川をどんぶらこ。
皆が訝しげに眺めている中、映ちゃんは
「旨そうだな」
どこがっ!?
見るからに作り物で固そうで、どうあっても喰えそうにないじゃん!
「喰うのか!?」
そんな真墨のツッコミも何のその、映ちゃんは桃を拾いに川の中へ。
拾い上げようとして、重かったのか(設定上3kg以上はあるはず)持ちにくかったのか、とにかくチーフに手伝わせて桃を持ち上げると、いきなり桃が割れて2人の手の上に赤ん坊が乗ってました。

映ちゃんが見るからに怪しげな大きな桃を拾い食いしようとしたことから、2人は赤ん坊の世話にてんてこ舞い。
桃が割れた時に目の前に居た映ちゃんとチーフにしか触らせない、多分他の人が触ろうとすると大泣きしたのであろう赤ん坊のために、映ちゃんとチーフは赤ん坊に必要なものを買いそろえに街に出ました。
でも、買い物くらいは他の人でも出来るんだから、赤ん坊を抱えたままあんなに大荷物を持って歩き回らなくてもいいんじゃない?(^_^;)
ミッションに関係ないことで他の人の手を煩わせたくないって言う、チーフのプライドかな?

"太郎"と名前を付けたら、突然赤ん坊が幼児に急成長しました。
あらら、買いそろえた赤ん坊用グッズはこれで用済みだわ(笑)
まぁ、サージェスミュージアムの備品として使えなくはないかな?
おむつとかミルクとか乳母車とかおしゃぶりとか、赤ちゃん連れのお客さんのために役立つことがないとも限らないでしょう。
よだれかけなども含めて、サージェス職員に赤ん坊が生まれた時に引き取ってもらうって手もあります。

幼児に成長した太郎が真っ先に喋ったのは
「おじいさん」
映ちゃんの方を向いて、きっぱり言い切りました。
そして次にチーフの方をじっと見る太郎。
彼が口を開きかけたところでチーフは待ったを駆けました。
「ちょっと待て!……嫌な予感がする」
「おばあさん」
「……やっぱり(-_-;)」
桃に手を掛けた順番的には、映ちゃんが"おばあさん"でチーフが"おじいさん"なんですが…。
赤ん坊の世話の仕方で役割が決まったみたいですね。

太郎が赤ん坊から幼児に変わると、映ちゃんとチーフは教育方針の違いなどから衝突。
「何が食べたい?」
「きび団子」
「そんなもんねぇよ。ほら、これ喰え」
映ちゃんは相変わらずキュウリを携帯しているようです。
「いや、待て。いきなり生ものは腹を壊すかも知れん。俺が何か作ってやろう」
「過保護なんだよ。これは新鮮だから大丈夫だ!」
「ダメだ!」
「じゃあ、お前は何か作れんのかよ!?」
「そう言う問題じゃない!」
じゃあ、どういう問題?ぃや、それよりも「俺が何か作ってやろう」と言っておいて、実は何も作れないんですか、チーフ?
「何か、2人して違うものになっていってるような…(汗;)」
蒼太に同感です(^_^;)

結局チーフは何も作れず、映ちゃんも生野菜を食わせるのを断念したのか、食事はファミレスになりました。
そこでまたチーフと映ちゃんの対立が…。
お子様プレートのようなものからチーフは一口掬って冷まして太郎の口元へ持っていって「ア~ン」
すると
「フー、フー、フー、ア~ンじゃねぇよ!」
とフォークをたたき落とし、「退け!」とチーフを太郎の脇から強引に退かせて、自分の前にあったトンカツ定食らしき盆を太郎の前へ引き寄せる映ちゃん。
「男なら、トンカツをガツッと行け!」
ああ、やっぱり映ちゃんも肉食べるのか。
それなら前回のラストで焼き肉にご機嫌になったのも無理ないか。

チーフの過保護ぶりはどんどんヒートアップ。
おまけに、洋服屋ではかなりおかしな趣味に…。
大きなカエルの絵の付いたフード付の服を着せて
「可愛いぞ~♪」
「可愛い、じゃねぇよ!太郎、男ならワイルドに行け!」
しかし、どちらも太郎の趣味に合わなかったのか買わなかったようです。

太郎が転んでメソメソしてるとすかさず駆け寄って助け起こし慰めたり、鬼と戦うのを怖がる太郎に
「クエスターは俺達が倒す」
と、やたらと太郎を甘やかすチーフ。
本当に過保護です。過保護すぎます。そんなに太郎を甘やかすようでは、真墨のことをとやかく言えません!

一方、高丘流の跡取りとして育てられた映ちゃんは、やるべきことに対して向き合わない態度は許せない模様です。
「出来ないなら山へ帰れ!」
鬼退治の為に送り出された子供なら、鬼退治が出来るはず。その為の力を持ってるはずですよね。
「オレは、引くことも進むことも出来ない奴は嫌いだ」
「言い過ぎだぞ、映士!太郎はまだ子供なんだ」
「オレは赤ん坊の時からアシュとの戦いを仕込まれたぜ」
いやはや、ホントにチーフってば過保護だなぁ(^_^;)
それと、映ちゃんも精神的に余裕がなくなってる感じです。一人称が"オレサマ"じゃなくて"オレ"でした。

映ちゃんの檄を受けて、太郎は絵本で鬼退治のお勉強。
この時、夜食を届けに来たチーフの手はまだ無傷。
一晩明けて少年に成長した太郎は鬼退治に行くことを宣言しました。
すると、奥に引っ込んだチーフが"桃太郎"の衣装を…。
その衣装を太郎に着せかけるチーフの手は絆創膏だらけで、しかも血がにじんでます。
チーフ……あの衣装、一晩で縫ったんですか?
あの怪我の具合からして、チーフは裁縫は初めてもしくは冒険中の繕い物程度と思われますが、出来上がったものはちゃんとしてました。
もしかして、学芸会の為の衣装キットみたいなものがあるのかな?
例えば、裁断及び布端のほつれ止め済みで、後はただ説明書通りとか裏に付いた番号が同じもの同士を合わせて縫い合わせるだけ、なんてやつ(^o^;)

鬼退治に行くとなるとお供が必要です。
映ちゃんの独断により、真墨が犬、菜月がキジに決定。
指名された途端に激しく動揺した真墨。もしかして、"ソロモンの指輪"事件でシェパードにされた悪夢が蘇りました?(^_^;)
続いて映ちゃんは蒼太を猿に指名。
メンツはこれで揃ったものの、必須アイテム"きび団子"がなかったので
「じゃあ、さくら姐さんは"きび団子"だ♪」
なんだよ、そりゃ!?
さくら姐さんをお供に喰わせる気か?
ダメよ、ダメっ!!さくら姐さんを喰っていいのはチーフだけ……あわわ、さくら姐さんの鉄拳が…(滝汗;)

金棒の位置が解ると言う太郎のお供として、ボウケンジャーはクエスターの元へ。
子供の遊びには付き合ってられない、とばかりに
「帰んな(呆)」
と手を振るガイに、映ちゃんは日の丸扇子を広げて
「大人しく退治されやがれ」
続いて、桃太郎の剣を持ってチーフも登場。
更に、"日本一"の幟を持った真墨を先頭に残りのメンバーも登場。
「お供その一(やる気無さげ~)」
「お供その二(ちょっと楽しげ)」
「お供その三(割と乗り気?)」
「………………きび団子(ボソッ)」
真墨、蒼太、菜月に促されて仕方なさそうに、きび団子を捧げ持って目線を泳がせながらボソッと名乗りを上げた後、ガイ達の方をキッと睨みつけたさくら姐さんがGoodでした♪(^_-)b
睨みつけられたのはクエスターか、はたまた映ちゃんか。
どちらもありそうですが、私の中では、
「何てものに指名するんですか!?」
と映ちゃんを睨んだ説よりも、
「あなた達がそんなものを盗むから、チーフがおかしくなったり、私がこんな目にあったりするんです(怒)」
とクエスターに八つ当たり(?)してた説の方が有力です。

いざ鬼退治、とガイに向かって行った太郎でしたが、攻撃が効いたかと思いきや遊ばれていただけで全く歯が立たず、剣を折られてしまいました。チーフと映ちゃんの援護射撃で難を逃れると、泣きながら敵前逃亡。
映ちゃんは後を追い、ガイとタイマン勝負になってしまったチーフはズバーンで応戦。
やはり、こっそりチーフの腰にくっ付いていたのか、ズバーン(^_^;)
相変わらず、どこかから湧いて出て来ます。でも、今回は道具扱い。

戦闘の合間にレイはクエスターロボの調整を終わらせたようで、肉弾戦での決着がつく事なくロボット戦に突入しました。
クエスターが相手だからか、はたまたビークルの修理が終わってないからなのか、またしてもあっさりゴーゴーボイジャーを呼び出すチーフ。
ちょっと待て、そこは山の中だろう。あんなものが走って来たら山が崩れるぞ~!p(>_<)q

山を一撃で砕くような金棒で殴られてもダイボイジャーは耐えられました。
繰り返しやられるとヤバいそうですが、あんなもので殴られても何度かは耐えられるダイボイジャーは頑丈です。
マジで、そんなものを何の為に開発してたんだか……サージェスの技術開発部門か上層部に闇が見えてしまいます。

映ちゃん、久々のロボ戦です。
やっと修理の終わったサイレンビルダーでクエスターロボを突き飛ばして、ダイボイジャーの危機を救いました。
その後あっさり殴り倒された挙げ句にダイボイジャーの下敷きになってしまいましたが、サイレンビルダーも結構丈夫だったようです。潰されることはありませんでした。牧野先生が修理ついでにバージョンアップしてくれたのかしら?

倒れて起き上がれなくなったサイレンビルダーとダイボイジャーにトドメの金棒が振り下ろされた時、何と、太郎が身一つで金棒を受け止めました。
どうやって瞬時にあんなトコまで登ったのかも然ることながら、凄いパワーです。巨大化した金棒を受け止めただけではなく、手元を支点にして金棒を持ったクエスターロボを振り回してぶん投げました。
鬼退治の為に送り出された子供は、金棒に対しては不思議な力が働くのかも知れませんね。

金棒を取り戻して山に戻って行く太郎。
見送り途中で、堪えきれなくなったチーフは「うっ……」っと画面外へ消えました。
太郎の姿が消えた後、ジンと来ていた映ちゃんをからかう真墨達。
「清々するぜ」
強がる映ちゃんに
「本当は泣きたいんじゃないの?」
「そんな訳あるか」
なんてことやってたら、突如響くチーフの泣き声。
チーフは川の中で石に縋るようにして泣き崩れてました。
皆、映ちゃんをからかうことに夢中でチーフの様子には全然気づいていなかった模様です。
「チーフは元に戻らないんでしょうか?」
さくら姐さんの冷静なツッコミが炸裂(笑)

さて、今日のおまけコーナーは、初の変形ロボであるデンジロボと初の合体ロボであるサンバルカンロボをまとめて紹介。
オチでは、蒼太がアンパン、菜月がカレーを食べてました。元ネタはデンジブルーとバルパンサーだな(^_^)
更に、Mr.ボイスが爆弾発言。
「レッドくんにはNASAに行ってもらうよ」
「えっ?」
「次のレッドは任せろ!」
勢い込んでレッドジャケットを着て出てくる真墨と映ちゃん。
「嘘だけどね~♪」
Mr.ボイスも人(?)が悪いなぁ。
これって、もしかして、サンバルカンでバルイーグルが人事異動で交代したネタ絡みですか?
これも初っていうか、他にないような理由による交代劇だと思うわ(^_^;)
大抵、交代するときは戦死よね。
最近は増えるだけとか、減った分の補充は無しだし…。
マジレンジャーは、減ったはずの人が全員戻って来た(苦笑)