今週の冒険者 #34
今日に主役は真墨と菜月。
「菜月は俺が連れ戻す!!」
真墨、燃えまくりです。
「責任はとる」
とのことですが……そんなに責任感強いとは思えませんね。そんなのは建前で、菜月を自分の手で取り戻したいだけに決まってます。
とにかく、菜月を取り戻す為に必死でした。
菜月のプレシャスが自分の正体なら、真墨のプレシャスは菜月?
今回、真墨が敵のアジトに潜入した目的は菜月を取り戻すことなんだから、通路でリューオーンと遭遇した時いつまでも戦ってることなかった気がします。真の目的を忘れて目の前のものに固執してしまうのが、真墨らしかったですけど…。自分に向かって飛んで来た銃弾でアクセルラーを回してのスタートアップには「腕を上げたな」と思わなくもありませんでしたが……これは、チーフが見せた"受け止めたリューオーンの剣の刃先を滑らせてスタートアップ"への対抗ですかね(^o^;)
リューオーンと立ち位置が逆転したところでさっさと奥へ進めば良かったのに、と思ったりもしました。
真墨の気持ちを汲んで、菜月を真墨に任せて邪魔者レイを皆で押さえ込む仲間も笑えました。
ここは仲間の熱き気持ちに感動するべきところかも知れませんが、絵的にはどうしても笑うところになります。
何しろ4人が一斉にレイに抱きついて動きを封じたばかりか、次いで蒼太のブローナックルでレイを埒って行ったんですから(笑)
人間4人+クエスター1体を軽々飛ばすブローナックルって凄いですね。っつーか、それを腕1本でコントロールしてる蒼太もどうよ?(^_^;)
驚いたのは、ブローナックルだけではありません。
ゴーゴーボイジャーって牧野先生作品ではなかったんですね。
サージェスは牧野先生以外にもマッドな技術者を抱えているようです。
あまりにも強力なのでお蔵入りしていたゴーゴーボイジャーと言い、ますますサージェス黒財団説が有力視されそうですね。
しかし自分が開発に関わってなかったあんな大型戦艦を短時間で完璧に整備してしまう辺り、やはり牧野先生は凄いと言うか何と言うか…(汗;)
サージェスが管理している中で最も危険なプレシャスは牧野先生ですかね。今回回収した『レムリアの太陽』よりも、牧野先生の方がよっぽど危険な気がします。
危険と言えば、いっそ爽快なくらいあっさりぽんとガイを轢き逃げするゴーゴーボイジャー。
以前、蒼太が
「あっははははっ、たっのしい~♪」
と言いながら自分を模したヴリルの大群を轢き逃げしてはコンクリで固めてましたが……やっぱりヒーローらしからぬボウケンジャー達(苦笑)
ガイを轢き逃げした後、前方のローラーで完全に地ならししながら進んでたしなぁ。
そもそも、あそこへ到着するまでに一体どれだけの土地をならして来たのか、かなり傍迷惑なマシンです。
辺りの人達に迷惑かけないように、ボイジャーを使う時は海沿いで戦って下さいね。
街中では戦わないようにしたり、背後に建物があったら我が身を盾にしてでも守ろうとしていた昔のヒーロー達を見習って欲しいものです。
放映当初から環境に優しくない戦い方をしてるのを見て思いましたが、街中でロボット戦を繰り広げてビルを壊しても全く気にしない様子を見ていると「あの再建作業はサージェス系列の会社が請け負ってるんだろうなぁ」と言う考えが冗談ではなく確信へと変わって来ている今日この頃です(^_^;)
仲間の助けもあって、真墨は菜月に抱きつくことに成功。
ズバーンの邪魔もありましたが、菜月がズバーンを剣として使おうとしてくれたおかげで、あっさり難を逃れました。
「菜月は菜月だろう!」
耳元で叫びまくる真墨。彼女に菜月として過ごした日々を思い出させることが出来ました。
元に戻った菜月は命を吸い取られてたとは思えない程元気で、ケロッとしてました。
操られてた時のことは覚えてなかったようですが、それでも真墨が抱きついて来てることを咎める気もなかった模様です。
「行けるか?」
「任せんしゃい♪」
元に戻って感動の雰囲気も、挿し出される黄色いゴムと菜月のこの返事で笑うところへと一転しました。
しかも、胸を張って言い切った菜月がこの後したことは、真墨から受け取ったゴムでツインテールを作ることだけで、演出の都合からかスタートアップは合流後でした。
合流と言えば、映ちゃんはあっさり仲間と合流しましたね。
軽い怪我くらいしてるかと思ったら、無傷だったようです。
「オレサマがあの程度で…」
「くたばるとは、もちろん思ってないさ」
そりゃ、もちろんくたばるとは思ってませんでしたけど、まさか無傷で済むとも思ってませんでしたよ(-_-;)
そんなにピンピンしてたなら、連絡もせずに何してたんだぃ?
それに、どうしてあの場やって来たのかな?
映ちゃんのことだから、サイレンビルダーから放り出された後どこからともなく取り出した野菜を食って一服し、気を取り直してサガスナイパーで『レムリアの太陽』の痕跡を辿って、あの場に来たところでチーフ達とバッタリ会ったってところでしょうか。
合流するまでの映ちゃんの行動をあれこれ想像してみるのもなかなか楽しいです。
そして、戻って来た菜月を迎えた時、他の皆が「おかえり」って言ってる中で独り「おぉっ」ってのも、ちょっと照れてる感じで映ちゃん独特の可愛さがありました。
菜月と真墨の戦線復帰により、映ちゃんはゴーゴーボイジャーで戦う機会は逸してしまいました。
ガイの相手を引き受けて、他のメンバーをゴーゴーボイジャーに送ります。
レイの相手はズバーンが担当。
レムリアの力に反応してただけのズバーンは、チーフを捨てて敵の元へ走ったりサイレンビルダーを串刺しにしたり真墨を殴ったりした記憶もないと見えて、何の罪の意識も感じさせないままちゃっかり合流してました。
戦闘後はおそらく、何喰わぬ顔で剣に戻ってチーフの腰へ…(^_^;)
ダイボイジャーへの変形合体は、またしてもぶっつけ本番でした。
「ちょっとした冒険、行ってみよう~♪(^o^)/~」
もう、皆さん、慣れっこです。見てる方も慣れました。
戦闘後、『レムリアの太陽』を持って再び隠し部屋に行って、菜月の寝床に『レムリアの太陽』を置いてみると、両親からの遺言が映し出されました。
「平和に暮らすために使って欲しい」
「幸せになって欲しい」
などなどの遺言に、レイの言ったことが嘘だったことが裏付けられてホッとする菜月。
「こんなものがなくても、菜月は幸せだもん♪」
と真墨に笑いかけて、菜月は『レムリアの太陽』をサージェスに預けることにしてしまいました。
う~ん、菜月は要らないかもしれないけど、だからと言ってサージェスにこんな強力なプレシャス渡しちゃって大丈夫なんかなぁ(-_-;)
まぁ、力を発揮させる為には菜月が必要で、サージェスには人を操る力はないみたいだから、どうにか悪用させずに済ませられるか?
とは言え、今回菜月が注ぎ込んだエネルギーが溜め込まれてるからなぁ。菜月を生かす為に両親が10万年前に注ぎ込んだであろうエネルギーの残りでさえあの威力だったんだから、今回また菜月が満タンまで充電(?)しちゃった分は殆ど消費されてないよね。早く倒し過ぎるのも考えものです。
両親の遺言で、菜月の本名が明かされました。
両親が付けた名前は"リリーナ"だそうです。まさか、レムリア王家の家名は"ピースクラフト"とか"ドーリアン"じゃねぇだろうなぁ(^_^;)q
"リリーナ"と聞くと、どうしても「ガンダムW」で
「早く私を殺しにいらっしゃ~い!」
と叫んでいたヒロインを思い浮かべてしまいます(汗;)
さて、前回で30作紹介し終えてしまったおまけコーナーは、今回から初めて物語になりました。
その1回目は、初めての戦隊ってことでゴレンジャー。
そして、オチではまたしても菜月がカレーを食っていました。