恋愛前線に変化あり-コミック「遥かなる時空の中で」12巻 | 振り向けば二次元

恋愛前線に変化あり-コミック「遥かなる時空の中で」12巻

この巻には青龍のお札獲得のエピソードが収録されています。
頼久さんが夢を見られない為に、なかなかお告げを出来ずにいる実久さんですが……かなりのお茶目さんでした(笑)
頼久さんの夢に入れないのを嫌われてるからかと思って、説得してもらおうと神子殿の夢に最初に現れた時はそれなりに真面目に話してたのですが、その後は軽いノリの明るい兄ちゃん。
頼久さんが夢を見ないから会えないのだと解ってしばらく様子を見ていたものの、なかなか会えなくて暇だからと神子殿の夢に入って来て、自分が死んでることさえ笑い飛ばし、頼久さんの恥ずかしい過去を神子殿にバラす実久さんでありました。

一方、夢を見ようと気負って余計に眠れなくなる頼久さん。
そうだよなぁ、あの天真くんでさえ「夢に使者が現れる」って聞いて寝付けなくなったんだから、頼久さんが眠れなくなるのも当然だよ。しかも、出てくるのが兄上と知れてからは、余計に眠れなくなってしまうのも無理ありません。苛ついて篝火のマキに八つ当たりしてました。
だからといって、一晩中水被って熱出して無理矢理寝込もうとするところは頼久さんらしいと言うか何と言うか……本当に、神子殿の為に命かけて身体張ってますね(^_^;)

やっと夢を見始めたものの、うなされる頼久さん。
水を飲ませようとした神子殿の手を掴み、夢の中で水を飲むと現実の口は神子殿の唇に…。
ファーストキスを奪われた神子殿が、慌てふためき、しかし相手は無意識な上に大事な夢を見てるので殴れないと葛藤する姿がおかしかったです。
そして、神子殿の唇を奪った頼久さんはその神気のおかげで兄上と対面。風邪も全快。
代わるように神子殿が熱を出したと聞いて、友雅さんは
「もしや頼久、神子殿に病の熱をうつすようなコトでもしたか?」
からかっていただけでそんなこと微塵も思ってなさそうだったし、皆に否定されてましたが……実はしたんですよね(^o^;)
もっとも、頼久さんはまったく覚えてませんが…。

青龍の札を取りに行く際、変に意識してしまって頼久さんと天真くんを避ける神子殿。
避けられる原因に覚えがない2人は、祠への道を進みながらぼそぼそひそひそ。天真くんなんて、頼久さんとの言い合いに夢中になるあまり、祠をバンバン叩いてました。いやはや、丈夫な祠で良かったなぁ。

さて、青龍組を避ける神子殿を気遣って、気分転換に誘う鷹通さん。
どさくさに紛れて「あなたを支える只一人の人になりたい」発言をかましてましたが……そのままの流れで
「頼久との間にあのようなことがあって取り乱したあなたを見ていられないのです」
などとカマかけたりしたので、真摯な告白も作戦だと思われてしまうかも知れません。
頑張れ、鷹っち!
告るチャンスは、きっとまだいくらでもあるだろう(^_^;)

そして、気になるのは自分が"キス"をしてしまったと知った頼久さんの今後です。
知ったところでこの巻はお終い。次巻に続く。
鷹通さん同様、"キス"がどんな行動か解ってないようですが……判ったら「死んでお詫びを」って言い兼ねませんね(汗;)