今週の冒険者 #10
今日の主役はタイトル的にはレッドでしたが、スポットライトはほぼ均等に当たっていたような気がします。
人形に隠された秘密を明かさないまま焼却命令を下すMr.ボイス。
本当に焼却させたかったのは着物の方だったようで、人形を調べるために菜月達が脱がせた着物を手にしたチーフだけはそのことに気づいたものの、結局人形も焼却。
でも、蒼太をエレベータから閉め出して先に行き、蒼太達が駆けつけた時には人形は燃えていたので、本当に波右衛門の人形を燃やしたかどうかは定かではありません。
サージェスにとって消し去りたいものは着物で、菜月達が守りたかったのは人形ですから、着物さえ燃やしてしまえば人形は消さなくてもOK。チーフが、蒼太達の来る前に適当に紙を丸めて人形と似たようなシルエットを作って着物と一緒に燃やしてみせたのだとしても不思議ではありません。敵を欺くにはまず味方からって言うし、秘密を知ることは危険なことでもありますしね。
ただ、視聴者はとっても気になるぞ、あれが何の地図なのか。
半分でも大まかな場所は解るらしく、ガジャ達はダイボウケンを抱えたまま地図の示す場所へと向かったようです。リーダーらしくケツ持ちしたレッドが中に居るとも知らずに…?
今日も蒼太は何かと菜月を気遣っていました。
一方、真墨は前回から少しチーフ寄り。チーフの行動に納得が行かずに蒼太や菜月が正面から突っかかっていくのに対し、真墨はチーフに協力的でした。
さくら姐さんは変わらずチーフ寄りでしたが、さすがに人形を燃やされたときは感情的に納得出来ずに、そのイライラを真墨や不幸なサラリーマンにぶつけていました。
前回ガジャに利用された不幸なサラリーマンに接触するために彼の勤め先のビルの前のベンチで待ち伏せしていた真墨を発見したさくら姐さんは、真墨がサボっていると思ってガミガミ。
もっとも、ベンチでくつろいだように雑誌読んでたら傍目にはサボってるように見えますよね。しかも、真墨だし…。
イライラしてると言われ、人形を燃やされた所為だと指摘されて、スバスバと図星を指されたことでさくら姐さんが小言をやめて愚痴に切り替えたところで、不幸なサラリーマンがビルから出て来たおかげで真墨がサボっていたという誤解は解けました。
密かに後を付けて様子を探ろうとする真墨を追い越し、人気の無いところでサラリーマンを締め上げるさくら姐さん。
「さっさと言った方がいいぜ。この人、今、物凄く苛ついてるからさ」
真墨は更にさくら姐さんを苛つかせてましたが、それは作戦じゃなくて性格でしょうね(^_^;)
戦いになっても、蒼太と菜月はチーフに従うことが出来ず、その所為でデュアルクラッシャーの威力は半端なものとなってリューオーンに簡単に弾かれてしまいました。
でも、リューオーンって通常の武器でも粉々に出来たはずですよね?
もしかして復活するたびにパワーアップしてるのでしょうか。
巨大ロボ戦になっても、ボウケンジャーの戦闘パターンはかなり研究されて来たようで、ピンチの連続でした。最近少し環境に配慮したように空中でトドメを刺して地上への被害が抑えられて来たミキサー&ドリルの連続技も、ミキサーで固める前にセメントの発出口を塞がれると辛いものがあありました。
更に、がっぷり組み合ったところで敵のロボットがもう一体出現。
こういう場合は、分離して両方相手にするか、ドリル&ミキサーの代わりに外されたドーザーを動かして隙を作るか、この時点でクレーンとショベルを呼んで2体目の敵の背後を取らせるべきなのですが、皆冷静さを欠いていたようです。
自分がまともに動けなくなってからクレーンとショベルを呼んだので、哀れにもクレーンとショベルはあっさり集中攻撃を受けてまるで役に立ちませんでした。
改めてドーザーとマリンを装着し直したものの、歯が立たずにダイボウケンは機能停止。
「総員退避!」
のチーフの命令に渋りながらも次々とボウケンドライバーを持って脱出した蒼太達でしたが、チーフはダイボウケンと一緒に敵に攫われた模様です。もっとも、地図の秘密に気づいてしまった自分だけで片をつけようと、故意に残った可能性もありますが…。
次回、どこかの島でチーフは多勢に無勢で戦うようですが、予告映像ではドリル、ショベル、ミキサー、クレーンが揃って元気に駆けつけたようなシーンがあったので、多分仲間達が駆けつけるのでしょう。
……と言うことは、壊された4体を素早く回収してあっさり直したということか。やるな、牧野先生♪(^_-)b
今回の30作記念作品紹介は、ダイナマン。
オチは皆で大爆発でした。
へろへろと歩み寄り合い、共に倒れる真墨と蒼太がNiceでした♪