颯爽と駆け抜ける名馬-ひみつの塔の冒険 | 振り向けば二次元

颯爽と駆け抜ける名馬-ひみつの塔の冒険

ミスビアンカの冒険第3弾です。
これまた、違うタイトルで昔読んだ覚えがありますが、覚えていたのは囚人の正体と脱出時の小道具に粥の椀があったことだけでした。
ミスビアンカの議長を辞任後、囚人友の会は本来の姿を見失い、苦境に立たされるバーナードくん。それでも、ミスビアンカが平穏に暮らせるならと頑張ってましたが、実はその頃囚人友の会のボーイスカウトと組んで秘密裏に囚人脱出を企てていたミスビアンカ。
どちらも大変でしたが、気苦労はバーナードくんの方が上でしょう。

さて、囚人脱出計画の鍵を握ったのは実はビアンカでもバーナードくんでもボーイスカウトリーダーのシャーンでもありませんでした。
もちろん、ボーイスカウトのメンバー達の下準備があってこその話でしたが、決行の際に鍵を握っていたのは競走馬サー・ヘクター。格好よかったです♪
最後まで読み切って最も心に深く残ったのは、彼の賢明な判断と勇姿でした。
あくまで公園に姿を見せるだけ、看守達の目を引く餌になるだけの協力ということだったのに、ビアンカ達が窮地に陥ったその時、颯爽と現れて1人と2匹を救ってくれました。
更には、マンドレークが孤児院に就職する際の身元保証手形の役目まで果たしてくれました。
それに加えて、有名な彼が派手に関わったことでこの一件が新聞沙汰になり、結果として囚人友の会は瓦解の危機から脱することが出来ました。
ありがとう、サー・ヘクター!!


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