いいそ、小さないたずらっ子-ピーターラビットからの手紙 | 振り向けば二次元

いいそ、小さないたずらっ子-ピーターラビットからの手紙

本のタイトルに反して、ピーターラビットからの手紙は冒頭に2通あるだけで、他のキャラの手紙の方が遥かに多いです。
でも、ピーターがやり取りした手紙はとっても面白かったです。

まず始めに、ピーターがマグレガーさんに手紙を出します。
その内容は、春キャベツの出来を問い合わせるものです。
これが、殆どひらがなで簡潔に書かれているところが、まるでポスペのリーフくん からのお手紙のように愛くるしさを感じます。
但し、何のためにそんな手紙を書いたのか想像すると……なかなかの強心臓だと思います。

それに対し、マグレガーさんからの返事はおかみさんが代理で書いた誤字だらけのものが届きます。その誤字のひどい事ったら…。
おかみさんの教養は、うさぎ以下のようです。
ピーターもそんなに賢いうさぎじゃないのに、おかみさんはそれ以下です。
しかも、マグレガーさんが風邪で寝込んでる、なんてことを書いてしまってます。
それって、盗みにくるならチャンスだって知らせてるようなものでしょう(苦笑)

当然のように、ピーターはそれを見てキャベツ泥棒を計画し、いとこのベンジャミンに手紙を出しました。
内容は、マグレガーさんが寝込んでるってことと、待ち合わせの時間と場所の指定です。
そのものズバリな表現を避けた、なかなかの誘い文句ですね。
「ベンジャミンバニーのおはなし 」の頃とは比べ物にならないくらい大胆になってるようです。