Aという名の依頼人ー魔界都市ブルース〈2 哀歌の章〉 | 振り向けば二次元

Aという名の依頼人ー魔界都市ブルース〈2 哀歌の章〉

この本は短編集なのでいろんな話が入ってますが、その中の「Aという名の依頼人」は面白かったです。

伝奇小説なのでポルノシーンが入ってますが、そこは本筋に関係ありませんので苦手な人は読み飛ばしましょう。
とにかく、依頼人の名前が「A」、捜す相手の名前が「B」。見た目は完全に一緒です。
更に、せつらくんが人捜しをしていくと「A'」とか「C」とか「D」とかも出てくるし、「B」は増殖するしで、西新宿には同じ顔がうようよ出てくることになります。
最終的には65536人のBさんがぞろぞろと道を歩いてたりもして…。
これを読むと、2から始まる自乗の解を簡単には忘れられなくなること請け合いです(苦笑)