初めてのタイミング指導から生理が来るまでの数週間は、まさに夢見心地とでも言うか、私はすでに妊婦だった。心だけ。


おりもの増えたかも。ちょっと吐き気が。体が火照ってる。


妊娠初期症状を検索しては、妊娠してる気がするーとひとりでわくわくしてた。


生理予定日前に、買っておいた検査薬を使ってフライングした。


もちろん真っ白。


でも脳内妊娠の私は、生理予定日前だもんね。そりゃ出るわけないよねとかなりポジティブだった。


そして撃沈。


期待した分、落胆も大きかった。


でも旦那はといえば、一言で表すとしたら能天気だった。


「まあしょうがないよね。先はまだまだ長いじゃん。焦らず行こうよ。」


そもそも婦人科に通院するまでも、まだ大丈夫だよとか、通って何が変わるのかとか、色々御託を並べ通院を渋った。


私からすれば、あなたが原因なんだから、早めに受診して対策を先生と相談したかったのだが、旦那からすれば現実をはっきり口に出されるのが怖かったのだろう。


タイミング療法にしても、指示されたからやるという義務的なものに意欲的ではなかった。男とは思ったより繊細な生き物のようだ。


女の方がよっぽど積極的で行動派だ。それはそうだ。女にはリミットがあるのだから。周りと比べてしまうのだから。焦る焦る。


根っこの部分からきちんと話し合わないと、不妊を克服出来ない。


夫婦間の問題もこの時点では平行線のままだった。