ミニチュアダックスのぷうたが逝った
してあげる
腹水が溜まり歩けなくなったぷうが
犬の国でまた歩いて走って遊べるように
新しい首輪もつけてあげた
食べれなくなってたぷうに
思い切り食べて欲しくてフードやお菓子を添える
お水も飲めなくなったぷうに
好きなだけ飲んで欲しくて真っ先にお水をあげる
若いチロにおもちゃのボールを取り上げられて
取り返す事も出来ず、寂しく見ていたぷう
そんなぷうに
娘は同じボールを二つ買ってきたけど
若い犬と張り合う力はもう無くなっていたぷうは
いつもチロに独り占めされてたね
そんなぷうにボールもあるよ
でも、新しい家で犬専用のペットスペースを
作ってもらって、その中には
ぷうとチロのゲージが別々にあったけど
たまに一つのベッドに二匹で丸くなって
仲良く寝てる時もあったから
二匹の生活もそれなりに良かったのかもしれない
一昨日届いた娘からのメール
今まで一階の寝室でぷうと一緒に寝てたのに
朝起きるといなくて、
ぷうはもういないとわかっているのに
それでも二階に上がって
ぷうの名前を呼びながら探す娘の姿を思うと
可哀想で可哀想で涙が溢れ出た
義息子は亡くなった当日も次の日も
無理して会社を休み娘に寄り添ってくれた
闘病中の介護を
娘と共に嫌がらずにしてくれた彼
病院へもほとんど付き添ってくれた
最期の日は娘と共にぷうのために
息子以上に泣いてくれた
彼とでなかったら娘は過酷な介護は
出来なかったかもしれない
結婚してから二人で飼った犬ではないのに
娘が飼ってた犬なのに、
ぷうに最後まで優しくしてくれた彼
亡くなった後も娘を気遣い、
言葉をかけてくれる彼には親として
感謝しかない
昨日
娘の家に行った
行ってビックリした
ぷうのオーラがほとんどない
聞けば娘も同じ言葉を口にする
モモの時は亡くなってしばらく
家の中に確かにモモはいてた
私だけでなく、夫もモモの存在を口にして
二人で
「そこにモモがいてる」とか
「二階にモモがいてた」とか言い
「どこどこ?」とか確かめたりした
寝る時も確かに私のベッドの横にいてた
確かにモモの声を聞き、モモの姿を感じたのだ
それが49日を過ぎた頃
ある朝、急に家の中の空気が一変した
夫が
「モモはこの家からいなくなったなあ」と
言ったけど、私も同じ気持ちを感じた
ある日を境にそれまでいてたモモは
完全に家からいなくなった
あの日感じたモモと同じ思いを
昨日行った娘夫婦の家で
ぷうに感じたのだ
「ぷう 来たよ」と声をかけて
二階に上がったものの、ぷうを感じることがなかった
明後日に控えた娘の入院手術に備えて
娘を気遣い、娘の気持ちを慰めるべく
いなくなったとしか思えなかった
信じられないことだけど
そうとしか思えない
モモの時と比べてあまりにも違いすぎるぷう
死ぬ1時間前まで足を触ると吠えてたぷう
最後までぷうはぷうで
プライドの高い、野武士のような
立派な犬だったと改めてそう思う
辛い治療にも耐え、娘に看病させてくれて
死に際も綺麗で
死んだ後も飼い主を気遣い
見事な犬だったぷぅ
ありがとうね
ぷう
犬の国でモモに会ったら褒めてくれるよ
今頃
モモと仲良く遊んでるんだろうなあ
あの好きだった河川敷で遊んでた頃のように
仲良く二匹で走り回ってるんだろうなあ
良かったねえ
ぷう
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