入院二週間前に
娘がマンションから撮った
明石海峡大橋の写真





私もたまにマンションへ行って
見たこの景色も
娘はもう見ることがない

今日から11月
やっと11月にこぎつけた

娘夫婦の赤ちゃんは
今日で26週と2日
普通に考えればまだ26週
でも今の娘にとっては
大事な26週である

いつもいつも
いろんなことが重なり
その都度 心配したけれど
赤ちゃんは無事に乗り越え
その生命力には
娘も周りの人間もビックリしている

今度も引越し当日に
緊急帝王切開にならないかと
みんなでずいぶん心配したけれど
何とか乗り越え
ヤレヤレと思った矢先
何と昨日義息子がギックリ腰に
なったのである

引越しで数日休んでて
さあ、今日から出勤という日になって
人生初のギックリ腰に
なりはった

すぐに彼ママの車で朝一番に病院へ
連れて行って貰って
新居では彼パパが犬の世話に来て
留守番をしてくれたそうである

家の建築関係、役所関係と
引越し関係、娘の病院関係と
いろいろ重なり
疲れが溜まっていたのかもしれない

昨日は会社を休んでいたけど
早く回復してほしいものである

それにしてもタイミングが悪い
自分の体の心配、赤ちゃんの心配で
いっぱいいっぱいの娘にとっても
可哀想である

そんな娘が心配で昨日は私は
いつもより遅く病院を後にした

娘が入院して以来
義息子と娘と彼ママと私の四人で
ラインのグループトークをしてて
それぞれが各人の状況を把握しながら
いざという時に
動けるようにしている


今日
娘は娘の赤ちゃんは
無事に11月を迎えることができた
11月のいつになるかはわからないけれど
少しでも大きくなって産まれてきてほしい

考えると
子宮頸管縫縮手術も娘の場合は
難しい手術だった
妊娠20週で急に子宮口が開いて
受けた手術だったけど
その時はもう
赤ちゃんを包んでいる羊膜が
子宮口からかなり出てしまってる状態で
羊水を抜いてその膜ごと赤ちゃんを
中に押し込むんだけど
娘の胎盤は前にあって(前置胎盤)なので
羊水に針を刺すのも難しいとか

執刀医はその手術には
慣れてる先生だったけど
前置胎盤で羊水に針を刺して
少なくしての処置は
初めてと言っておられた

「一かバチかやってみます」とは
言ってくれたけど
リスクもかなりあるとの説明を受けて
全身麻酔で受けた手術だった

この時の先生が手術してくれなかったら
他の病院から緊急に転送されたとしたら
と思うにつけ幸運に感謝した

手術後、1日2日で破水する人や
1、2週間で破水する人も
いてはるなかで
娘は週数を重ねた

その後に赤ちゃんの前からの病気に加えて
新たな病気の可能性も示唆された
義息子とママと娘と私は
先生方から
持って後一週間、二週間はとうてい
持たないでしょうと
緊急帝王切開の説明を受けた

………………

今、娘は赤ちゃんは
無事に妊娠26週を迎えた
迎えたけれども
子宮頸管はもう1センチもない
縛った奥の糸はもうバラバラで
手前の糸も危うい状態で
綱渡りのような毎日を過ごしている

………………

娘の幸運と赤ちゃんの生命力に
感謝して

今日は夫と二人で娘の病院へ行きます