昨日、2月18日
  私は66歳になった。

この地に越してきたのが55歳の時
55歳〜65歳迄は
こう生きようと思いながら生きてきた。
もちろん家族もあるから私の思い通りにはいかない
いかないけれども、こうあってほしいと
ささやかな望みを持って生きてきた。
そうして今 望みは半分叶えられた。

後は65歳〜70歳迄が私の最後の人生になるだろうと思っている。
寿命がいくら残されているかわからないけれど
これからはおまけの人生だと思っている。
おまけの人生は何年でも構わない
むしろ、多くはいらない。

昨夜、NHKの大河ドラマで
主人公の両親が亡くなる場面があった。
二人ともなんとまぁお気楽な最期を迎えさせている。
お気楽なという言い方が悪ければ
親として理想的な最期を迎えさせていると言うべきかな。
しかも一人ならともかく二親までも。

主人公が新妻を迎えた頃に朝起きたら元気だった父親が亡くなっていた。
前夜に人生を振り返った立派な言葉を残して。
しばらくしたら、病気だった母が
主人公におんぶされた背中で亡くなった。
父母ともに亡くなる前に立派な言葉を残している。
そうして、何の苦しみもなくこれ以上ない幸せな最期を迎えさせている。
眠るが如く亡くなっている。
あの年代ではそうはいかない。
人の死はあんなにきれいなものではない。
いくらドラマとはいえ、もうちょっと現実を取り入れて欲しいなあ。
せめて父母の一人でも現実に近い死に方であったらと思った。

松坂慶子には悪いけど
あんなに超えたぷくぷくの人間が死ぬ設定で
演技してるから余計に笑えた。
もうすこし、死に方を変えてあげたら良かったのにね。
あんな重さの人間をおんぶして演技するのは主人公は大変だろうなとか
写っていない時には椅子に座ってたんだろうか?
後ろ姿の時は、替え玉をおんぶしてるんだろうな?
とか、いろいろ想像して見たから
余計に、超現実味がない死に方に笑ってしまった。
主人公は別な番組で
10キロ近く痩せてガリガリで死ぬ役を演じた時があった。
別に松坂慶子に役のために10キロやせたら?とは言わない。
言わないけれどせめて2.3キロ位は痩せたら?
と思った。
それでなくてもNHKにはなぜか知らないけどよく使ってもらってるんだから、
病気で死ぬ役のとき位は痩せたら?とつい思った私。

松坂慶子は嫌いな女優さんではないから
彼女のためにもせめて死ぬ時の設定は考えて欲しかったなあ。
私が脚本家ならもうちょっとマシにできるのにね。
私だけでなく昨夜は全国で
私みたいに思った人も少なからずいたのではないだろうか?

殊更さように
人の死の現実は……………。
綺麗事では済まない。
人は例外を除いて自分で自分の死を選べない。
死も病気も選べない。
もちろん寿命もわからない。

昨日、私は66歳になった。
66歳で亡くなっても70歳で亡くなっても
70歳過ぎて亡くなっても構わない。
いつ亡くなっても構わないけれど
私は私らしく死にたい。
私らしく死ねたらそれだけで幸せ

若い頃と違い、老年になると
誕生日のたびに自分の死ぬ時のことを強く感じさせられる。



もう、誕生日のプレゼントはいいからねと
60歳を過ぎた頃から家族に言ってる私だけど
今年も娘夫婦がプレゼントしてくれた。

{37DB4719-2365-4D27-8943-D9A264E165FB}

{2BFB5511-5683-4DD9-A059-41830D0B7D4F}

ローラーアシュレイの毛布

いつも私がソファーでエルと寝ているもんだから娘夫婦が
好きなローラアシュレイの毛布をプレゼントしてくれた。
{CFE35718-501E-430B-BEB0-213B8986BC7B}

早速 私と寝るエル

ありがとうね。

聞けばローラアシュレイは今年の秋で日本から撤退するとか。
キッチン関係のウィリアムズソノマといい
ローラアシュレイといい
唯一、私の大好きなブランドだったのに
本当に残念。

それを知った義息子が
「大変や。お母さんの好きなブランドやったのに。それやったら何年か分のを今買っとこか?」と娘に言ったとか。

ありがとうね。
でも私の寿命は本人でもわからないから
その気持ちだけで充分ですよ。

ローラアシュレイも無くなるし
これを機会に
もう誕生日のプレゼントはいいからね。と
くれぐれも娘に念を押した誕生日でした。


又一つ新たに歳を重ねました。

*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*