昨日は夫は明石へ行き四時に帰って来はりました。
自分の買い物をして、
お昼は明石焼きを食べたとか。
(夫と娘は昔から この明石焼きが大好きです。
 私は特別好きでもないので 夫は食べたくなったら一人で食べに行くのです。
ちなみに娘も食べたくなったら一人でも行きます。よく似た親子です。
この親子は都合がつけば二人でラーメンを食べに行ったり、カニを食べに行ったりします。
うなぎだけは娘は行ってくれないので夫は一人で行きますが。)
で、夫は久しぶりに明石焼きを食べて
それからジュンク堂に行き本を買って
図書館に寄って帰りました。

私は入れ替わりに
4時半にエルを乗せて動物病院へ自転車で行きます。
途中の道路側のレンゲ畑です。

{86F2DFFF-8C37-44A0-9F67-8A13E3F1EA30}

前回も前々回も綺麗だったレンゲ畑
今回は自転車を降りて写真を撮ります。
{B3DDEC36-EE35-44FB-8D5D-13FF295444B3}

この動物病院への道は新しい分譲地へと続きますが、それでもまだこんな自然が残っています。
先日は、桜の最後に夫は自転車に乗って
旧家近くの桜を見に行ってましたね。
古い立派なしだれ桜で見事だったそうです。

この辺はここ数年とみに開発のスピードが早く、
あちこちにマンションや商業施設が建ち、
何より保育所が本当に多く建っています。
明石は共働きの子育て支援がすごいらしく
引っ越して来る若い人が多いとも聞きます。
いつの間にか、こんなのが建ってと
びっくりすることが多いけど、
たまに、こんなレンゲ畑みたいな自然が残っていたらホッとします。
でも数年もしたらこんな自然も無くなってマンションなんかが建つんでしょうね。
寂しいですね。

そのまま新しい分譲地の新しい道を通って行くと
新しい動物病院へとたどり着きます。

で、動物病院ですが
前日が定休日だったので予想通り混んでいました。
受付をしていると
「あっ!コッカーちゃん」の声がします。
パッと振り返ると、
一見、大きなプードルちゃん?らしき犬がいます。
よく見るとその犬はエルと同じアメリカンコッカーでした。
{6A1E69A2-EC31-4012-AF04-A6C9B4F3C925}

カットが違いますがよく見ると確かに
アメコカちゃんです。
今まで何年間も動物病院へ行ったけど
アメコカにあったのは初めて。
しかもエルと同じ毛色のバフ(クリーム)です。
私より若い飼い主さんでしたが、
当然 話が弾みます。

エルの方に来てくれるコッカーちゃん。
エルは最初背を向けてたけど
そのうちに少しだけ挨拶してました。

{0D2A0DC3-2679-481F-8154-9834FBD20E0F}

聞けば13歳のオスのベルちゃんは
ちょっと聞くだけで可哀想な症状です。
片目も一歳の時に遺伝性の緑内障で失明しているとか。
飼い主さんが触っている右脇腹の腫瘍は
良性なんだけど最初豆粒ほどが
今では大人の握りこぶしほど大きくなっていて、
体のあちこちにも大きな黒い腫瘍ができていました。
特に耳の内がひどい状態です。
でも、賢くて病気だけど弱音を吐いたことが一度もないと飼い主さんは涙ぐんでいました。
「もう、いつどうなっても仕方ないと覚悟は
しているのですが。」とさらに声を落とします。

辛いなあ。
年取れば取るほど病気になっていくねえ。

ベルちゃんは別な動物病院から
先生の評判を聞いて飼い主さんが連れて来たそうです。
診察後
小さな腫瘍だけレーザーで治療しようとした先生でしたが、出来なくて
結局、五日後に全身麻酔で手術と決まりました。
脇腹の大きな腫瘍も取るそうです。
「13歳で全身麻酔となると心配で。」と
飼い主さんは肩を落とします。
「もし反対だったらどうされますか?」と
私に聞く飼い主さん。
可哀想に不安なのでしょう。

「私だったら
良性でもどんどん症状が進んでるし、
腫瘍を取れる状態ならば
手術をさせると思います。」と答えましたが。

難しいですねえ。
全身麻酔のリスクと、これからどんどん大きくなる腫瘍のリスクとどちらを取るか。
痛みがないのならいいけど、
薬で治療出来ない状態ならば
取ってあげる方がいいように思いますが
難しいですね。
どの飼い主さんも手術を決心してもやっぱり不安なのでしょう。
別れ際にベルちゃんの頭を撫でながら
心の中で声をかけました。

診察室に入って
同じコッカーのバフに初めて会ったのに
ベルちゃんについて
先生も私も何も言いませんでした。

で、エルですねえ。
一週間お薬を飲ませてイボの根元の炎症は
だいぶ小さくなったんだけど、
少し根元が深いので局部麻酔でレーザーで焼けるかどうか難しい。
かと言って全身麻酔で取るほどでもないし、
もう一週間様子を見ましょう
となりました。
消炎、痛み止めはなくなり抗生物質のお薬だけです。
もう一週間、頑張ろうね。
エル。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ベルちゃんと涙ぐんでた飼い主さんのことを
思いながら帰路についた昨日の私
動物病院の帰り、
あんなに心が重かった事は初めてです。

ベルちゃん。
手術、頑張ってね。
成功して今度また病院で会えたらいいね。

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*