夫がいなくなって1週間が過ぎた。
一人の毎日と二人の毎日が違うことを
改めて実感する。
相手のことを常に頭のどこかで考えながら
生活する二人の毎日と一人の毎日とは当然違う。
朝起きるのも、夜寝るのも私の自由
その日の体調に合わせて決められる。
1日の過ごし方も私の自由。
食事も、メニューも回数も私の自由。
家事も何もかも自分で決められる。
気持ちと体調によって一日を決められるから
心身ともにストレスがない。
そうは言っても今までとそんなに大幅には
生活は変わらないんだけど。
歩くのが好きでない私が朝夕 エルの散歩に行く。
ゆったりと時間も気にせず、自然を感じ
私のペースで歩く。
賢いエルは私に合わせてくれる。
普段はエルの手入れは朝の散歩後にしてるけど、時間を気にせずゆっくり出来る。
モーニングもエルと朝の用事が終わって時間を気にせずゆっくり取る。
一日2食にすると何もかも都合がいい。
新聞を見ながらの時もあるモーニング。
テレビは毎日見てる連ドラを朝ではなくお昼に見る。
テレビもニュースと本当に見たいのだけ見る。
買い物も、エルが窓から外を見れるようにガラス戸の下を開けてテレビをつけて出る。
今までの時間をかけての買い物ではなく
時間を短くして、一回か二回にするから
エルも安心して待ってくれてる。
エルはこの1週間、てんかんも起こしていない。
息子も一人の毎日も二人の毎日も変わらない。
私の作る料理をおとなしく食べる。
何一つ、邪魔にならない。
一日の時間はスローだけど、必要な事は出来るし、ストレスなく一日を過ごせる。
夫が行った次の日こそ違和感があったけど
すぐに二人の毎日から一人の毎日にすんなり変われた。
こうして見ると私はやっぱり
一人が好きな人間なんだと改めて実感する。
全てに気を使ってくれて邪魔にならない夫だけど
逆にそれが邪魔になる事もある。
でも、それらを補っても余りあるほど夫の存在は大きい。
精神的な支えになってくれてる夫。
今回、夫の不在で
いつ未亡人になってもやっていける自信と
心の支えとなる夫がいなくなる不安と
二つを実感した私。
夫の湯治は夫にとっても私にとっても
有意義な旅行となった。
帰って来るとまた二人の毎日が始まる。
二人の毎日を送れる幸せに改めて感謝しよう。
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