今日は昨日行かなかった病院に行った夫
朝寝はしたけど目覚ましかけて11時に起きて
きっちり11時半に行かはりました。
で、今日も点滴を受けた夫です。
「まあ、◯◯さん、この腕のいっぱいの傷 どうしはったんですか?」と点滴の針を刺しながら夫の腕を見て看護婦さんが問う。
「実は昨日、藤の木を切りましてん」と夫
「藤棚のツルがお隣に行ったら困るので脚立に乗って切るのでその時に手を怪我しましてん。」と夫が答える。
「まあ❗️可哀想に。藤は生が強いからすぐ伸びるし大変でしょう。」と看護婦さん。
「そうですねん。」と夫。
以下は夫と二人の看護婦さんの会話。
「普通の家で藤棚がある家は少ないから大変ですね。」
「よっぽど藤が好きだったんですね。」
「違いますよ。妻が植えたんです。」
オイオイ、違うやろう。私ではなく業者が植えたんやろう。(♯`∧´)
「庭も花壇に何も花がないから僕が100円ポットの花を買ってきて置いてますねん。」
「まあ❗️」
「奥様はガーデニングに興味ないんですか?」
「さあ、ないんでしょうなあ。前の家も15年間僕が水やりや手入れしてましてん。妻は花を植えただけで何の世話もしませんねん。」
オイオイ、嘘言うな。
朝、夕の水やりは私がやってたやないの。
お花も私が植えて世話してたやないの。
やってたのは雑草取りだけのくせして。
何で自分だけええカッコすんねん。」(♯`∧´)
「そんなんやったら奥様に傷の薬塗ってもらったらいいのに。」
「そんなん、塗ってくれますかいな。」
毎日、毎日、背中、肩、腰の湿布は誰が貼ってんねん。(♯`∧´)
なにぶん、点滴は30分かかる。
退屈なので夫も張り切って看護婦さん達と話しこむ。
「でも◯◯さんは元気ですよ。毎日ワンちゃんの散歩に行って。」
「よっぽどワンちゃんが好きなんですね。」
「違いますがな。僕は好きでもないんです。ワンコは妻が買ってきたんです。」
「前のゴールデンも妻が買ってきましてん。」
違うだろう❗️
「それで奥様はワンちゃんの散歩に行かないんですか?」
「行きますかいな。散歩はみな僕が行きますねん。犬も僕を主人と思ってませんねん。ただの散歩係や思ってますわ。」
「前の犬もそうでしてん。僕の言うことは聞かへんけど家内の言うことは聞きますねん。」
「まあ、そんなんでよく毎日ワンちゃんの散歩にいかはりますね。」
一度、夫がエルを連れて散歩してる姿を目撃してる看護婦さんはびっくりする。
「近所でもみんなに言われますねん。僕がよっぽど犬が好きだと思われてますねん。」
「◯◯さんは大変ですね。」
この個人医院は古い看護婦さん以外は半年か一年経ったら若い看護婦さんは顔ぶれが変わる。
なので同じ話題を毎回張り切って言う夫。
こんな話を行く度にするもんだから
いつも女医先生にも、看護婦さんにも
「◯◯さんの奥さんはどんな方なんですか?」と聞かれる夫。
「いつも病院の帰りに妻の好きなパンを買って帰りますねん。」
「買って帰らないと家に入れてくれませんねん。」
「まあ、大変ですねえ。暑いから気をつけて帰って下さいね。」と心優しい看護婦さん達の声を後にして病院を出る夫。
藤は夫の好きな花だけど前の家で植えられなかったので心優しい私が今の家に選んであげた。
大々的な藤の剪定は年に数回、息子が大きな脚立に乗って切るので
夫は、ツルでリースを作る私のためにちょっと切るだけですむのだ。
それでも、ありがたいといえばありがたい。
ありがたいけど、そうそう病院に行って私の話題を出さんといてね。
我が家の前庭のガーデニングを見たり
「エルがいないと生きていかれへん」とか言ってる夫を目の当たりにすると
看護婦さんや、女医先生の夫を見る目は180度変わるだろうなあ。笑
「僕が帰った後にカルテに虚言癖、妄想癖、被害妄想とか書かれてるんやろなあ。」と笑う夫。
「そうやねえ。今日も◯◯さんのお話の相手をしてあげたからよかったわと看護婦さん達も思ってはると思うわ。」と私。
まあ、私の事は何とでも言ってちょうだい。
退屈な点滴もあっという間に終わるしね。
今日も夫がお世話になりました。
次もよろしくお願いしますね。
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