幽体離脱って知ってますよね。
人間が死ぬ間際にその人の魂が抜け出て
上の方から死んでいく自分の体を見つめてる幽体離脱の話。
で、死なずに生き返った人だけがその夢を覚えてるって話。
これは本当の話です。
私は幽体離脱を経験した事があります。
私は自律神経失調症の持病があるのですが
普通の人より症状がひどくて
結構辛い時期がありました。
で、重い症状が出た時に
意識がもうろうとした時に
「もうしんどい、死んだ方がマシだ。」と
1度だけ思った事があるのです。
その時に夢を見たんです。
幽体離脱の夢を。
どんな夢かと言うと、
私が、大人の私が自転車に乗って
何故か3歳位の女の子を後ろに乗せているんです。
その女の子は3歳の時の私で
それは夢の中でハッキリ自覚できてるんです。
で、私が私を乗せて自転車を走らせてる先は
昔住んでた田舎の家なんです。
その家の前で、その頃はまだ生きてた父と母が二人並んで私達を待ってるんです。
で、母が両手に何か握ってて
それを見せながら「どっちを選ぶ?」って
私に聞くんです。
見たら右手にはお数珠、左手には何か持っているんです。
その時の意識で、
「お数珠を選んだらそれは死を選ぶ事なんだな」と思った私は左手の物を選んだのです。
そうして、選んだ後 回りを見ると父も母も
後ろに乗ってるはずの3歳の私も消えているんです。
私だけがいるんです。
そこで夢は終わりました。
で、夢から覚めた時に私は
「しんどい。死んだ方がマシだ。」と
死を意識したから、脳がそんな夢を見せたんだなあと思ったんです。
海で溺れて死にかけた3歳位の私と
死んだ方がマシだと思った大人の私が両方いて
もし、あの時、
母の右手のお数珠を選んでたらその後は、
その後の夢はどんな展開になったんだろうと
今でも時々思います。
多分、その後の夢は
よく言われるように、綺麗なお花畑の向こうで亡くなった人が呼んでいる夢だったんだろうなと思います。
亡くなった大好きなひいおばあさん達、ひょっとしたらモモがいてたかもしれないなあ。と思います。
たまたま、私は重い病気ではなく、軽い自律神経失調症だったから亡くなった人間ではなく生きてる両親だったのでしょうね。
本当に死を覚悟した人間だったら
やっぱり亡くなった人が夢に出て来るんでしょうね。
で、生き返った人だけがその夢を覚えてるんでしょうね。
死ぬ事は、死ぬ間際は辛くないのだな。
もうダメだと思った瞬間に脳が苦痛を和らげるために、一瞬、いい夢を見せてくれるんだなあと確信しました。
よく言われる幽体離脱の話は
本当だなあと思います。
私はこの不思議な夢をみて以来、
死ぬ事は怖くなくなりました。
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