5日の朝日新聞から。
霊の存在を信じる? ハイ‥‥49%
イイエ‥‥55%
死後の世界を信じる? ハイ‥‥33%
イイエ‥‥59%
私は霊の存在を信じる。
でも、死後の世界は信じない。
霊の存在は信じてたけどハッキリ体感したのは愛犬モモが死んだ時。
死んだ日からモモは霊となって家にいた。
この時は私だけでなく夫も感じた。
おおよそ、非科学的な事は一切信じない夫が
モモの霊を感じたのだ。
モモは自分が死んだ事が受け入れられなくて
死んだ日は、
霊となったモモは苦しがって暴れてた。
私も一緒に泣くだけだった。
でも一日経つとモモの霊は落ち着いて
私に言った。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」と。
モモはそれから霊となって私の苦しみが癒えるまで我が家にとどまってくれた。
何時に寝ても毎晩決まって3時半に目覚めた私。
目覚めてから決まってそばにいてるモモを感じた。
モモは、モモの霊は私のそばへ寄り添って
毎晩 私を目覚めさせ慰めてくれた。
夫も家の中にいてるモモを感じた。
「さっき、モモがいてた。」と夫。
「どこ?どこへおったん?」と私。
「子供の部屋にいてた。こっち見て笑ってた。」と夫。
「本当にモモやったん?」と私。
「本当にモモやった。死ぬ前の元気のないモモやなしに元気な時のモモやった。」 と夫。
私はハッキリ モモの姿を見てない。
モモの霊は黒っぽい大きな塊で家の中をふわふわしているだけなのだ。
そのふわふわしてるモモの声を聞く事は出来ても姿を見る事は出来なかった私。
ハッキリ、モモの姿を見れる夫が羨ましかった。
長い間、モモの霊は我が家にいてくれた。
でも ある晩、隣で寝てる夫が
「今、モモの夢を見た。」と言って起きた。
「どんな夢やったん」と私。
「宇宙の大きな渦があってその渦に入っていく順番を待っているみたいにモモが座ってた。」
「一瞬こっちを見たモモがそのまま渦の中に消えて行った。」と夫
「モモはどんな顔してたん?」と私。
「いつもの笑ってるモモの顔ではなく
真剣な顔してた。」と夫。
「物質は流転してて変遷してる。
宇宙(物質)の総量は決まっているから、
モモは宇宙の構成員に戻って行ったんだ。」と教えてくれた夫。
その言葉を聞いた途端 私は涙が溢れ出た。
モモはとうとう宇宙に帰って行ったんだ。
いろんな人間達、いろんな動物達と共に宇宙に帰って行ったモモ。
夫がその夢を見て以来 毎晩、3時半に目覚める事は無くなった。
今でもたまに夜中に目覚めた時は、
ドキドキして時計を見る。
3時半なら、モモが来てくれたんだと思い
生前、私のベッド横に寝てたモモの背中あたりをよしよしする。
寝る前にいつもモモの背中を撫でてよしよししてた私。
私によしよししてもらったら安心して寝たモモ。
9年経った今でも
たまに、夜中3時半に会いに来てくれるモモ。
霊は、存在する。
確かに存在する。
犬ですらこれだけ強烈に霊を感じるのだから、
人間なら尚更だろう。
一瞬にして大切な愛する家族を失った人たちのそばに、今日も霊となって寄り添ってくれてるだろう。
今日は3月11日。
あの地震の津波でどれだけの霊が残された人達の気持ちに、心に寄り添っている事だろう。
今も尚、寄り添っている。
これからも優しく見守ってくれる事だろう。
あの日、モモが死んだ日
モモが私に語りかけた言葉
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」の言葉と共に
霊は残された人達のそばへ寄り添う。
私が少しずつ、少しずつ、 元気を取り戻したように、少しずつでも、ほんの少しずつでも
津波で大切なご家族を亡くされた方達に
元気を取り戻していただきたい。
今日は3月11日
。
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