私が、設計の仕事を始めた頃、あこがれた建築家に

出江 寛さんがいます。


なんとなく、ネットで彼の名前を検索していて、
この文章に出会いました。


この文章は、建築家の出江 寛氏の設計の哲学です。




現代建築は機能性や経済性が主な理念であるため、
精神性や情緒性といった心の部分がどこかに追いやられてしまった。


そのような建築によって都市は綺麗にはなるが、
描きたくなるような情緒的な風景は望めない。
これは現代建築の最大の失敗であり、
"綺麗”"美しい”を混同してまったことによると思われる。




建築は、古くなったものを新しいものに建て替えることで"綺麗”にはなる。
それは単に建替えによってサニタリー(衛生的)になったにすぎない。


綺麗でなく美しい建築であるためには、
それが月日の経過とともに「古びる」=「古美る」ものである必要がある。


「古美る」というのは、わが国の禅の精神を背景とした「侘びる」「さびる」といった美学に通じる。






建築だけではなく、今の日本そのものに言えるような気がします。


私は、改めて、自分の心の持ち方を考えたいと思った。


欲張りで、いじけ虫で、みえっぱりで、しじゅう人をうらやんでいる私。


私に何が出来るのだろうか。


ただ、心のままに、心地よい景色を探し出すところからはじめなければならないと思った。









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