前回の更新から7か月ぶり

すっかりご無沙汰してしまいました

 

昨年10月に誤嚥性肺炎で入院して以降

義母ステラは大きく体調を崩すことなく特養で過ごしておりました

持ち込んだCDプレーヤーで音楽を聴いたり新聞を読んだり

時にはお花クラブで花をいじったり

相談員さん曰く、静かに、でもお話しもしてくれて

穏やかに過ごしているということでした

私達の面会時にはあまり話さないのは

話せないのか話したくないのか・・

まぁその辺りは突っ込まないでおくとしてあせる

 

このGWは私達夫婦は待機の連休になりました

ステラが何かのきっかけで嘔吐し

その後から痰が増加、血中酸素濃度が70%くらいまで下がったと

施設から報告があったのが先週初め

 

前回退院した後、相談員さん、医師を交えて夫が話し合い

今後は病院は希望せず看取りへとお願いする契約をしました

 

そのこともあり

「おそらく誤嚥があって今後肺炎を起こすかも・・病院を希望しますか?」

と、確認がありました

病院で治療をお願いすればまた症状が良くなることも考えられ

看取りと言っていたにも関わらず私達夫婦はすごく迷いました

でも入院することのステラの負担やその後のことを考えると

慣れた場所で静かに過ごすことが一番良いのではないか

前回、退院時に「もう病院はいいね」と言い合ったことを思い出し

病院へは行かない、施設で出来ることをお願いするという結論になりました

 

ステラ自身も「入院は嫌だ」と前回言っていましたし

 

夜間にも関わらず医師が往診してくれ

酸素5リットル、点滴、抗生剤の指示が出て様子を見ることに

 

翌日、熱が上がり、痰の量も増加

施設の看護師さんが吸引を頻回にしてくれていましたが

看護師さんが不在になる夜間は吸引は出来ないということで

痰が詰まることも・・・と覚悟しました

 

この日は夫が付き添っていて

入所日以降、初めて入った個室はきれいで、窓からは広がる緑が見える

部屋を出ると人の気配が適度にあって暗い雰囲気は全くない

熱があって苦しいだろうけど、慣れた施設の部屋にいるという選択をして

本当によかったと思ったそうです

 

翌日も同じような状態でしたが

その翌日から熱が下がり出し、痰の量が少しずつ減り始め

ステラ、危機を脱する!?

 

じーさんもグレートでしたがステラもすごい

 

「また点滴するの?」と嫌そうに言うんだそうな

鼻に付けた酸素のチューブも邪魔で時々自分で外すことも

 

笑える夫との会話も

夫「今円安だし海外なんて行けないんだよ

   イギリス行ったの覚えてる?」

ス「ふ~ん、行ったわね、イギリスにまた行きたいわ」

夫は現在形かよーーーと

 

じーさんは「みんなは大丈夫か?ばーさんは大丈夫か?」と

周囲を気にかけていたのにステラは一切そのような発言はなし

夫「じーさんのこととか思い出したりしないの?」

ス「・・・・・」あっち向く

夫「山田太一(脚本家)も死んじゃったね」

ス「寂しくなるわね」

聞こえてるじゃん!

 

てな具合である意味ステラらしさが戻ってる!?

 

酸素濃度も戻り、苦しい様子もなく顔色もよい

今後は様子を見ながら少しずつ元の生活へと戻れるよう

口から食べることも考えて・・と施設から説明がありました

 

食事の量が減っていたこともあり、身体がまた一回り小さくなったステラ

じーさんは食べられなくなって約1か月で旅立ちました

今回は持ち直しましたがいつに何があってもおかしくない感じがします

 

施設で出来る最大限の対応をしてくれた特養には感謝しかありません

残された日々、ここで穏やかに過ごしてもらえればと思うばかりです