日本人はカロリーオーバーなのに栄養失調
日本人をはじめ先進国の人たちは、
カロリーオーバーなのに重大な栄養失調になっています。
一見矛盾していますが、これは本当です。
ひと言でいえば問題はカロリーの元になる食べものの栄養分です。
カロリーはあるのに、栄養はカスカス。
こんなものばかり食べているから、摂取カロリーは多くても本当に体を作るうえで必要な栄養素はまったく足りていません。
こうして、カロリーオーバーなのに重大な栄養失調ということになるのです。
そんな何の役にも立たない食べものの代表は、いわゆるジャンクフードです。
食品添加物がたっぷり入れられたスナックやお菓子やファストフード、出来合いのお弁当やお惣菜……すべて「カロリーオーバーなのに栄養失調」の元凶です。
「ハンバーガーやお弁当なら、肉や魚、野菜だから栄養も含まれているでしょう?」と思ったとしたら、大間違いです。
あんなものに栄養を求めること自体、じつはバカげているといわねばなりません。
カロリーはあるのに栄養はカスカスの食品の二つめは、精製された炭水化物系食品です。
白い砂糖、白いごはん、食パンやパスタ、ラーメンなどの白い小麦製品……これらは、ただの「糖質のカタマリ」であり、じつは非常に栄養価の低い食べものです。
また玄米や全粒小麦であっても、摂り過ぎればすぐにカロリーや糖質過多となり栄養不足になります。
穀類やイモ類ばかり食べ体調不良になっている人が、あなたの周りにいないでしょうか。
また、近年は野菜の栄養価がみるみる低下している点も見過ごせません。
大気汚染に土壌汚染、殺虫剤や除草剤などの農薬に、化学肥料――かつては存在しなかった有害物質が畑で育つ間ずっと入ってくるため、野菜はみずからを守るための解毒作用を働かせます。
そこで使われるのが、野菜に含まれるビタミンやミネラルです。
つまり作物が育ち、収穫されて私たちの口に入るころには、本来あるべき栄養素がずいぶんと減ってしまっている、というわけです。
さらに問題はこうして栄養失調になると、私たちはもっと食べたくなるということです。
栄養が足りていないのですから当然でしょう。
なかでも炭水化物や甘いものに含まれる糖質は、満腹感をもたらしやすい物質です。
腹が減ったといっておやつを食べ、食事のときにはラーメンや白米をかきこめば、一気にカロリー過多となります。
「糖質=甘いもの」で脳を無理やり納得させているようなものです。
こうして「カロリーオーバーなのに重大な栄養失調」という状態は、どんどん増幅していくのです。
これらは病気の一大要因になっています。
砂糖や牛乳や添加物や農薬や遺伝子組み換えだけ避けてもダメなんですね。