友人の子供にマッチをすらせた。
この時、5歳。
家はIHだし…
お仏壇も無いし…
タバコも吸わないし…
もしかしたら…
火を見たことが無いかも知れない！
キャンプ場に行き
バケツに水を汲み
マッチをすって
新聞紙に火をつけ…
火を見せた後に
バケツの水をかけて消化するまでを
最初にやって見せた。
減ってしまったバケツの水を補充させ
小枝拾いを一緒にやる。
いよいよ、火を付ける準備に入る。
焚火台の1番底に
新聞紙と落ち葉を敷き
小枝を重ね
薪木を重ねて…
僕が手を添えて
何度も、何度も
マッチをする練習をした。
火を付ける前に、もう一度確認するのは
バケツに水があるか？
バケツは、手の届く範囲にあるか？
…
いざ、着火！
見守りながら…
1人でやらせる。
新聞紙、落ち葉、薪木まで
火がうつり
ちゃんと燃えるまで
目を背けたり
他に気をうつしたりしない様に
ちゃんと最後まで
一緒に付き合ってやらせる！
後は、芋をアルミホイルで巻かせて
火の中にそっと入れさせた！
終わったら…
バケツの水をかけて
鎮火の確認方法を教える。
0から100まで
全てを教え、伝え
火の怖さと
火の便利さと
火の使い方と
後処理までを、セットでやらせ
体感させ
焼きあがった
芋を美味しく頂く。
次に会った時
その子は7歳になっていた。
キャンプ場で集合した。
僕はアウトドア用のカセットコンロで
揚げ物を教えた。
最初に用意するのは
バケツと水
そして…バスタオル。
油を熱し、僕は油に火を入れた！
燃え上がる油に
手を濡らして水をかけると
油の火の勢いが増す事を見せた！
油に火がうつった時は
水をかけるとダメなんだ！ということを
彼に見せた。
じゃあ、どうやれば消えるのか？
バケツにバスタオルを入れ
濡れたタオルで覆い隠す！
それを、真横で見守りながら
彼にやらせた！
こうやって…
油の使い方、揚げ物の仕方を教えるには
何かあった時の対処の仕方を教えるのが
先である！
彼と一緒に
唐揚げや、トンカツを作り
彼の両親であり
僕の友人に人生初の自分で作った揚げ物を
振る舞うことを経験させた。
危ないからダメ！！
じゃあ、いつになったら
危なくなくなるの？？と思う。
道の歩き方
自転車の乗り方…
先ずは、僕ら
周りの大人が
車を降りて…一緒にあるかなきゃ！！
失敗を見せてやり
対処の仕方を教え
正しい使い方を教え
成功を体験させ
後片付けまで一緒にやらせる！
これをサボると…
いつまでも、子供が子供になっちゃう！
新人教育をしていて感じることがある！
自分の子供を
こうは育てちゃいけないよな！と
子供が子供に育っちゃ…まずいよな！と。
子供は、何でも出来る能力がある。
ただ…
私達、大人が
教える事をサボってるだけだと。
子育てや教育までも
便利に、簡単に、安価で済ませちゃまずいよな！と
手をかけ
時間をかけ
目をかけて
寄り添い
一緒に
体感させ
経験させ
失敗を見せ
成功を教え
喜びと
達成感を
同時に味わい合うことを
子育てというのでは無いだろうか？
勉強ももちろん大切だと思う。
でも
掃除が出来
御飯が炊けて
味噌汁を作れる方が
生きてはいける！