パ・ド・カトルには表題のようなサブタイトルがあります。
カトルとは「4」を示します。
そのため4人で踊ることを意味します。
4人は全員プリマです。
プライドも高ければ、自分が一番上手だと思っている。
誰かより下の役を踊るなんて許せないわっ!
そんな4人です。
この踊りの水面下では火花が飛び散りまくってます。
背景としては、
振り付け師は4人の振りをつけるのはとても大変だったそうです。
プライド高いから、この人より後は嫌。
なんで私が最後じゃないの?とかとか。
そこで振り付け師は考えました。
「それなら年齢順に出てもらおう!」
それではもう4人は何もいえません。
そしてやっと踊りが完成したそうな。。
う~ん。なんという自信!
というかプライド高すぎ?!
しかし曲はそんな自信とは正反対で
聞いてて眠くなってしまうくらい優雅な曲です。
体に曲を染み込ませ、
体の中から優雅さを演出をしなくてはいけません。
「私が一番上手でしょ?フフフン♪」
と思わせるような優雅さもアピールしなくてはいけません。
だけど内心はピリピリ。なんたって美の競演ですから。笑
このギャップ。
女って本当怖いな~と思わせる作品です。
所々にライバル心が踊りで表れています。
まあそこは振り付け師によるでしょうけど・・・・。
パ・ド・カトル。
非常に難しい踊りの一つです。