アメリカ最大の祝日「独立記念日(インディペンデンス・デイ)」。別名「The Fourth of July(7月4日記念日)」とも呼ばれ、アメリカ全土で盛大なパレードや花火、催し物が行われる1年で最大のお祭りだ。
「独立」という言葉からイギリスの植民地支配からの独立達成をイメージする人が多いかもしれない。しかし実際は、1776年7月4日に植民地の代表からなるアメリカ大陸会議(Continental Congress)が独立宣言(The Declaration of Independence)を採択(adopt)した記念日だ。
7月4日がアメリカ全土で祝われるようになったのは1812年戦争(the War of 1812 :米英戦争)以降のことで、1870年代には全米最大の非宗教的(secular)祝日として定着した。
また、首都ワシントンD.C.でも、60以上のマーチングバンドや、軍関係者が参加する「ナショナル・インディペンデンス・デイ・パレード」が開催され、ニューヨークの花火大会と並んで有名だ。
・The National Independence Day Parade
毎年ワシントンD.C.で行われ、30万人以上の観客を動員する独立記念日のパレードの様子がわかる。
・Independence Day on the Net
アメリカ独立の歴史や星条旗にまつわる話が紹介されている。
独立宣言が作られる過程や、関わった人物などを紹介。独立宣言を原文で読むことができる。
- みずみずしくてとってもジューシー、食物繊維やカリウムも豊富で体にも優しい梨。梨自体は秋のフルーツですが、梨の花は初夏、春の季語としても使われます。シャリシャリとした食感、まんまるでリンゴに似た形状をしているものが和ナシで、国内でも沖縄以外の全国で生産が行われており、一方ひょうたんのような形のものが洋ナシと呼ばれ、日本では気候・風土の問題で生産が難しいようですよ。
勉強のお悩み別解決法[効率アップのコツ]
すぐに気が散る、3日坊主で終わる、覚えられない……。9つの悩みについて、4人の達人が科学的かつ実践的に解決する。
悩み「すぐに気が散る」
勉強に関係のないものは机の上に置かない。そう語るのはビジネス心理学の第一人者で立正大学特任講師の内藤誼人氏だ。
「携帯電話やパソコンの電源も落としましょう。違う科目のテキストも置いてはいけません」
こうした対策を「環境コントロール法」という。自分の周りを整理し、思考や行動を制御する方法だ。勉強するときは、邪魔するすべての誘惑をあらかじめ遮断しておこう。
やる気を高めるために、「絶対合格!」などと書いた紙を机に貼った経験がある人も多いだろう。これは邪魔にならないのか。諏訪東京理科大学の教授で脳科学者の篠原菊紀氏は「スローガンの刷り込み効果で、効率アップも期待できる」と言う。
「常に目に入る場所では集中を殺いでしまいますが、視野角から外れた場所に貼ればたまに目に入り、サブリミナル効果が表れます」
ある科学誌の報告では、握力を測る際、直前にモニターに映った「頑張れ」という言葉を見た人のほうが、数値が約1.5倍高かったという。
気が散る原因を取り除き、勉強に集中しようとしても、妻や子供が足枷になるという人もいるだろう。内藤氏は、人に邪魔をされない部屋を確保することが重要だという。
「自宅に個室がないなら、図書館を利用してもいいと思います。カール・マルクスは大英博物館に通いつめて『資本論』を書いたといわれています。僕も大学院生時代、しんとした図書館の地下5階で、論文を読みふけっていました」(内藤氏)
篠原氏も図書館での勉強をすすめる。そこで学習することで、「ミラーニューロン効果」が働くという。
「図書館には、志を持って勉強に励む人が多い。それを見ると、まるで自分も集中して学んでいるような脳の活動になり、やる気を持続させることができるのです」
悩み「まとまった時間がとれない」
社会人がある程度まとまった時間勉強しようとすれば、出勤前の早朝か、仕事後か、休日しかないだろう。
勉強が本業の受験生のようには、たっぷり時間をとれない。だが、篠原氏は「3時間連続で学習するより、60分ずつ3回に分けたほうが効率よく、記憶の定着もいい」と言う。
元金融マンで弁護士の荘司雅彦氏も同意見だ。
「同じ勉強を長時間続けていると、最初に覚えたことが次の記憶の定着を妨げ、さらにその後で覚えた内容がまた……と効率が悪くなります」
ひとまとまりの時間は、50分間がちょうどいい、と話すのは内藤氏。
「人間の集中力は約50分で切れます。同じ姿勢で机に向かっていると、血液中に疲労物質の乳酸がたまることも原因の1つ。疲れるとやる気も失われてしまいます」
ならば、1回の勉強時間を50分以内に収めれば効率はいいのだろうか。内藤氏によれば、集中度を縦軸、時間経過を横軸とすると、勉強のパフォーマンスのグラフは「逆U字型」になる。つまり、長すぎるのと同様に、短すぎてもパフォーマンスは上がらないのだ。
とはいえ、通勤などの“細切れ”時間しかとれないビジネスマンも多いだろう。荘司氏は自身の体験をもとに、テクニックを教えてくれた。
「私は5分、10分、30分用など、ニッチな時間用の勉強ツールを用意していました。資格の取得でも英語の勉強でも、必ず覚えるべき用語や重要単語があるはずです。それらを通勤時や、昼食後といった隙間の時間に覚える。単元ごとに1ページ読み切りに編集した教材も市販されていますし、教材を切って張ってオリジナルのツールをつくってもいい。確保できる時間にあわせて、それを持ち運べばいいんです」
悩み「なかなか覚えられない」
「5分間反芻」。これは、最難関資格をクリアした荘司氏の独自の記憶法だ。小1時間の勉強後、休憩をはさむ前にその時間内に何を学んだかを目を閉じて頭の中で5分間、思い出す。また1時間勉強したら、再び5分間反芻する。その繰り返しが効果的だという。
「『何を覚えたんだっけ?』と自分に問いかけると、案外忘れています。すぐさまテキストを確認して、インプットし直します」(荘司氏)
篠原氏もやはり、復習の重要性を指摘する。7分間+7分間の計14分間学習した人と、7分間学習したあとに小テストを行った人とで成績を比べた実験では、2日後以降、後者のほうの点数が高くなったという。
「小テストで記憶を呼び出しているのです。ワーキングメモリ(作業記憶・短期記憶)を働かせると、覚えやすくなります」
大事なのは、勉強直後だけではない。ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した「忘却曲線」理論によると、人は覚えたことを1時間後には56%忘れ、1日後には75%を忘れるという。つまり、忘れるのは当たり前だから復習は定期的に、ということ。では、どの程度行えばいいのか。
「記憶を定着させるには、本番の試験までの日数を6で割ったタイミングで復習するといいという実験があります。つまり残り日数が60日なら、60÷6で、10日後。まだ心配なら、残り50日÷6で、8日後あたりにもう1回……と地道に繰り返すのが最善の策です」(篠原氏)
勉強量と記憶定着量は正比例すると思いがちだが、実はそうではない。コツコツ継続していると、あるとき、爆発的にわかるようになる瞬間がやってくると篠原氏はいう。
「学習とは、脳神経のつながりを密にしていく作業。勉強し始めはまだスカスカの状態でつながりが悪く、学習効率も低い。ところが次第につながりが密になり、理解度が飛躍的に上がっていきます」
1960年、長野県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、現在、諏訪東京理科大学共通教育センター教授、東京理科大総合研究機構併任教授。専門は応用健康科学、脳神経科学。著書に『勉強にハマる脳の作り方』など。
弁護士 荘司雅彦
1958年、三重県生まれ。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行、野村証券投資信託を経て、司法試験合格。91年、弁護士登録。著書に『最短で結果が出る最強の勉強法』、娘の中学受験をテーマにした『中学受験BIBLE』など。
立正大学心理学部特任講師 内藤誼人
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、立正大学心理学部特任講師、有限会社アンギルド代表。実践的なビジネス心理学の第一人者として活躍。『すごい! 勉強法』『不安があなたを強くする』など著書は200冊超。