毎月「匠」を育成するミッドナイトコンクールを集大成する日が、
今年もやってきました。
私は、この全日本理美容選手権大会の生みの親でもありますが、
毎月のミッドナイトコンクールも必ず見ています。
毎年、規模でも技術面でも広がりを見せている大会ですが、
各地の大会は台湾や韓国でも行われるようになっており、
私も重要な「文化使節」として現地に赴いております。
私達SPC組織は、非営利活動を中心としています。
全日本理美容選手権大会には各地の行政の支援もあり、
後援名義や各都道府県知事賞、各市長賞をいただいております。
これは、私達が持つ哲学の効用でもあるのです。
生命への畏敬と尊厳を根付かせ、主体性と客観性を持ち、
働いている皆さんへの感謝を表しています。
それは、11月に行われる全国大会に於ける、内閣総理大臣賞、
外務大臣賞、厚生労働大臣賞および、各後援名義にも
繋がっているものです。
参加者の皆さんの「匠」への努力に対する私達の支援です。
私も、かつては弁論と技術をもってコンテスタントの道のりを歩み、
人生の基盤を築いてきました。
その確証と検証を、皆さんにも伝えていきたいのです。
私達の職業はサービス業と言われています。
サービス業が、一人対多数の関係をもってよしとされてきたのは、
時代の成せる業だったのであると気づかなければ、
時の流れに取り残されてしまうでしょう。
今日は哲学を根拠として日常にあたっていかなければ、
繁栄が時間の経過とともに去って行ってしまいます。
お客様とはあくまでも一対一で、「ヒューマニティー(生命の尊厳)」
という意識を基盤として、「ホスピタリティー(精神的貢献・もてなし)」と
いう癒し感覚で接し、そこに「サービス」が伴う「スリー」という構造の
哲学を時代が要請しています。
今日の時代がもっているスピードは、単なる学習者という受け身の
スタンスでは遅れていくばかりです。
今はまさに、自然界から法則性や公式を抽出した新鮮な果実とも
いえる考えや発見をもってパワーアップ(生命の躍動)を成し、
活性化する時代なのです。
深い「匠」の道のりの中に、「学究者」という輝かしい能動的な
「己づくり」が待っているのです。
今日までの汗と涙に、惜しまない努力に、たくさんの思い出を築き、
今を燃やし、明日に繋げてください。