教師志望の学生数名と話をしている時、こんな質問をされたことがあります。
「先生をされていて一番うれしかった出来事はなんですか?」
会話のきっかけとしてはよくある質問だが、本気で教師を目指すには少し「教育」というものを勘違いしているタイプの質問です。
間、髪を容れずに別の学生が
「やっぱり、難関進学塾の先生だから、生徒が合格した時ですか?」
大正解!
やはり、勘違いしている。
さらにかぶせるように
「先生のおかげで合格できましたと言われた時じゃないですか?」
「数年後に先生に会いに来ましたと言ってくれたときもうれしいですよね?」
どれもうれしいことには違いないが、「先生」としての一番の喜びではない。
特に、合格した時はもちろんうれしいが、ほっとするという気持ちも強い。
教師としての喜び、それは生徒が「わかった瞬間の表情の変化」を見れたとき。
その瞬間こそが「生徒が成長した瞬間」なのである。